fwak
モブレ表現あり
だいじょうぶ、ちゃんと救われるよ。
やだ、やだ
ッやだ…!!!!
「ったすけて、ふわっちッ!!あ゛ァッ!!!」
漫画やアニメで起こされる奇跡なんて
現実ではありえないこと過ぎて。
路地裏に連れ込まれたかと思えば、知らない男3人に囲まれて服を脱がされて。
大好きな彼の名前を呼んでも呼んでも、現れることは無くて。
「ふ、わっち……」
知らない奴の体液をかけられ、何時間も揺さぶられ、まわされて。
気持ち悪いのに、身体は厭らしくも快楽を拾って。
ああ
汚れてしまった。
よごれてしまった。
ヨゴレテシマッタ。
「……か、ぇ゛ろ………」
それは、不破が用事のため一時的に実家の方へ帰省している時に起きてしまったのだ。
「あきにゃ~!!久しぶり!」
「ッ!!…ぁ、ふわっち…ひさしぶり、!」
「……なんかあった?」
「…なんも、ないよ。」
とある日。
本社に来ていた俺は、同じく本社に来ていたふわっちと出会った。
ニコニコといつもと変わらない笑顔を向けてくれるふわっち。
それなのに、俺はいつもみたいに笑えない。
俺は、おれはキタナイから。
ふわっちみたいな綺麗な人のそばになんて居られないから。
若干下を向きながらふわっちと話す。
すると、ふわっちがこちらに近づいてくる気配がした。
「あきな、」
ふわっちの手が伸びてくる。
……ぁ、れ…?ふわっち、ふわっちだってわかってるのに
ふわっちの手だって、わかってるのに
【ッひゃはは!!!!お前かわいいじゃん!!!ほら、もっとそのツラ見せろよ!!】
【ぃ゛、ッだ!!やめ、髪ひっぱ、あ゛ぅ゛ッ!!!!】
こわい
あの時の記憶が頭をよぎる。
伸ばされた手は俺の頭を、髪の毛を掴んで、強く引っ張って
頭は引っ張られてるのに後ろは気持ち悪くて、痛くて、こわくて、いやで
また、またやられるの?
無理やりおさえつけられて、嫌だって言ってもやめてもらえなくて、それで、それで__
「___ッさわんな!!!!」
「……ぇ、、あき、」
「ッ」
思わずその手を振り払ってしまった。
きっと、ふわっちはいつものように俺の頭を撫でようとしてくれた。
してくれたはずなんだ。
でも、でも、どうしても怖い。
「……ごめ、ん…ひとりに、して…」
あぁ、痛い。
いたい。
ふわっちの酷く傷ついたカオが、頭から離れない。
「うん…明那の様子がいつもより変で……」
「変?…それって、もしかして……」
明那に手を払われた後。
あんなに俺を拒絶している明那は出会ってから初めて見て、その場から暫く動けなかった。
すれ違ったライバーさんに声をかけられるまで本当に動けなかった。
だから、何かあったら明那が相談しそうな人に話を聞いてみた。
かなかなに言うかな?って思ったけど、やっぱり一番は俺以外ならまゆだろ。って思って。
まゆに「明那が変」って連絡をしたらすぐに通話がかかってきた。
「まゆ、なんか知ってるの…?」
俺が改めて先ほどの状況を説明すると、まゆは確信を持ったような声色で告げた。
でも、それは
「いや…というか、確実な話があって…丁度不破くんが実家に帰省してた時あるでしょ?」
「?うん」
俺が聞くには酷く残酷で
「その時なんだけど…明那が、」
「……え」
気づけなかった自分に腹が立って、でもそれ以上に
明那に触れた奴らに対しての怒りが抑えられなかった。
「……そいつらは、まだおるんか。」
「多分…俺、その話を明那から直接聞いたとき咄嗟にGPS付けたんだけど…
……まって、不破くん」
「なに?明那どこにいる?」
まゆは、静かに「送った」とだけ告げた。
何かを俺に送ったことが伝わり、通話画面を閉じてまゆとのトークを開く。
そこには、1つの位置情報が載せられていた。
「×××の廃墟…あそこの周り、人が近寄らないんだ。
急いで、不破くん。」
位置情報を見た途端、俺の足はその廃墟へ駆けていた。
俺の足なら走って10分…いや、5分で絶対に着く。
「ありがとう、まゆ。」
それだけを告げて、通話を切った。
「……」
【約束通りきたんかwww】
【へへへッ!!!こなけりゃヤられねェのによぉ】
【おいおい、それは無理だろ??来なかったらコイツのこーんな写真ばら撒いちまうんだからwwwww】
【性格わっりぃなァwwww今日も泣き叫べよ?ほら、誰だっけ?
