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ちくわ
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体育教師が意味の分からないことを言い出してから数秒。
体育館倉庫に何名も人がいるというのに、その場は静まり返っていた。
そんな時、大樹が口を開いた。
「つまり、、……、先生は結構ヤバい人だったのかぁああああ?!?!……たとえ先生だろうと俺の大切な友達を傷つける人は許さん!!そして、刃物を使うのは良くないことだぁああああ!!!!」と大樹は声を上げた。
先ほどの数秒が嘘だったかのように、今は大樹の声が倉庫内に響いている。
その大きな声がキッカケで、大樹が連れてきた先生たちの体が反応し、瞬時に体育教師を取り押さえる。
今まで、この体育教師は学校の中で一番と言っていいほどの評判と実績を積み上げてきた。大樹が連れてきた先生たちもこの体育教師を尊敬していたくらいだった。だが、体育教師の本性はこれまでと真逆のものだと知り、その事実を受け止めきれていなかった。だが、そのことに関して、 ようやく現実を処理することできたらしい。
大樹が連れてきた教師全員が体育教師に覆い被さり、一気に追い込む。
「…、ッ”見損なったぞッッ!!自分が何をしたか分かっているのかッ!!!野呂田先生!!」と大樹が連れてきた先生の一人が体育教師に向けて、声を荒げて怒鳴る。
大樹が連れてきた先生達が体育教師を押さえつけている間に、幻は警察署に電話をかけつつ、大樹に倒れている千空を保健室まで運ぶように伝えようとほんの一瞬幻は体育教師から目を背けた。
「俺はお前が目を背けるのをずーっと…待っていた」ボソッ
バッッ!!!
突然、体育教師は大樹が連れてきた先生を勢いよく突き放し、大樹と話している幻の元に向かって誰から見ても錯乱しているかのように奇声を上げて走ってきた。
そして、幻の両肩を無理矢理掴み体育教師は幻を殴るのではなく、異常なほど大きな声で幻に言う。
「俺が悪いんじゃぁあない、、、!!!あの卑猥な兎が悪いんだぁアアアアアアアアアア‼︎!!!!あの兎は色目を使って俺の事を惑わしセックスを強要してきただけで俺の意思で犯したんじゃないっつ、、!仕方なくアレに構ってやったんだよ!、、!!、、!!、俺は騙されただけで何も悪くないッツツツ!!」
幻の周りは完全に頭が可笑しくなっている体育教師に向けて「このようにはなりたくない」と言うかのような視線を送っている。
幻は何も言わない。
ここで体育教師に何かを言っても、殴ったとしても騒ぎが拡大するだけで何も意味がないから。
一度口を開いてしまえば、自分自身が目の前に映る不愉快な物体と同じになってしまうと思ったから。
千空はそんな人じゃないと知っているから。
何も言わない幻に対し、体育教師は狂ったような事を永遠と口にしている。
幻が怒りを剥き出しにすれば、きっとこの下手物は「悔しいだろ。言ってやった」というような発想に至り、大いに喜ぶのだろう。
そんな事を一ミリも感じさせやしない。やってやったという快感を持たせない。これに精神的に負荷を与え続けるかのように幻の目は一切揺るがなかった。
側から見たら、人形に話しかけている醜いなにか。
体育教師だけが自分の価値を自分で下げているような有り様だった。
気がつけば数分が過ぎていて、警察が体育館まで来ていて、証拠の数々を渡して。割とあっさり体育教師は捕まった。 そこからの時間の経過はあり得ないほど早かった。
大樹は千空を保健室に連れて行った。
保健の先生に千空を見せたところ、少し頭を打っただけだと思うから大丈夫だと言ったらしい。
体育教師は逮捕され、先生たちは後は任せろと言って警察署に行った。
幻は本来なら仕事をしていたはずの時間。けれど今だけは収録する気分にはとてもじゃないがなれなかったため、明日に持ち越しになった。
ガラララッ
保健室の扉を開ける。
そこには椅子にもたれ掛かって寝ている大樹とベッドから起き上がろうとしている千空を見つけた。
