テラーノベル
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活休ですが、
てんちゃんのコンテスト参加します♪
部門は、感動系です!
賞貰えなくても楽しんでもらえたらそれでいいかな〜っておもってます!
でも頑張ります!
赤さん、水さん、女体化注意
「君を想うその日々」
START
赤「……んっ……(ぱちっ…」
朝目を覚ますと、彼はいなかった。
彼が寝ていたはずの所に触れると、まだ温もりが微かにあった。
心配になって鼓動がどんどん早くなる。
すると…
目線が机に行った。
机の上には、一切れの紙が置いてあった。
「りうらへ
突然いなくなってごめんね
でも、きっとお前は俺がいなくても大丈夫。
今までありがとう。
心の底からりうらが大好きです
ないこより」
突然のことに頭が追いつかない。
でも、息がしづらくなって、呼吸がどんどん早まる。
赤「ないくッ、………あいたい、よ………」
りうらには何もすることができない。
…一体…どうして、っ…
時計が、チク…タク…と進んでいく。
家の中は、りうらの泣き声で埋め尽くされてる。
その後、
、…泣きつかれ、重い体を起こす。
赤「…ッぃ、ま……なん、…じ」
薄暗い部屋の中、スマホに触れる。
赤「……ッうぁ、……ボロッ……」
ホーム画面。
ないくんとのツーショット。
ないくんは、りうらの肩に手を置いてて、無邪気な笑みを浮かべてる。
赤「うぅ”ッッ、………ないくんッッ、…」
どうして、いなくなってしまったの。
どうして、りうらの前から姿を消したの。
どうして、何も言わないで消えたの。
赤「んんっ、…(涙拭」
こんなことしてる場合じゃないっ、…
ないくんを、探さなきゃ
……まろ…
途端に、まろの顔が頭の中に浮かんできた。
まろならーー。
ないくんと、仲が良いから。
なにか、しってるかも。
その後、まろに通話した。
ーープルルルルル…
鼓動がどんどん早まる。
3コール目で、ようやくでた。
赤「ーーんね、…まろっッ!! 」
青「……りうら…?」
ノイズが混ざっててガサガサする。
いつもより低い、まろの声。
赤「……ッねぇ、……なにか、知ってるんでしょ…」
青「ッ、……ごめッ………」
赤「謝罪を聞きたいんじゃないの”ッ!!早く、言ってよ!!ねぇ”ッッッ!!!!」
青「ごめんッ、…ごめんなあ…りうら…」
電話の向こうですすり泣きが聞こえた。
……まろだって、辛い。
でも、りうらの方が辛いもん。
りうらの方が、悲しいもん。
ただ……ただ、自分のことしか考えてなかった。
赤「ねえっ!言ってよッッ……ねえ……」
赤「…ッないくんは、どこにいるのッ!?」
青「……ッ…ごめんなぁ……ごめんな…」
ただ謝るばかりのまろ。
その時のりうらは、人の気持ちなんて考える暇がなかった。
まろが言えなくて苦しんでるのも知らず。
まろとの電話のあと、死んだ鼠のように倒れた。
何も教えてくれなくてただただ謝るまろ。
そんなことを考えてるうちにいつの間にか眠りについていた。
〜〜〜〜
桃「…んふ!り~うらッ!」
赤「…ないくん!!!」
桃「今年で1周年だよ!」
赤「ああ。もうそんな時期か」
桃「今年もだいすしだよ!りうら〜!♡」
赤「んも~…w」
赤「ッ”………ッぅ、…なあく……(ボロッ 」
桃「どうしたの〜、?嫌なことあった? 」
赤「なぃ、くん…、…ボロッ…」
赤「さっきッ、……やなこといわれたのッ”(泣」
桃「やなこと〜、?誰がそんなこと言ったの?」
赤「どうッ、きゅーせいッ、…」
桃「同級生、…?…なんて言われたの?」
赤「りうらは馬鹿ってッッ、……(ボロッ」
桃「…ん〜…そっか、………悲しかったね、…(抱」
赤「うぁ”ッ、…なあくッ、…」
桃「うん…うん、…大丈夫だよ」
赤「……ッ”ぅ~~~………」
桃「女の子の日来ちゃった?」
赤「ぅ、……ッッ、…(頷」
桃「よしよししたら治る?」
赤「んゃッ!!…」
桃「お薬飲む?」
赤「ん~んッッ!!!(暴」
桃「わ、暴れないの~…」
桃「ごめんね?ないこが悪かったから…」
桃「りうらはえらこだね〜、本当に可愛い!愛してるよ~♡…(撫」
赤「り、ぃら……えら、こ?」
桃「うん、えらこだよ〜…しっかり女の子の日って伝えてくれたじゃん」
赤「……え、へへニコッ……りぃら、…なあくのなでなで好き…」
桃「…ん、…俺もりうらのこと大好き」
赤「……ん、……(ぱちっ…」
…なんで、りうらの頬…こんなに濡れてるの…
…原因は、あの、夢。
……………夢………
ないくん、すごい優しかった。
会いたい。
………ゼッタイにお別れなんてしないしっ…。
でも…ないくんが……もし……〇んでたら…
頭をぶんぶんと振り回す。
そんなことない。
ゼッタイに。
ーー〜〜♪~♫~チャララ~ん
あ、…着信音、…だ。
もしかして、ないくんかも!っていう期待の気持ちを、胸に、いざ見てみると。
【ほとけっち 】
……いむかよ。
あとででいいや。
ーープッ
あ、間違えて応答ボタン押しちゃった…
水「ッあ、!やっとでた……」
……涙声、…
ほとけっちも、……泣いたんだ。
赤「ッごめ、りうら…今は…」
水「ーーないちゃんのこと、僕知ってるよ」
頭が真っ白になる。
…シッテル?
