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リリアーネが謎の少女に連れて行かれた先はお城でもない場所白い四角いその建物とまるの線がかかれてあるお庭………
「ここは」
「説明はあと早く中に入って」
手を引かれ連れて行かれた先はたくさんの本が置かれている場所だった。
「たくさんの本が置かれていますの 貴方読書がご趣味なのかしら」
くすくすと笑っていると少女はこう返した。
「私は花子 トイレの花子さん知っているでしょさっきは赤マント貴方狙われているわ 私が対処するからここで待っててね」
「トイレノハナコ??アカマント??随分と風変わりなお名前ですのね 私はリリアーネ・フォントルですわ わかりましたここで読書を嗜みながらお待ちになりますわ」
図書室の椅子に座り、読書を嗜んでいた。
「あんた……うろたえたり怖がったりしないの私が出会った人間はそうなっていたけど」
「淑女は気品と冷静さが必要なのですわ」
花子はその気品に満ち溢れた態度に尊敬の眼差しで見ていた。
「あら ハナコ様アカマント様がお見えになりましたわよ」
花子が後ろを振り向くと赤マントがナイフを振り回しながら花子に襲い掛かる。
花子は銃をぶっ放し蹴り上げる。
お互いに死闘を繰り広げているがリリアーネはマイペースに本を読み続けている。
「くっ」
赤マントが花子さんの銃の弾により腕を貫いた。
「よし」
「うぐっ」腕を抑える。
リリアーネはその光景を見て、本を置き赤マントの元に赴いた。
「あらお怪我をなされていますの 医務室はどこですの」
「近いちゃだめ殺されちゃうわよ」
花子の静止を聞かず リリアーネは赤マントの腕に破いたドレスを包帯がわりに縛る。
「案ずることはありませんことよ」
リリアーネは微笑むと赤マントはびっくりして白い仮面が外れる。
その顔は赤目のギョロッとした目をしたなんとも言えない顔だった。
「あらっ可愛らしいですわね」
赤マントは恥ずかしさのあまりマントを包ませてその姿を消してしまった。
「あらおかえりになるのねせっかくお友達になれると思いましたのに」
しゅんとなるリリアーネに花子は質問した。
「怖くはないの?殺されかけたんだよ」
「いいえ……特に何も感じませんでしたわ」
リリアーネは微笑むがその目には光が見えなかった。
「そんなことよりもう喧嘩はおしまいですわよ」
その言葉に背筋がぞくっする感覚を感じた花子。
(何この人…)
そしてまた本を読み始めるリリアーネに花子は何も言えずにいた
怪異を怖がらずマイペースに本を読み続ける人間は初めて見たからだ。
「……」
花子は不思議に思い勇気を振り絞りリリアーネに話しかけた。
「リリアーネ……貴方は何者なの」