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〜梵天の一室(結婚式会場に似せたもの)〜

九井「新郎三途春千夜、あなたは千姫を妻とし、健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、妻を愛し、敬い、慰め合い、共に助け合い、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?」

春「あぁ、誓う。」

九井「新婦三途千姫、あなたは春千夜を夫とし、健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、夫を愛し、敬い、慰め合い、共に助け合い、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?」

千姫「はい、誓います。」


ー三途sidー

千姫「ね、春。

私、春と結婚できて、幸せだよ。

だけどね、幸せもいつかは褪せるから。

今ここで、終わりにしよう。」

パァン

春「は?

千姫、、、?」


〜2年後〜

春(千姫のいた時間が幻みたいだ。

なんでだろうな。

たくさんの人を殺した俺は幸せになっちゃいけないのか?

なんでだろうな。

あの日まで、王の為にたくさんの人を殺してきたのに、あの日からただの1人も殺せなくなったのは。)

九井「三途、お前がただの女に左右されるとはな。

首領からの言葉だ”殺せ”」

パァン

春(はっ、皮肉だな。

あぁ千姫、今逝くよ。)

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