テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
「んふ、こっちおいで。」
家に上がらせてくれたあと、ヒョンが手招きをしながら俺を呼んだ。
ゆっくり足が動いて、ヒョンに着いていってしまう。
正直、なんかされそうなのは、わかってる。
でも、一人の家にいるより、こうやって好きな人といた方がいいから……
呼ばれて着いていくと、ヒョンの部屋の前にきた。
「ん、入って」
「いーの、?」
「いいから呼んでんじゃん」
「…なら、」
ヒョンの部屋に入ると、まず香ってきたのが大好きな匂い。
柔軟剤なのかどうかわからないけど、ヒョンの匂いって感じで、心が癒される。
少し入って立っているまんまでいると、ヒョンも部屋に入ってきて
ガチャ……。
部屋の鍵が閉められた音がした。
はっと後ろを向くとそこには微笑むヒョン。
そして、こう言った。
「やっと僕だけのものって、また印つけれるね」
その言葉がなにを意味しているのかも分からず頭にはてなマークを浮かべる。
なにも分からずヒョンをみていると、ヒョンがなにかポケットから取り出した。
「これでもう、逃げられないようにしたげる」
あ、これ、やばいやつ、だ。
散々抱かれてきたけど、
こんなのなんか、一度も、ない。
これからされることがなんだろうと考えると、怖くなって一歩下がってしまった。
そしたらヒョンが近づいてきて…
「逃げんなよ」
そういって俺のことを押し倒してきた。
「ぁっ…?!」
初めて聞くヒョンの高圧的な声に、体が恐怖を覚える。
や、怖い、まってくれよ……
怖くて震えていると、ヒョンが手に持っていたなにかを俺の手にかけて、
カチッ…
いつの間にか手が動かせなくなり、鍵がかけられた。
そこでやっと気づいた。いま、つけられたのは、”手錠”だって。
151
3
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!