テラーノベル
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といってもどこに行くって訳じゃないけど…いや、二人で湖の方とか駅の方に行くのもいいかも?
「今度、駅の方にデートしてみる?ゲームとか見に行ったり」
「そうだね。あ、じゃあこれからモエたちに言うのかな?彼氏がさ〜とか」
「それは今まで通り大地が、でいいんじゃない?言ってもいいけど」
彼氏、か。…意外といいかも。
「お、俺も言おうかな、彼女がさ、って」
「え〜、颯太に?え!?もしかして家族にも?」
あ、そうだ。家族には付き合ったって言った方がいいのかな?
「え?しずくは言う?家族に、付き合ったって?」
「なんか恥ずかしいし…まだ言わないかな?あ、大地と、がじゃなくて、付き合ったってことがだよ?」
よかった。そっちじゃなくて。
「うん。俺もまだ言うのやめとく。でも、これからもよろしくな、彼女!」
「うん、よろしくね!彼氏!」
そうして俺としずくは付き合った。
何も変わらないかもしれないけど、何か変わるかもしれない。
きっとこれからも5人で遊ぶんだろうけど、しずくは俺の彼女。へへ、なんかいいな。
次の日、学校へ行くと
「大地くん!しずくちゃんと付き合ったの!?」
え?モエ…しずくを見るとごめーん、みたいな顔をする。速攻話したのか!?
「あ、あぁ、うん」
「付き合うって?もうみんなで遊ばないの?」
「やよいちゃん、そんなことないよ。なんていうか、付き合う?ってのをしてみたかったんだよ」
「よかった〜。まだみんなで遊んでいいんだよね?」
「うん、これからも遊ぶよ。格ゲーナンバーワンも決めなきゃだし」
「じゃあなんで付き合うってしたの?」
「いやだから、彼氏彼女ってのをしてみたかったんだって」
「ふーん…じゃあ僕はモエちゃんと付き合うのかな?」
「え!?なんでうち!?」
「だってやよいかモエちゃんでしょ?やよいは半分男みたいじゃん?」
「颯太!それはあたしはモエちゃんたちみたいに女の子っぽくないけど…」
「そうだよ。うちと颯太が付き合ったらやよいちゃんはどうすんの?」
「あ、でもあたしは別にいいけど?」
「え!?いいの?」
「うん。あたしは待ってるから」
「?待つ?え…じゃあうちと颯太も?え?付き合う?」
「うん。よろしくね、モエちゃん」
なんだか変なことになった。
俺としずくが付き合ったらモエと颯太も付き合った?簡単に決めてるけどいいのか?
「別にお前らも付き合わなくたっていいんだぞ?」
「だって何も変わらないんでしょ?いいじゃん、付き合ったっていうだけなら」
まぁ、最近バラけて遊ぶことも多くなったし?
持ってるゲーム的にもこういう分かれ方になることも多いし…確かに何も変わらないかも?
「やよいちゃんはいいの?なんか俺たち二組出来ちゃったけど…」
「でも一緒に遊べるんでしょ?ならいいよ。みんなは付き合ってて」
付き合ってて、か。 彼氏彼女ごっこみたいなもんだと思ってるんだな。
ま、何が変わるわけじゃない。俺たちはこれからも5人で遊ぶだけだ。
あ、いや、これはみんなには言わないけど、俺はちょっとは期待してる。
付き合ってるもん同士でするエッチなことも。
しずくと二人で遊ぶ時は昨日みたいに…これはモエと颯太には言わないけど。
あの気持ちよさ…思い出すだけで…おっといけね。
そういえば…
「ところでやよいちゃん、待ってるって何を?」
「ん?夏休み!」
あぁ、そういうことだったのか。
コメント
3件
やよいちゃん、ヒカル兄ちゃんいるから余裕ですね😁
わあ〜第11話読み終わったよ!😭💕 しずくちゃんとの「彼氏彼女」宣言からの、そのままモエと颯太も付き合っちゃう流れ、青春すぎてキュンが止まらん!笑 「何も変わらないかもしれないけど、何か変わる」って感覚、すごくわかる〜!! エッチなこと期待してる大地くんの心情、ちょっと笑ったけどちゃんとリアルな男子って感じで微笑ましかったよ🎀 やよいちゃんの「待ってる」が夏休みの話だったオチもほっこりしたし、この5人のゆるい関係性、ずっと見ていたくなるんだが??🌸