R18です、キル弐十です、ご本人様には関係ありません、キャラ崩壊あるかもです、それでもいい方はどうぞ
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「ねえ、いつ俺の事抱いてくれんの?」
「は?」
突然の弐十くんの発言に思わず脊椎で返事をする。急に俺の家に弐十くんが転がりこんできて数時間後、そろそろ寝るかと布団の準備をしていた最中にまるで日常会話かのようなトーンでとんだ爆弾発言を投げてきた。
「いつもトルテさん冗談で襲うぞとか言ってくるけどさ、付き合って1年経つのに未だに襲ってくれないじゃん」
「いや、は?何お前抱いて欲しいの?」
「まあ…だって俺達付き合ってるんでしょ?」
ムスッとした顔で答えたコイツは寝転がっていた体制から起き上がり、パソコンを使い作業をしていた俺の方へと向かってくる。振り返ると弐十くんの耳がいつもより赤くなっていることに気づき、そっちに目を向けていると弐十くんが俺の顔を乱暴に引き寄せてきた。
「俺、今日準備して来たんだけど」
俺は思わず目を見開いて弐十くんの顔を直視した。
「は?えっ、ちょっ待って…」
ほぼフリーズ状態の脳を必死に動かす、抱かれる準備をコイツがしてきた?少しはマシになってきた役に立たない脳みそで考えていると、そこにひとつの光景が頭に浮かんできた。
「えっつまり弐十くんは今日一人で穴弄って浣腸して俺とセックスしようって思いながら家に来たってこと?」
「ホントお前最低だな」
「相手が俺じゃなかったら殺されてるぞ」といわれ、反省しながらキルシュトルテのキルシュトルテが興奮して少し硬くなっている事を自覚する。据え膳食わぬは男の恥、なんてワードが脳裏に浮かぶ。風呂は入った、チンコは勃った、準備は満タン。椅子から立ち上がり弐十くんをベットに押し倒す。
「それってヤッていいって事だよね?」
弐十くんの少し乱れた髪を撫でながらガラでもない体制で形だけの確認をする。
「ずっとそうだって言ってんだろ」
挑発するように笑った弐十くんがやけにエロく見えた。
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上着から下着まで、順番に脱がせていくと「やけに手馴れてんなw」と笑われたので自分のブランディングのため、罰としてデコピンを食らわせた。一糸まとわぬ姿となった弐十くんの身体は男の割には細く、女の割には筋肉がついていた。これはモテるだろうなと誰に対してかも分からない嫉妬心に、らしくないと自分で笑う。自分の足の間に弐十くんを座らせ、後ろから腕をまわし弐十くんの太ももを焦らすように撫でた。
「解していっていい?」
「…うん」
覇気の無い返事に違和感を覚え顔を覗くと、弐十くんが下唇を噛みながら息を抑え、必死に羞恥に耐えていた事に気づき、本格的にアソコが硬くなった。人肌まで温めたローションをたっぷりと塗りたくった人差し指を、秘部にゆっくりと押し込んでいくと、弐十くんの肩は揺れ、息は荒くなる。
「大丈夫?平気?大丈夫だったら指ちょっとずつ増やしていきたいんだけど」
「ん、…大丈夫、トルテさんの好きにして、いいよ…」
随分と積極的な態度に素直に嬉しくなってしまうが、自分の理性が保てるように少しずつ少しずつ、本数を増やしていき、ナカを徐々に慣らしていった。その間、弐十くんはシーツをギュッと掴み、はあはあと口で息をしながら眉を歪ませていた。
いつも人当たりのいい笑顔でずっとニコニコしているアイツが、誰とでも話せて、誰とでも仲良くなれるアイツが、今はビクビク震えながら、俺以外には見せたことのない表情を見せている。そんな事実に心が満たされるのを感じた。3本の指をバラバラに動かし、イイトコロを探す、大雑把に力を入れて動かすと嬉しそうにビクンと反応するので、流石Mを自称するだけあるなと俺は無意識にほくそ笑んでいた。
「あっ、ん゛っ」
ある1点を掠めると弐十くんは一際大きく喘いだ、少し上ずったその声に気分が良くなり続け様に指に力を入れソコを押しつぶす。ヌチャヌチャとわざとらしくなるローションの卑猥な音がより身体をあつくさせた。
「ふ、ん…待って、もう、大丈夫…」
「けど気持ちよさそうじゃん、腰揺れてるよ?」
俺が指摘すると弐十くんはマジうるさい、と小さく独り言の様に呟いた。そう言いながらも身体は快楽を拾い続けてしまうのだろう、腰をこちら側に擦り付けながら膝を忙しなくガクガクと揺らしていた。流石に初めてでナカだけではイケないだろう、親指と人差し指で輪っかを作り、男性器もゆっくりと前後させるとより動きが激しくなった。
「や、やば…イきそ、あ゛っ」
頭をイヤイヤと振り喘ぐ弐十くんの顔には汗が垂れ、絶え間なくあ、う、と意味の無い言葉を吐き出すように零れている。これ以上焦らしてもしょうがないかとより一層動きを激しくすると、弐十くんは快楽を少しでも外に逃がそうと俺の太ももを強く掴んだ。
「う゛あ゛っ!? はっ…」
そして、今までで1番大きく弐十くんの体が跳ねた瞬間、白濁が勢いよく飛び出し、弐十くんの腹を汚した。目尻には涙がほんのり浮かんでおり、その涙が零れてしまいそうな事がなんとなく勿体ないように思えた。
「ふ、はぁ、マジ、容赦ないね、トルテさん…」
