コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
124×380です
名前だけ125出ます。名前だけ。
付き合ってる設定なのでご注意下さい。
お互いめちゃくちゃ丸くなってます。
元の原型どこ?ってぐらい丸くなってます。
🦑🎮途中で終わった世界線で同棲してます。
🦑🎮で行われた🎮をしてる話。
124視点→380視点
「あ゛ー、ただいま…」
仕事がいつもより早く終わり、ていうかスタッフ達に無理矢理帰らされいつもより早い時間に家に着く。
夕方だけど、あいつ帰ってんのか?と疑問に思うもリビングの電気がついてるから居るな。
ガチャ
「ただい……は?なにしてんだ」
「あぁ、おかえり。はやいじゃん。」
「まぁ……は??」
ドアを開け真っ先に目に入ったのはソファーの前のローテーブルでコンギをするセミ。
いや意味わからんが???なんであのゲームでやったやつやってんだ。
「…ww」
「笑ってないで答えろよ」
「あそこでやってたじゃん、コレ。私これやった事なくて。そしたらたまたま帰りに見つけて買ってみただけ。」
やったこと無かったのかよ。
こいつのたまにある突拍子もない行動力には驚かされるし呆れる。
「ずっとやってんのか?」
「んー、帰ってからずっとやってる」
ハマりすぎだろ。
「で?成功した?w」
無言でやり始めるからとりあえず見る。手の甲に乗せる所まではできてるが、その後の投げてキャッチするのができていなかった。
「おまwそんなできますみたいな感じ出して成功しねぇの?w」
「うるさいな。難しいんだって。」
「子供の遊びにムキになんなよw」
「じゃああんたやってよ。」
「俺はいい、興味無いし」
「できないんだ??ミンスは出来たのに?あーこんな難しいのあの状況で出来てミンスかっこよかったなぁ〜?」
は????ここで他の男の名前出すとかありえねぇ。
「チッ、貸せ」
「www、どーぞ」
コンギなんてガキの頃以来やった事ないから成功するかは分からない。けど言われたことが腹立つからやってみる。
「っwwあんたもできないんじゃんw」
憎たらしい笑顔で煽ってくるのクッソ腹立つ。何回かやってみるが最後のとこがどうしても出来なくてイライラする。そしてあの野郎が出来て俺に出来ないって事実にもイライラする。
「はぁっwもういいよ、ご飯食べよ。」
「……」
「子供の遊びなんでしょ?w」
「…うるせ」
「……さっき言ったこと気にしてんの?あんなの冗談じゃん。コンギの出来る出来ないで別に嫌いになったりしないけど」
「ちげぇよ」
それもあるけど、それより俺のプライドが許さねぇ。んな事言っても笑われそうだから言わねぇけど。
「はぁー。分かった、じゃあ寝るまでに出来るようにしてよ。んで寝る前にやってそれで成功したら一緒に寝てあげる。」
「あ?んなの いつも一緒に…」
寝てるだろ、と言いかけて考える。セミの顔を見てみるとほんのり赤く染まっていた。
「……まじ?」
「あーご飯用意するわー」
わざとらしくキッチンへ行くセミ。
おいマジかよ。あいつから言うことってそんなないからすげぇ貴重なんだが。明日槍でも降るか???
なにがなんでも成功させなくてはいけない理由が追加されてしまった。
お風呂上がり、髪を乾かしてリビングに戻ると、ナムギュがソファーの前に座りコンギをしている。
ガチでやってんじゃん。
「お風呂どーぞ」
「…ん、行くわ」
お風呂に見送りコンギを見る。
………なんであんなことを言ったのか。
別に冗談で言ったつもりは無い。成功したとして、訂正するつもりも無いし、それなりの覚悟ではある。失敗した時は盛大に煽ってそのまま寝るつもり。
だとしても、なぜ自分からあんなことを言ったのか。
…理由はわかるし、仕方ないと思う。だってあの時のナムギュ、なんか、子供に見えたから。
ミンスが出来ててナムギュが出来ないって事実にプライドが許さなくて意地になってるのも、私が言ったことに嫉妬して意地になってるのも、子供に見えたし、かわいいと思った。
はぁーー。あそこに居た時は、こんな感情になるとは思ってなかったし、そもそもあいつとこんな関係になるとも思ってなかった…。
人生なにがあるか分からないな。
ナムギュが上がるまで暇だし、目の前にコンギあるし、遊んでみる。
やっぱ何回やってもできない。ミンスだけじゃなくて、あそこでコンギ成功させてた人達ってすごかったんだなぁ…。
「またやってんのか」
「あ、おかえり。まじ私できないこれ。」
横にずれて戻ってきたナムギュに正面を譲る。私はコンギを今日成功させるのは諦めた。
「やるぞ」
「がんばれー」
カラン、
コンギのする音だけが部屋に響く。
別にあの時と違って命がかかってる訳でもないのにドキドキする。
最後のとこまで来て深呼吸するナムギュ。
息をするのも忘れて見守ってしまう。
「っ!っっしゃぁ!!!」
「……!!!」
宙に浮いたコンギは、バラけること無くキャッチでき、ナムギュの手の中に5つある。
成功、したんだ。
「セミ!!!」
「ふっwwすごいじゃん、おめでとう」
そんな子供みたいに見なくても。思うんだけど、こいつ猫っぽいくせに犬っぽいとこもあるよね。
「…約束、忘れてねぇよな?」
「…ん。」
途端にまるで狙った獲物を逃さないかのように目の色を変える。…こういうとこも、狼みたいだよね。
ナムギュの方へ手を伸ばすと、コンギを片付ける事もなく横抱きにして寝室へ連れて行かれる。
明日、休みで良かったと思うと同時に、片付けできるかなぁと不安になった。