ない、くんのこと…
水「ッ…ごめんね……本当は、内緒にしてっていふくんに言われたんだけど、… 」
水「……ッ僕と同じ思いは誰にもさせたくないから」
、あっ…思い出した。
ほとけっちのお姉さんは…たしか…心臓病で…
亡くなっちゃったんだ
……まさか、ないくんも…心臓病、なの…
そんなの、やだ…
やだよッッ!
だって、ないくん…は…元気…だもん…
水「……ないちゃんは、ーーーにいるよ」
……えっ、…
ーーーーって…
その後、無我夢中で家を飛び出してその場所に向かった。
赤「ッはぁ…はぁ………ッついた…」
……海が近くにある、
病院に。
予感が当たってた。
やっぱ、ないくんは……
病気、なんだ。
赤「…ッあの〜…」
看「あ、えっと…、?」
赤「…内藤ないこ、さん…っていますか、?」
看「ッあ!内藤さんの…」
看「お部屋にご案内しますねニコッ」
看「145号室です」
145,…
ここ、だよね
ーーガララっ…
赤「……失礼します、… 」
そこにはーー。
桃「ッは、……りうら、…?」
優しい声、桃色のサラサラしてる髪、…
ないくんだ。
赤「ッぁ…ないくッ…(ボロッ」
りうらがないくんに近づこうと、一歩出すと…
桃「来んなッッ!!…出ていけッッ!!」
……っえ…
赤「…んねッ…ないくん、…?…」
赤「…りうら…きたよ、?…えらこ…、…?」
桃「ッッえらこなわけないだろッッ!!」
赤「(ビクッ…」
桃「ッ出てけよッッ!!…お前…ッ…なあ…」
怖い、……こんな、怖いないくんは初めて。
桃「ッ…早くッ!出てkーーゴホッゴホッ…ゲホッ……ゴホッ……」
赤「大丈夫ッ、…ないくん、?(触」
桃「さわッ”…んなッ……ゴホッ…」
赤「ッぁ…なんでッッ、…(ボロッ…」
赤「ッ…もういいっ!ないくんなんて、大っきらい!!!死んじゃえバーーか!!(ボロッ」
嘘、違う。
本当はそんなことなんて思ってない。
大好き、生きててほしい、隣にいてほしい。
そう言いたいのに、口が上手く動かない。
赤「ッ…ないくんなんてッッ、………ッ…」
赤「ッ、…(ボロッ……」
桃「ッ……ごめん、りうら…………」
赤「ッ、…?……な、に?」
桃「……もう、会えない 」
ッぁ、……は……
ッは、…ちょ、っ、…………
……な…んで…
そこから、どうないくんの病室を出たか覚えていない。
水「……ねえ、りうちゃん」
赤「、…なあに?」
水「……ないちゃんのとこ、行かないの?」
赤「…ッ、…りうら、もう嫌われたしッ」
水「………お願い、行って」
赤「……ッッ嫌に決まってんじゃん!!あんな人、もう大嫌いッッッッ!」
感情に任せてそう言ってしまった。
水「ッ……うぅ、…ひぐっ、…(ボロッ」
……は、…なんで…いむが泣いてんの
りうらだって……悲しいッよ…
水「んね、…りうちゃん……ッ…行ってあげて、ないちゃんのとこ」
赤「……ッ…なんで、そんなにりうらに構うの?」
違うッ、違うッ、
こんなの言いたいんじゃないッッッ
赤「……いきたい……… 」
行きたいよ…
会って抱きしめてほしい
ずっとそばにいてほしいもんッッ
なんでりうらはこの言葉が出ないのかなぁ…ッッ
水「大丈夫大丈夫、……ッ…(抱 」
水「行っておいでッ、…」
優しく抱きしめられて、りうらの足は一歩、…一歩と進んでいった。
2度目の光景。
つま先からつむじまでに、緊張が伝わる。
深呼吸してもなおらなくて、その感覚に吐き気がする。
一か八。
思い切り震える手でドアを開けた。
赤「んぁ、……ないくんっ、…?」
桃「ッ、…!?、………り、……う、………ら、……」
声にもならない程掠れた声。
桃「……ッ(ボロッ」
桃「な、………ん、………で、………………きた、の」
赤「ッッッ……好きだからっ、…!」
桃「……お、………れ、………は………」
桃「………ッ(ボロッ……」
桃「……き、ら……ぃ…………………」
頭が真っ白になる。
キライ、きらい、………
この言葉が何度も壊れたラジカセのようにリピートしてくる。
赤「ッ、……(力抜」
