💚「……ん、………ぅ……」
少しづつ、瞼が開く。
ホワイトとブラウンを基調とした天井。
………ここは…
♡「……起きた?」
💚「キャメ、さん……」
声のする方を見ると、お皿を洗いながらこちらを見るキャメさん。
確か、イツメンで飲み会をして、そのまま眠って……
💚「……っ……………」
❤️「…なにか、あった?」
💚「え?」
❤️「寝てる時、凄いうなされてたから」
💚「……、高校生の頃の夢、見てた」
❤️「……ごめんね、嫌な事聞いて」
💚「ううん、大丈夫」
💚「…じゅうはちも、疲れてるんだよね、」
❤️「……うん、色々溜まってるのかもね」
💚「…私が事故にあってから、さ」
💚「じゅうはちには色々迷惑かけてるの」
そう言いながら、そっと傍で寝ているじゅうはちとはるまの頭を撫でる。
❤️「……………………」
💚「一緒に住もうって言ってくれたのも、はるまのことだって……」
私が撫でたことに起きたのか、私の手に頭をこすり付けてくるはるま。
小さく笑って、もう一度撫でる。
“……、シェアハウス、しない?”
“介助犬、迎い入れてみない?”
💚「……もう、迷惑かけたくないのに、」
❤️「…迷惑ってさ、」
❤️「…本当に迷惑なのかな、」
💚「え?」
❤️「俺さ、迷惑かけられるとすごい嬉しいの」
Mじゃないよ?なんて笑ってキャメさんが言う。
❤️「あぁ、この人は、俺なら無意識に迷惑かけるくらいには信頼してくれてるんだなぁ、って……」
❤️「人は生きてるだけで迷惑なんていっぱいかけちゃうからさ、」
❤️「それを迷惑と思わないで、信頼と思えば、」
❤️「……きっと、いいんじゃないのかな、」
💚「……キャメさんって、よく思うけど大人びてるよね」
❤️「そう?w」
💚「うんw……考え方が、すごい大人っぽい」
❤️「……りぃちょくんがいたからかな、」
❤️「…あれ以来りぃちょくん、人間関係怖がるようになっちゃったから」
💚「そっか…嫌な記憶作っちゃったな、」
❤️「……ねぇ、まちこさん」
____________________
キャメロンside__
❤️「……ねぇ、まちこさん」
りぃちょくんの方をむくその後ろ姿に、小さく声をかけた。
💚「ん?」
“…元はと言えばまちこりのせいだよ!!”
“まちこりが事故に合わなければっ!!!”
❤️「……あの時の言葉、まd」
💚「ごめんね、お店泊まっちゃって」
そう、言葉を妨げられた。
❤️「え?あ、い、や……」
💚「じゅうはち起きたら、すぐ帰るから」
そう言いながら自分の荷物をまとめるまちこさん。
❤️「…………………………」
その後ろ姿は、昔のまちこさんと違って、なにかに怯えているようだった。
ねぇ、やっぱりまだ君は__
__あの時の言葉に囚われている。
____________________
♡「………………………………」
____________________
第一章「過去に縛り付けられて」完結。
𝐍𝐞𝐱𝐭➝「𝐇𝐚𝐥𝐟𝐰𝐚𝐲 𝐏𝐨𝐢𝐧𝐭&あらすじ」
____________________
【𝐏𝐫𝐨𝐟𝐢𝐥𝐞】
💚まちこりーた
本名➝菅野麻知子
足が動かない。
❤️キャメロン
本名➝桐野論
りぃちょの親友。
____________________
____________________
ということで第一章完結いたしました!
今回は今までの小説と違って短めに一章が終わりました、、
でもこれはここで切らないとって感じがしてます✊🏻
第二章からも楽しんで読んでいただけると嬉しいです👉🏻👈🏻
𝐓𝐡𝐚𝐧𝐤 𝐲𝐨𝐮 𝐟𝐨𝐫 𝐰𝐚𝐭𝐜𝐡𝐢𝐧𝐠.
コメント
5件
お知らせ了解です! ゆずはさんの作品全部好きなので待ってます!
【お知らせ】 少しの間全ての小説をお休みさせていただきます🙇🏻♀️