ふわっちだったか?wwww】
古い廃墟。
ふわっちと会ったあの後、家に帰ろうとしたらコイツらから連絡が来た。
ここに来いって。
俺は、コイツらに従うしかない。
俺一人で三人に勝てるわけがなくて、逆らったらこれまで撮られた写真をばら撒くって言われて
どうしようもなくて、ふわっちになんて言えなくて…
どうしようもなくてまゆにだけ伝えたけど、その時はもう大丈夫だって強がって
あー、本当…俺どうしようもないなぁ……
「…さ、わんな……」
【すぅぐ感じるくせに。】
男たちが俺を囲んで、そのうちの一人が俺のシャツをまくる。
そのまま汚い手で胸の突起に触れた。
「ッく……んんっ…!」
【あいかぁらず感度スゴイよなぁ……彼氏に開発されたんでちゅかぁ?ww】
「う、るせ…ッぁん」
カリカリと引っかかれる。
さわるな、きたない、やめてくれ、これ以上俺にさわらないでくれ!!!
両方の突起をしばらくいじられた後、ズボンとパンツに手をかけられる。
【そろそろいれっかァ】
「ッ!!や、それは…ッ」
【あ?じゃあ前みたいに呼べばいいだろ?
ふわっちぃ!!って!!!wwwww呼んでも来ねぇから無様に今までいれられてんのにな!!!!】
ぎゃはは
汚い笑い声が響く。
三人ぶん。
何が面白いんだ。
何も面白くなんてない。
ふわっち、ふわっち……
呼んだら、来てくれるのかな。
でも、どうせまた来てくれない。俺は、悲劇のヒロインになんてなれない。
わかってる、来ないことなんて。わかっている。
でも、それでもおれは、俺は
【……じゃあもういれちゃいまぁすwwwwwwww】
解されていないのにぴとりと当てられる。
……おれ、また、またけがされるんだなぁ
なんか、もう、どうでもよくなってくる。
ぐりぐりと押し当てられ、少しずつはいってくる。
ピリ、と痛みが走って我に返る。
「ッ…ふ、わ……たすけて、ふわっち…!!!!!!」
すると突然、目の前に居た男の気配が消える。
と思ったら少し遠くの方で何かが激しい音を立てた。
恐怖で目を瞑っていた俺は、ゆっくりとその瞼をあげて視界を明るみにする。
俺の前にいたはずの男は、遠くに飛ばされていた。
「…ぇ、?」
すると、バサリ…と頭の上に何かを被される。
ふわりと香るのは、俺のだいすきな人のにおい。
「ふ、わ…っ」
「遅くなってごめん。気づけなくて、ごめん…
でも、もう大丈夫だよ、アキナ。」
「ふわっち…ぃ……」
大好きな人が、俺のことを見て心配そうに笑った。
「俺の上着、頭から被ってて。
……すぐ片付けるから。」
ふわっちはそう言って男たちの方へ歩いて行った。
……ふわっちの、上着…
身長は5センチしか変わらないはずなのに、どうしてこんなに大きいんだろう。
鍛えてるからかな…?
