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地雷 サマ 🔙
自殺表現 有
バドエン 有
微 赤桃?
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俺はとある歌い手グループのリーダー 。
リスナーさんも増えてきて、ライブも見に来てくれる人が多くなってきた 。
嬉しいと思うが、反対に、大変なこともある 。
ダンスレッスンや動画編集 、歌も撮ったり 、会議も 。
だから休む暇なんてないくらい 。
少し時間があれば動画編集に回す 。
そんなことを繰り返している 。
いつもはメンバーと助け合ってる 。
これは俺がするよ〜とか、
だけど、最近は違う 。
リーダーでしょ だからお願い とか。
何か俺が断ろうとしても “ リーダー ”だから
俺は仕方なく受け入れるが、皆はそれを言えばなんでもしてくれる。
そう思っているのだろう 。
疲れた 。
なんだが疲れた 。
死にたい 。
言っちゃ駄目なことなのに 。
もっと歌い手活動頑張りたいのに 。
だけど俺もう限界 。
ゆっくり誰にも知られずに死にたい 。
メンバーとはもっと笑いたい 。
だけど今の状況じゃ無理だよな 。
『あぁ 、死にたい 。』
『どうやって死のう 、』
いっそ飛び降りるか 、
轢き殺されたっていいよな〜 、
『あっ 、首吊りいいな !』
ホームセンターで買ってきた縄 。
俺はぎゅっと縛り縄を天井に吊るす 。
『最後にリスナーさんとメンバーに、一言入れとくか』
LI✘Eを開き皆に一言書いてゆく 。
そして最後に、 さようなら この一言を送った 。
俺は縄の手前の台に乗り、縄を掴む 。
『次は楽しい人生がいいなぁ 、』
何故か涙は出てこない 。
けれど少しだけ寂しさはある 。
『さっ逝きますか 、』
スマホから通知音が止まらないが、俺は止まることなく縄を首に通す 。
『 さようなら 。 』
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らんのコメント欄が荒れている 。
何故かと見てみると、最終ツイートには さようなら この文字だけ 。
俺達は急いでらんの家に向かった 。
走って走って 、息が消えるほど走った 。
けれど手遅れだった 。
真っ暗な部屋 。
その暗い部屋の中にはらんが吊るされていた 。
こさめは涙を流してその光景に崩れ落ちた 。
みことは凄く震えて固まっていた 。
いるまとすちは冷静になっていて、みこととこさめを慰めていた 。
この後は皆泣いた 。
今までごめんね と 。
皆固まって泣いていると、急にぎゅっと抱きしめて温かい温もりを感じた気がした 。
『らん ッ 、?』
ふと振り返る 。
誰も居なかったがなんとなく居た気がした 。
『らん ッ 、ごめん ッ 、』
泣きすぎて声がガラガラだが、小さい声でそう呟いた 。