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心が苦しいんだ

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心が苦しいんだ

7 - 第7話

♥

78

2025年01月01日

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Attention!(⚠)


・暴力、流血表現(回想)

・キャラ崩壊

tgちゃんの過去編です!




『あのとき死ねば良かったのに』


脳裏に焼き付いて、今も俺を縛り続けている言葉。それを言われた四歳くらいのころは本当に悲しかったけど、今思えば的を得た意見だと思う。

家にいれば聞くのは罵詈雑言で、学校でも虐められて、もともとなかった居場所がさらに少なくなっている。生きる理由も生きる希望もないなんて、気づいたのは最近の事。言葉にしてみると、つくづくいいところがない。こんなやつが生きている“メリット”なんてない。

そう考えたら、俺なんて最初から生まれないほうが良かった。………勝手に産んだのは親だから責任は親にあるけど。

……え?あのときってなに?俺も聞いた話だけど…




俺は最初、母親が俺を妊娠してるときに煙草吸ったりお酒飲んだりしてたせいか無事に生まれてこられる可能性が低い子供だったらしい。担当医の人いわく俺が生まれてきたのは『奇跡』だったらしい。

………今考えたら何分の一って確率を引いちゃったんだから、俺の親ってつくづく不幸だ。嫌、当然の報いか。

両親は俺が生まれるだなんて思ってもなかったから、俺が生まれてから毎日喧嘩ばっかりだったらしい。その過程で

『あのとき死ねば良かったのに』

なんて言われる羽目になったのだ。


……まぁ、まだ家での拷問みたいな生活から離れられる学校の時間…いや、学校も地獄だけど、それがあるだけで俺よりもっと辛い人がいると考えたら恵まれている方なんじゃないか、なんて考えて、これくらいで辛くなってる自分を責めて、ストレスを耐えていた自分が滑稽を通り越して最早懐かしい。

結局耐えられなくなって、深夜っていうみんなが寝静まった時間に飛び降りて色んな人に迷惑かけて、救急搬送されたかもしれなくて、それで結局生きちゃって…なんだがすごく不幸だ。……あ、俺にはこのくらいが丁度いいのかな?


あーあ、なんで生きちゃったんだろうな。


悲しい、じゃないけど、苦しいでもない。この感情は何…?






「……ん、」

目が覚めたら別の病室だった。空の、っていったら可笑しいけど、使われた痕跡はあるけど人はいないベッドが二つと俺が使っているであろうベッド、合わせて三つとカーテンがある。個室じゃないからかキッチンというか、その一部だけのものがあって、どこかしこにゴミ箱や面会用の椅子が置かれている。

あー……、俺、また目、覚ましちゃったんだ…悲しい?のかな。

そんなよくわからない感情に呑まれそうになっていると、


「あ、起きたの?」

と、殆ど感情が乗ってないけど心なしか楽しそうな声が聞こえた。

少し顔を上げると、声の主と思われる───赤黒い髪の、白衣をまとった二十代くらいの男性が椅子に座っていた。………起きたの、って、喜んでるのか嫌なのかわかんないな。

「正直危なかったんだよ。」

「結構危篤状態だったから…ほんと、搬送が遅かったり俺の手術が遅れてたら死んでたね」


……つまり…搬送がもっと遅かったり、手術が遅かったりミスってたら死ねてた、ってことだよね。


嗚呼…わかった。

「…なんで、」


「なんで…助けたんですか…?」

この感情は…多分“絶望”だ。







絶望顔、実は結構性癖。

それが笑顔になったとき泣いちゃう。

(感動作品でもホラーでも泣く人。)

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