テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
「何気ない記念日」
2月4日。
暦の上では春がスタート。外はまだ冬の空気が残っている。
「……なあ、今日ってさ」
ソファに並んで座りながら、タクヤがスマホをいじったまま言う。
「“カイ×タクヤの日”らしいよ」
一瞬の沈黙。
それから、カイがふっと笑った。
「誰が決めたんだよ」
「8号車?」
そう言って、タクヤは何でもないみたいに肩を寄せる。
けど、耳がほんのり赤いのをカイは見逃さない。
「……じゃあさ」
「ん?」
「記念日ってこと?」
タクヤがちらっと上を見て、すぐ視線を逸らす。
「なんじゃない?」
「ふーん」
カイはゆっくりスマホを置いて、
何の前触れもなくタクヤを引き寄せ口付ける。
「んっ…//!?」
「記念日なら、こういうのもアリだろ」
額をこつん、と軽く当てる。
距離が近すぎて、タクヤの呼吸が早くなる。
「……近ぇよ//」
「嫌?」
「……嫌じゃない」
その答えに、カイは目を丸くする。
「ほんと素直になったよな笑」
「うっさい……誰のせいだと思ってんの」
タクヤが胸元を軽く掴むと、
カイはその手ごと包み込んで、指を絡めた。
「俺のせい(ニヤッ」
囁くみたいな声。
それだけで、胸がきゅっとなる。
カイはタクヤの髪に顔を埋めて、深く息を吸う。
「好き」
「……知ってる」
「何回言っても足りない」
耳元で言われて、タクヤが完全に降参したみたいに肩の力が抜ける。
「……じゃあ俺も」
「ん?」
「カイのこと、大好き」
言い終わる前に、ぎゅっと強く抱きしめられた。
「痛い!」
「ごめんけど、暫くこのままでいさせて」
「記念日だから?」
「記念日だから」
冬の静かな午後。
時計の音と、重なる心音。
「ねえカイ」
「なぁに?」
「来年も、再来年の今日も……いつものように過ごそ」
少しだけ不安を含んだ声に、
カイは即答する。
「当たり前。」
額に、頬に、髪に。
何度も触れて、何度も確かめる。
甘くて、ぬるくて、
安心で満ちた時間。
2月4日。
誰が決めたかは本当のところは知らないが——
間違いなく、カイ×タクヤの日だった。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ギリギリでごめんなさい💦
急いで編集したから変なとこあるのは許してください🙇🏻♀️
後日改めて上げ直す予定でいます!
とりあえず今日中(2月4日)に出したくて‼️
大好きな💜🫶🏻💚の日まで後28日🗓
Next…▷▶?
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!