弐十くんは声を震わせながら、賢者タイムに入りかけなのか、全体重をこちら側に預けてきた。弐十くんには悪いが、本番はこれから。体制を変えるため腕で弐十くんの身体を支えながらゆっくり寝かせると、自分は正面側へ移動する。所謂正常位と呼ばれる体制だ。改めて身体を見直すと、赤く火照った肌に汗がじんわりと垂れていて、お腹から腰のラインにかけては精子によって白色に塗られ、目は甘くとけている。
「えっろ……
ねえ、好きにしていいんだよね?」
自分の長い髪が邪魔くさく、片手で耳にかけながら弐十くんの頬を撫でる。
「まあ、好きにしろよ」
「んじゃお言葉に甘えさせていただきますわ」
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俺はそう言ってすっかりピンと天井を向いた自分の欲を弐十くんの後孔に当て「挿れるよ」と一言告げた。
「ふ、うぅ…」
弐十くんは苦しげに眉を歪ませながら息を吐いているが痛がっている様子は見られないので俺はホッと息をついた。そのまま少しずつ奥へと進めていくと、慣れて来たのか、コイツは声を抑える方に意識を向けてきた。
「何声抑えてんの?」
「だっt……んっ!?」
弐十くんが口を開いた瞬間俺はその中に手を突っ込んだ。俺の腕を掴み必死に抵抗してくるがすっかりもう力は入らなくしまったようで、まったく意味は無い。口を閉じることが出来ず唾液がどんどん垂れていっていく様が妙に卑猥で、俺は無意識に腰の動きを早くしていた。
「声、もっと聞かせろよ」
あ、う、と舌っ足らずに喘ぎつづける姿に支配欲がどんどん膨れ上がっていく、そのまま指で上顎をツーっと撫でると弐十くんの肩が面白いくらいに跳ねるので、調子に乗って乳首にも手を伸ばすと、弐十くんが痺れを切らし足で俺の身体を蹴ってきた。
「やえろっ、ふあっ…」
「…へー、そんな事していいんだ」
俺はその足を掴み、そのままM字開脚の体制へと持っていってやった。
「おま、やっ、う゛っ…」
顔を真っ赤にしながらバタバタ足を暴れさせている癖に一向に歯は立てない。コイツはなんだかんだ俺に甘い、そんな現実が嬉しくて正直、甘えてしまっている自覚もある。だが俺も、それで甘えるのをやめるような男ではない。
「こんな乱暴にされてるのに勃っちゃってんだ、とんだ変態だな」
ニヤニヤしながら俺が言うと、弐十くんは足で必死にデリケートな部分を隠そうとするが俺が抑えているせいで動かすことすら出来ず、顔を必死に背ける事しか出来なかった様だ。
「くそ!ホントお前く、あ゛っ」
強く前立腺に押し付けるようにピストンをすると弐十くんは裏返った喘ぎ声を出した。
「も゛ぉ、無理……ん゛ん゛っ!?」
「や゛ぁっ、あ゛あ゛っ」
可哀想な程に腰を反らしながら叫ぶ弐十くんの頬にはいつの間にか涙が流れていて、穴はキュンキュンと高い頻度で締め付けてきていた。気づくと弐十くんは2回目の射精を経ていたが、俺はあまりの快感に相手の身体を気遣う心の余裕はなくなっていた。奥の奥まで勢いよく入れていくと、弐十くんは泣き叫ぶかの様に喘いだ。
「む゛り゛いぃ゛…あ゛!?」
強く締め付けてくる肉の感触が気持ちいい、ナカがうねるような動きに、奥に持っていかれる様な感覚に陥る。もう精子は出ないのに前立腺が刺激されるのが辛いのだろう、涙を流しっぱなしにしていたためか、目元は赤くなっていた。
「こんなんじゃ、もう女の子抱けないね」
そう言いながら輪郭をなぞるが、弐十くんにはもう俺の声は聞こえないくらいには出来上がってしまっていたようで、快楽の波から下りれないのか、ずっと天井を向きながら焦点の合わない目で喘ぎ続けるだけだった。
「は、う…やば、もうイきそう」
俺の方も、どんどん頂点が近づいてくるのが分かった。
「弐十くん、出すね」
名前を呼ぶとこちらを見つめてくるのが酷く愛おしい。0、03mm越しにおいでおいでとうねるナカに白い欲を吐き出すと、弐十くんは気持ちよさそうに強く目を瞑った。
「ん゛、あったか…」
そんな声を聞きながら行為の終わりを示すようにゆっくりと抜く。それすらももう気持ちいいのか、弐十くんは甘く息を吐き出した。すっかり疲れきった俺は弐十くんの横に倒れ込む。さっきまでローションや甘い声が響いていた部屋からは、俺や弐十くんの息遣いと、シーツの擦れる音だけが聞こえるようになった。
ふと横を見ると弐十くんはもう眠りについていて、無理をさせてしまったなと少し申し訳なさや反省の気持ちが押しかかってきた。贖罪のため重い腰を持ち上げ、部屋を今一度見直すとシワになったシートや使い終わったコンドーム、飛び散った白などAVでよく見るいかにもな事後の風景が広がってきた。弐十くんと遂にヤッたという達成感や幸福感と共に、これは片付けが面倒臭いなというクズな考えも浮かんできた。そんなこんなで、俺たちの夜は終わったのである。
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初R18小説でした、合計4000文字ちょい、、見苦しい部分もあったかもしれませんがご視聴ありがとうございました🙇🏻♀️
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