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幼少期のこと。
ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。…
俺は心の中で何度も唱えた。
口でも、何度も。
「ほんと迷惑…出てけ。」
出ていけばどうせ止められるかと思いきや、何も言われなかった。
「どーしたの?」
そんなとき、声を掛けてくれたのは君。
君は痣と傷まみれの体で、俺と同じだった。
「家出…的な…」
「…大変だったよね、ぼくが守ってあげる!」
「え…?」
君は健気な笑顔を浮かべているけど、 君だって。
俺と同じ境遇のはずなのに、なんで。
翌日、君の遺体が君の家で見つかった。
END.