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コーヒーをひとくち、喉を潤わす。

うん、苦い。


「実はつい先日別れたのよね」


「うそっ?」


「ほんとほんと。別れてまだほやほや。いやー、ごめん、なんか水さすような話題で」


何でもないようにあははっと笑ってみたけど、麻耶も綾音もさっきまでの笑みを潜めた。

うん、なんかごめん。ほんと。


「何があったの?」


「うーん、わかんない。たぶん新しい彼女ができたんじゃないかなー」


「なんで曖昧?」


「そんな感じがして。でも、別れを切り出したのは向こうからよ。だからまあ、それでいいやーって」


麻耶と綾音が顔を見合わせ、うんと頷く。


「「話、聞くよ」」


ほら、食べなと適当に頼んだ料理をずずいと差し出された。飲め飲めとメニューも差し出してくる。

優しいんだよね、こういうとこ。


だけど、私の気持ちはスッキリしてた。あえて今何かを愚痴るだとか、話を聞いてほしいだとか、そんな気持ちはない。


そう、落ち込んでないもの。


「別れたことはどうでもいいのよ。二人の幸せオーラもらって私も次の恋がんばるぞー!」


そうだよ。ここでいっぱい幸せを分けてもらって、次に進むんだ。ご利益いただかないとね。


「結子がいいならいいけどさ、溜め込まないようにね」


「ていうか、逆にそんなあっさりしててびっくりなんだけど」


「あーうーん、そうかなぁ? その別れた日にさ、職場の後輩にやけ酒付き合ってもらったから私の中で昇華できてるのかもしれないわ」


「そうなの。じゃあ一安心」


「あっ、そうそう、それでさ。そのとき後輩にマフラー借りちゃって、洗濯したら型崩れしちゃったのよ。どうしたら直ると思う?」


麻耶は主婦歴長いし、綾音だって私より女子力ある。長峰に借りたマフラーは洗濯して乾いているけど、どうも元通りにならない。だから何か有益な情報を得られれば、と思ったんだけど。

恋愛対象外に絆される日

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