ふわっちに言われた通り、上着を頭から被って完全に視界をふわっちの上着で埋め尽くす。
ふわっち、ふわっち……ふわっちが、きてくれた…
だいすきな、ふわっち…
俺は、その日ようやく救われたんだ。
「俺の恋人に何したか分かってんのか?
俺の恋人のナカにいれたんか?なぁ、聞いてんだよ。
その口はなんのためについてるんや?あ?」
身体も、顔もタコ殴りにしてボコボコな男共に問いかける。
何もしゃべらない。
正確には喋れないがあっているけれど。
「……もう、お前らのソレ、要らないよな?
俺の大事な、大事なアキナのナカに入れたソレ…必要ないやろ?」
近くに偶々落ちていたコンクリートブロックを拾って、男たちの汚い象徴に向かってぶん投げる。
汚い声をあげて、口から泡を吹いて気絶をした。
泡を吹く気力はあるんやな。
呆れるわ。
再度、投げたコンクリートブロックをまた拾って潰しておく。
これでもう使えない。
さぁ、明那の所に戻らなければ。
明那の所に戻り、改めて彼の姿を見る。
…あぁ、言葉に表したくない。
そう思う程に、今までの行為が痛ましいものだったことがわかるから。
「…なぁに、わらってるの?」
「ん、ふふ……ふわっちだなぁ、っておもって…?」
「そっか…ね、あきな……近く、よってもいい?」
静かに頷いた明那。
ゆっくり近づいて、明那の様子を伺う。
もう、明那に拒絶されたくないから。
「……だきしめても、イイデスカ…」
「…ん、いいよ……」
腕を広げて、今にでも折れてしまいそうな華奢な身体を腕に閉じ込める。
…あきな、あきなだ……おれの、あきな…
「ふわっち」
明那に名前を呼ばれる。
ゆっくり身体を離して、明那の顔を見た。
「…なぁに?」
「……ふわっちの、家、いこ」
「………ほぁ」
「……う、わがき…して、?」
座っているため同じ高さに顔があるはずなのに、明那は上目遣いで俺のことを見る。
それに、超レアなガチ甘え声。
「おねがい、ふわっち」
「…わかった。でも、明那がしんどそうだったらすぐやめるからね?」
勝てなかった。自分の欲に。
明那を大事にしたいし労りたいのは事実。でも、あんな声で甘えられたら無理に決まってるやろ…!!?
明那に服を着せて、お姫様だっこをしてその場を離れる。
家に着くまでの間、明那は目を閉じていた。
小さな寝息が聞こえて、酷く安心したのだ。
ふわっちの家に着いてからは早かった。
すぐさまお風呂に行って、身体を綺麗にして、気づいたらベッドの上にいて…
散々解されて、丁寧に愛撫をされて、ふにゃふにゃにされて…
ふわっちのことしか考えられなくなった。
「…いれるよ、あきな。」
ふわっちのが、おれの後ろに入ってくる。
アイツらより格段に大きくて、きもちくて、熱い。
あまりにも圧迫感と異物感がすごくて、俺はぎゅう…と思い切り目を瞑った。
瞑ってしまった。
【ぎゃははは!!!!!!はいったぞ!!!】
【ガバガバなんですねぇwwwww】
「ぁ…っひゅ、」
アイツらにはじめていれられた時のことがフラッシュバックする。
どうして思い出してしまうの。
どうして。
暗い。
似てる、あのときと。
違う、目の前にいるのはふわっちで、アイツらじゃない。
暗い視界の中でいれられて、おくをつかれて、なかにだされて
「かひゅっ…は、ッぁ゛、ヒュッ」
いきができない、くるしい
くるしい
たすけ
「あきな。だいじょうぶ、だいじょうぶだよ。
おれが、ずーーっとそばに居る。」
暗い場所に、一筋の光が入ったような…
