コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「他にない? ちゃんと数そろってる?」
「平気……のはずだよ。あっ、肩に糸くずついてる」
杏葉(あずは)は、 宗次郎(そうじろう)の肩に手を伸ばし、白い糸くずを取ってポケットにしまう。
「サンキュ。あ~、なんか忘れてるような気がするんだよなぁ」
今日と明日は青葉祭。
つまり、高校生活初めての文化祭だ。
今日まで中心となって準備をしてきたからか、祭りの 高揚感(こうようかん)がそうさせてくるのか、落ち着けずにいる宗次郎。
「みっともないですよ、藤堂(とうどう)宗次郎。もっと堂々としていたらどうですか?」
「そんなふうに言われ……お~」
宗次郎は 弥奈(やな)を見て、 感嘆(かんたん)の声を上げる。
今日の弥奈は、ディアンドル――ドイツの民族衣装を身にまとっている。
胸元がやや開いていて、セクシーであり、白いブラウスとエプロンに、やや暗めのボディスとスカー*****************
*****
*****************************
********
*********************
***************************
********
****************