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俺はスマホを取りに行こうとした。ま、そりゃあ大切な人がそこに眠ってるんだもん。
すると、急に目の前が真っ暗になった。そして、なにも感じなかったけど、俺は倒れた。
???
俺は謎のところで起きた。ここはなぜ見覚えがある。
「………ここは」
「やあやあ!かいり君!じゃなくて、かーりじゃないか!」
「っ!?」
後ろから声が聞こえた。この声はアイツだ。
「あのなぁ、俺、お前の名前知らないんだけど」
「うーん、知らなくて良いんじゃね?」
うぜぇっ!
「まあ、何故ここに来たのかは分かるよね!」
「分かりません!」
俺はアイツの圧に負けずに言った。はっきり言ってウザいし。俺、親のせいでメンタル鍛えられたし。
「はぁ……」
アイツはため息を吐いた。何なんだこいつ。
「まあ、教えてあげるからいいよ」
アイツは何かしょうがないなー見たいに立ち上がった。俺から見ればご勝手になんだけど。
「君は死神としてやってはいけないことをした」
「そんなの聞いてないけど?」
俺はアイツを睨んだ。まず、やってはいけないルールなんて聞いてないし。
「暗黙のルールってやつさ!」
「そのルールを教えろ」
俺はアイツの胸元を掴んだ。
「ごめん!ごめんて!今から教えるから!」
仕方なく、俺はアイツを離した。
「まあ、簡単に言えばね、君はパートナーとはぐれた。それもわざと」
「それの何が悪いんだよ」
俺は冷や汗をかきながら言った。確かに、俺はこーすけとはぐれたけど、あれは充電がなかったから仕方なくはぐれたんだ。
「死神はね、パートナーを一番大切にしないといけないんだ。例え、自分の方が危険事態であっても」
「…………」
俺は任務の方を一番にしていたのかもしれない。だとしても、俺は無意識のうちにこーすけと一緒にいた。これだけは言えるんだ。
「全然分かってなさそうだけどさ、まあ、分かんなかったら分かんなかったで良いよ」
すると、アイツは紙を持ってきた。
「それは?」
「解任書」
「は?!」
「えっ?」
俺は大声をあげた。だって、まず、こんなルール知らなかったし、急に解任書を書けと言っているのだ。これは流石に理不尽でしょ!?
「君にはもう少し人間のままでいてほしいし」
「なんで?」
アイツは俺の質問にニコニコしながら、
「ひーっみつ!」
と言った。うぜぇ…
「まあ、君はまだ未熟だよってことよ」
「未熟ね…」
「頭は良いんだけど……まだ神としての知識がないから…」
アイツはやれやれみたいな感じで言ったが、俺は大体全部聞き流した。
「まあ、君を選んだのは……って、聞いてる!?」
「あ、すまん、聞いてないわ」
俺は完全にスルーしてて全然聞いてなかった。
「えー、まあ、いいやぁ」
アイツは険しい顔をしたが、すぐに普通の顔に戻った。
「っていうかさ、お前の名前、分かんないんだけど」
さっきも名前を聞こうとしたら避けられたからね。本当に聞きたかった。アイツの名前。初対面の時に名前も何も言ってなかったからだ。
「えー、めんどくさいー」
「早く自己紹介しろ、さもなければkill」
俺は冷めた瞳でアイツを見た。
「冷たい目だなぁ……まあ、紹介しまぁす!」
アイツは元気に言った。
「うーん、自己紹介かぁ……まあ、この名前で良いや」
「名前ってないんだ」
「ないわけじゃないよ!?」
俺の言葉にアイツはつっこんだ。
「ったく、自分は………ディーって呼んでくれるかな」
「ディー……?ディーってアルファベットの?」
「うん」
「へー」
俺は死んだような目でディーとか言う変なやつを見た。
「もっと興味持とうよ!?あと、目が怖いよ!?」
ディーは怯えたように言っているが、顔は何故か笑顔だ。Mなのか?
「で、お前は俺に何をしたいんだよ?」
「自己紹介したのに……あと、鶏かな?」
「俺は記憶力良いから」
俺はもうテキトーに返事を返した。
「まあいいや、自分はもう知らないから!」
「あっそ」
ディーは何故かキレて消えた。アイツ、本当に何がしたいんだよ。
「あ、まあ、死神じゃなくなったからあのめんどくさい仕事がなくなるってことか!」
俺は笑みを浮かべた。まあ、死神やめたくはなかったけど、アイツの下にいるのが何だかイラつくからね。
「よし、戻るか」
俺は家に戻ることにした。
かいり(かーり)の家
俺はスマホを取り出した。こーすけを呼び出さないと。
「こーすけ~?」
「ん!?」
スマホから声が聞こえた。
「出てきて良いよー」
「あ…………………………う、うん……!」
こーすけは、変な間を置いて言った。どうしたんだろう?
「……かーり」
「ん、どうしたの?」
俺はこーすけに声をかけられた。
「……何でもない」
こーすけは暗い感じで言った。
「?」
俺の頭の上にハテナを浮かべたら、
「…なんでもないよ」
ニコッと微笑みながら言った。
「そう?ならいいけど…」
俺は目を逸らしていった。
「…もし、俺達だけの世界があったら、始めは楽しいけど、後が楽しくないんだろうな…」
こーすけがそう呟いた。
「………そうとは思わないよ」
俺は誰にも聞こえないように言った。『誰』にも、聞こえないようにね。
「ハッピーエンドぉ?」
俺は画面を見ながら言った。
「うわぁ、この二人の友情、どうなったんだろう…」
俺はおでこに手を置いて言った。まあ、良い気分転換にはなった。
「次の人は、へー、サッカーが上手くて運動神経がバカヤバい人かぁ」
俺は画面を見て、弟の写真を見ていった。
「俺の弟、サッカーが好きだからなぁ、俺はスポーツ嫌いだけど」
俺は次の標的にロックオンした。
「さあ!バッドエンドへ!」
最終話、おわり!
すまん!投稿遅れた!(遅い…)
サボってたのもあるけど(は?)だ、だけど!物語をどうしようってなってて遅れたんだ!許してくれ!(許さん)は?(いや、僕と会話しないで?)
つ、次はなるべく早く投稿する…ぜ!