そんな感覚だった。
「ふ、わッ」
ちゅ、と軽くキスをされる。
それはまるで解毒薬のように俺の心の遺物を取り除いて、とかしてくれた。
「ん……落ち着いた?全部はいったよ、だいじょうぶ?あきな」
「ぅ、ん…ッうん、ッも、だいじょうぶ…ふわっちなら、ッ」
頭を、優しく撫でてくれるふわっち。
この手が、俺は大好き。
俺より大きくて、落ち着くこの手が大好き。
「動くよ?」って、俺のペースに合わせて、気遣ってくれる優しい人。
「ん、…んん…ッぁう♡」
ゆっくり、ゆっくり動いてくれる。
そんな優しさに泣きそうになるが、どこか物足りない気持ちがあった。
「ふわ、っち…もっと、もっと……いつも通りで、いいよ」
「!!で、でもあきな」
「ふわっちだから、だいじょうぶ」
ふわっちと目を合わせて、そう告げると顔を真っ赤にしたふわっち。
「手加減、しないからね」
平気だ、とでも言うように
愛しい彼の背中に腕を回した。
「あ゛ぁッ♡♡んん゛~~~~~ッ!!!♡♡♡♡
いまイっだ、い゛ったからぁ♡♡きもち、きもちぃ♡♡♡
ふわっち、♡♡ッぁ、や、なんかくる、ッきちゃ、__ぁああ゛あ゛~~~ッ♡♡♡♡」
「ぐ、ぅ…しめつけ、ヤバ…!!」
「ッあ、はぁ…ッはぁ……ん、わぁ!!?」
ふわっちが突然俺のことを起き上がらせたかと思えば、そのまま膝の上に乗せられる。
所謂対面座位ってやつ。
ふわっちの顔が、息遣いが近づいてドキドキする。
「ん、ぅ…♡これ、ゃばい…っ、おく、あたってッ♡♡」
「きもちいね、あきな…もっときもちよくなろ?」
ごちゅんッ
自身の胎内から、そんな音が聞こえた気がした。
目の前がチカチカとストロボのように点滅する。
ほんとうに、ほんとうにはいっちゃいけない所まではいってきてる、ふわっちのが、はいって
「ヒ、ッあ゛あ゛あ゛ア゛ァ!!!??!?♡♡♡♡♡
だ、めッ♡♡ぁ゛、だぇなとこははいってぅ゛、がらッぁ!♡♡
おく、それいじょ♡♡ら、めッ♡♡♡」
本来なら絶対入っていけないところまでふわっちのモノがはいっている。
予想をはるかに超える快楽が俺の全身にまわる。
きもちい、きもちい…
やっぱり、ふわっちだからきもちい
ふわっちだからあんしんする
あんな胸がぐるぐる回るような気持ちわるさはなくて、ただただ気持ちい…
「あ、きな…あきな、ッ♡」
「イ゛ぐ、イ゛くイ゛ぐッ♡♡♡♡ふぁ、っち♡ふわっち♡♡」
「ぅ゛、ッあきな、あきな…!」
ふわっちの体温がきもちい。
全力疾走後くらいの息切れが苦しいが、それを上回る程の幸福感だった。
ふわっちが居なかったら、俺あのままきっと……
「ふ、わっち…」
まだ快楽の余韻が残る身体で、後処理のために動いているふわっちのことを思い切り抱きしめる。
驚いたように声をあげるふわっちを、更に強く抱きしめた。
「あきッ!?」
「だいすき、だいすき……おれのこと、みつけてくれてありがとう…!!」
「…そんなの、当たり前じゃん……もう、もう」
絶対、何処に居ても見つけるから。
身体が限界だったのか、その言葉を耳にした俺はそのまま眠ってしまった。
あぁ、幸せだなぁ…ずっと、これからもずっとふわっちと居られますように。
当たり前じゃん。
何処にいても見つけるよ。
「全部、俺の端末が教えてくれるから。」
コメント
3件
書き方が今まで見てきた中で一番好きです!ありがとうございます!
最高です…!ありがとうございます✨️
もう全てのふわあきが最高です、、!