「……、ッ、千空、ちゃん。」
「ぁ“ー、また、色々と世話になっちまったな。幻。」
その途端、千空に向かって走る幻。
そして、流れるように千空を抱きしめる。
「…ッ、もう、、千空ちゃんったら、無茶しすぎ。、、…ッ痛いところはない、?……ッ俺、千空ちゃんの事、、ちゃんと…守れた?」
「あぁ、おありがてぇことに痛くねぇよ。…刃物出てきた時はどうなるかと思ったがな。…てめぇのおかげで、無事だ。感謝してる、幻。」
千空の無事を知り、幻は肩の力が抜ける。
「あー、良かった。なんか安心したら肩痛くなってきたかも。もう限界、リームー。」
と言って千空のことを強く抱きしめた。
「ッツ、///.、/てめぇなぁ。…肩の傷の手当てすっから制服脱げ。バイ菌入っちまうぞ。」
「ドイヒー。もうちょっとだけ〜」
「ッ、…//、…後にしろ。」
後ならいいんだと少し口が緩み、治療のため背中を千空に預けた幻なのであった。
パカッ
千空が幻の傷を消毒した後、塗り薬を塗ろうとする。
しかし、千空の動きがピタッと止まった。
「ん、?…、千空ちゃんどうかした?」
「………ッ。いや、なんでもねぇ。」
犯人を捕まえるためには仕方がなかったとはいえ、幻をまた巻き込んで怪我までさせてしまったという罪悪感が千空の胸を締め付ける。
「…やっぱり、痛むか、、?」
「…、千空ちゃんの方がきっと、…、ずっと痛いでしょ。」
「…、ッ//、、てめぇな……、………、。」
そう幻に言われた後、気がつけばどこから来たのか分からない感情がやがて涙となって千空の頬を伝う。
幻は後ろにいる千空の涙が止まるまで、後ろを振り返ることはなかった。
「…。てめぇ、なんか欲しいものとかあるか。流石に芸能人様の財力には劣りまくりだがな。」とようやく涙が止まった千空は幻にそう聞いてみる。
「…千空ちゃん」と幻は答えた。
それを聞くと千空は数秒固まった。
それに気づいた幻。
「…なーんてね♪…千空ちゃんから貰ったものなら何でも嬉しいよ〜?それに今こうして千空ちゃんが無事なのが1番のプレゼント♪」
「……、かよ。」
「ん?なぁに、千空ちゃ…」
突然幻は後ろにいる千空に抱きしめられる。
「…ッ//、俺が欲しいんじゃねえのかよ?」
「…、ぇ?、、……、、ッ“いいの?」
「…、俺は、………ッ.“その、つもりで…ッ」
幻は咄嗟に背後を振り向く。
ふわふわの耳、揺れた尻尾、赤く染まった頬。綺麗な緋い瞳。
その瞳は、確かにたった一人の狐の心を捉えた。
「…、ッ、///“、、千空ちゃん、俺でいいの?///、!モー!!ッ“可愛過ぎてリームー‼︎大好きだよ〜千空ちゃんッ////♡♡!!」
「…ッ、っ、ッツ.///‼︎“…、あんま………ッ見んなッ……///。ッてか、でかい声出すと大樹にバレる……ッ///………、」
…気がつけば俺は、
いや、…あの一年前から俺は、、…
てめぇーを、…朝霧幻を好きになっていたのかもしれない。
「これから…よろしくね。…一生大切にするよ、千空ちゃん///♡♡♡」
「……ッ“//、、…、///ッてめぇー、言ってて恥ずかしくねーのか?」
「ドイヒー!!」
「…嘘だよ。俺も、…、ッ同じ気持ちだ、バーカ。///」
「もー、!!千空ちゃん不意打ち〜♡♡メンタリスト困らせないでぇ〜♡♡」
俺はこれからも千空ちゃんが大好き。
千空ちゃんが大切だから、ハグ以上のことはこれから少しずつ俺が教えてあげるから、
覚悟してね……千空ちゃん?♡
本編完結でーす!!💗💗
いやぁー、本当に連載期間長過ぎてごめんなさい笑
学校が忙しくてもうやばいです😭助けてください😇夏休みがないに等しいです泣
千空ちゃんが性的なことに関してちょっとトラウマになってる設定なのでマジの純愛にしたんですけどね!!
流石にこのままキスもしない状態で終わるのはちょっと味気ないので、そのうち特別編として小説書くかもしれません!!
見てくれた皆様ありがとうございます💗
これからもよろしくお願いします💗💗✨
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