ふわっ、…と力が抜けて床に座る。
赤「……んねぇっ!!!!(ボロッ 」
急にりうらが大声をあげ、ないくんが少しビクッと震える。
赤「なんでりぅらの気持ち分かんないのッッ… 」
赤「…ッッりうらは、ないくんがどうなろうとッ…
ずっと一緒に居たいよッッ、…?」
赤「ッだからぁっ、………お願いだから、…」
赤「1人にしないッで、…ッ(ボロッ」
赤「すきっ、…すきなのッッ、…」
赤「どうしようもなくッ、…だいすきっ…」
桃「……ッ…お、……れ、………も…………」
桃「す、き、……… 」
桃「ッごめ、っ…んね」
桃「お、れね、………」
桃「心臓病、………ッ、……なの」
頭がフリーズする。
心臓病。
すごく、すごーく重い病気。
桃「……ッ……ニコッ」
ない、くん…
赤「………(遠眺」
あれから、ないくんは亡くなり、りうらは泣いての日々を過ごしたーー。
ではなく、
桃「……ん…」
赤「ッあ、ないくんッッ!!!」
桃「……り、うら?」
桃「ッあれ、…俺…」
赤「ッ、……やっ、と…………目覚ましたぁ…」
桃「なん、で…………お、れ…………」
ないくんは、自分の胸に手を当てる。
桃「……い、きて、…………る……?」
赤「……うん、っ、…………(ボロッ」
桃「なんで、…なく、の 」
赤「だっ、て……ないくんと、……もう会えないかもって、……(ボロッ」
桃「……、……す、き……」
赤「ッえ?」
桃「世界で一番だよ、…ッ」
桃「ない、しょに、…してて、ごめ、ん…」
ぶんぶん、と頭を振る。
赤「……ッぅ、……(ボロッ」
桃「り、ぅら、は……本当に、…、泣き虫、だね…ニコッ……お、れ、がい、ないとッ駄目、だね」
赤「ッッうぅ、…ふぇっ、…」
桃「お、いで…?」
赤「……んっ、……(抱着」
桃「ッぁー、……幸せ、…」
赤「ッ…(ボロッ」
桃「もう、泣くな、……」
それでもりうらの涙は止まらない。
久しぶりに、好きって言ってもらえた。
久しぶりに、ぬくもりを感じた。
久しぶりに、優しい声を聞けた。
それを思い出して、また涙があふれる。
桃「……しゅ、じゅつ……せいこう、した、んだね」
赤「…ッん………ないくんは、受ける気なかったんでしょっ…」
桃「………(頷」
そこから、色々な話をしてもらった。
ないくんとは、費用などを心配して手術を諦めてた。
費用と命、どっちが大切?って思うかもしれないが、
手術が成功する確率は30%。
費用も数百万円する。
りうらとないくんは、付き合ったときからお互いの貯金を貯めてた。
それを崩したってわけ。
でも、結果的に良い方に進んだ。
貯金は1からだけど、
ないくんとならまた頑張れる気がする。
桃「りーうら〜、やっと退院の日がきたぁ…」
赤「……うん♪」
……んと、………やべ…
ないくんがいなくなって涙を拭いたティッシュとか片してない、…
赤「…家、汚くても許してね?」
桃「えっ?うん?」
※赤さんは大の綺麗好きです
桃「ぉお……」
赤「…ごめんね?ないくん…」
赤「退院日だから、ケーキも作りたかったけど失敗して…余計に荒れてるの」
桃「……んーん…」
桃「……俺が大好きってことでしょ?」
桃「りうらは俺がいなきゃ駄目なんだから〜」
嘘つけ。
手紙には
「りうらは俺がいなくても大丈夫」
って書いてたくせに。
……ん、でも
その笑顔が好きなんだ。
無邪気に笑ってる笑顔が。
桃「りうら〜?今何考えた?」
桃「心のなかで俺に反撃してない??」
赤「違うわッッ/…ばかっ…」
なんで分かるんだよ((
桃「りーうら!」
チュッ…♪
赤「……ふぇっ…/」
桃「んふっ……大好きだよ?」
赤「りうらもだし…」
桃「もう一生、いなくならないから安心して?」
赤「…ん(頷」
End
終わり方変でしたよねー…
すいません🙏🙏🙏
泣ける作品になりましたかねー…
てんちゃん以外にも楽しんでもらえたらすごい嬉しいです泣
それでは!
結果はまた後日…ですね!笑笑
「君を想うその日々」
7676文字
コメント
1件
現実で家族の前で泣いたわ(( ガチだぁだぁ……