コメント
2件
1ヶ月後。
「よし。これで完璧!」
「疲れた…」
「多すぎるんだよ。これもあれもって言ってたから…。」
「仕方ないでしょ!お兄ちゃんも勧めてくるからこんなに多くなったんでしょ!?」
「悪かったって。」
「喧嘩はやめてよ〜。…今日、出発する?」
「ああ、そうだな。」
魔法の修得が終わったため、出発することに。
草香が来た。
「やっほー。あ、終わったの?」
「うん。」
「出発するの?」
「うん。皆揃ったらね。」
「2人を呼んでくるね。」
「ありがと。草香。」
その後、流海と火蹴も来た。皆揃った。
「行こう。」
1ヶ月後。目的地に着いた。
「到着〜!」
「お城…?」
「怖い雰囲気だね…」
「お、看板だ。」
「えーっと…『魔王城』…だって…。」
「魔王城…」
「ついにここまで来たか…。」
「入ろう。ここが、最後だよ。」
城の中へ。
また看板が置いてある。
「えっと…『第1の部屋。モンスターを全て倒せ。』だって。」
「あの鉄格子のところから来そうだな。」
直後、鉄格子が上ヘあがり、モンスターが出てきた。
「おい…嘘だろ…」
「いくらなんでも、多すぎるよ…」
「この部屋が広い理由が分かったよ…。」
「500はいるな。」
「マジ…?」
「頑張ろ。」
夜月は、風魔法を使った。
「wind cutter(風切)」
風の刃で、敵を切る魔法。名前の通りだ。
日向は、石の魔法を使った。
「dang stone(石打)」
落石を敵にぶつける。頭にぶつかるため、痛い。
氷水は、氷の魔法を使う。
「ice field(氷地)」
氷の地面にし、敵を転ばせ、足止めする。
火蹴は火の魔法を使う。
「fire bow(火弓)」
火の弓を作るだけの魔法。矢がないため使えない。
草香は草の魔法を使う。
「leaf edge(草刃)」
草が鋭い刃になって飛んでく魔法。よく切れる。
流海は、水の魔法を使う。
「heal water(回復水)」
マナの全回復。自分のマナの消費が激しい。
流海が言う。
「火蹴、草香。あれやろう。」
「分かってる。」
「そのためにこれを作ったんだからな。」
「leaf ball(草球)」
「water ball(水球)」
『combine!』
草が、水で成長するように、草球と水球が合わさり、草球が大きくなる。
「fire ball(火球)」
『combine!』
草が燃えるように、草球と火球が合わさり、火球が大きくなる。
「fire arrows(火矢)」
その火球を、矢に変換する。通常、2本しか作れない火矢が、10本も作れるようになる。3人いるからできる、合体魔法。火矢の軌道にいたモンスターは、例外なく塵と化す。
「うそ……」
私は目を疑った。いつの間にか作り出されていた合体魔法。ほとんどのモンスターが倒されてしまった。強い。
残ったモンスターを全て倒し、第1の部屋はクリア。次の部屋ヘ。
4人、立っていた。
「やぁ。皆。私達は、4天王みたいな立ち位置にいるよ〜。」
「俺は一秋。」
「私は冬二。」
「久しぶり。春三だよ。」
「もっと強くなったか?夏四だ。」
どうして…どうして、2人が…異能力について教えてくれた春三さんと…稽古をしてくれた夏四さんが…魔王四天王…なの?