ある打ち上げの夜、控え室にて。
ツアー終わり。照明が落ちた会場の裏側、仲間内だけのリラックスタイム。
テーブルの上にはドリンクとお菓子。
藤澤がニヤリと笑いながら、提案する。
涼架「ねぇ、王様ゲームしない?」
二宮「出たよ(笑)お前そういうとこ昔から変わらんな」
若井「こういうのって、〇〇がいると一気に華やぐよね」
元貴「ふふ、覚悟してね。命令、甘くないよ?」
1回目の王様:二宮和也
二宮(王様)「じゃあ手慣らしに……“3番が〇〇の耳にキスするフリ”ってことで」
元貴「俺、3番だわ」
〇〇「え、ええっ!?ちょっ……」
元貴(近づいて)「動かないで?すぐ終わるから……」
(耳元に、ふっと熱い息がかかる)
元貴(囁く)「……ホントはフリ、じゃ済ませたくないんだけどね」
〇〇「っ……ずるい、そういうの……!」
2回目の王様:若井滉斗
若井(王様)「“〇〇が1番好きな人の膝に座って、5秒キープ”で」
涼架「おおおい、それ俺がやりたかったやつだ……!」
〇〇(照れながら)「えっと……じゃあ、涼ちゃん……」
涼架「えっ!?本気で!?……来て、〇〇」
(〇〇が膝にちょこんと座る)
涼架(耳元で)「こういうの……クセになりそうだな」
〇〇「ちょ、ちゃんと数えて……!」
若井(嫉妬気味)「涼架、時間超過してる」
二宮「今のはアウトでしょ〜?」
3回目の王様:藤澤涼架
涼架(王様)「“2番が〇〇の髪に触れながら、『今日の可愛さ反則』って言う”」
二宮「はいはい、2番俺だ」
(そっと髪を撫でる)
二宮「……なあ、〇〇。今日の可愛さ、反則だよ。ほんとに」
〇〇(顔真っ赤)「……そんな、さらっと……」
涼架「うわーずるい、ニノのそういうとこ」
元貴(小声)「俺も触りたいんだけど」
4回目の王様:大森元貴
元貴(王様)「“〇〇が今、一番ドキッとした人の名前を呼んで、手を繋ぐ”」
〇〇(目線を泳がせて)「……滉斗」
若井(驚いたように微笑んで)「マジで? ……俺、死ぬほど嬉しい」
(〇〇の手をそっと包むように握る)
若井(小声で)「……離したくないって思ってる。こんなの、ゲームじゃ無理だよ」
夜も更けて――
みんなが片付けを始めたころ、それぞれがふとした瞬間に〇〇へ近づいてくる。
涼架(帰り際)
涼架「あの時、〇〇が膝に座ってくれた瞬間……本気で抱きしめたくなったんだよ」
元貴(照明の消えたソファで)
元貴「“フリ”じゃなくて、本当にキスしてたら……怒る?」
〇〇「……怒らない、かも」
若井(廊下で立ち止まって)
若井「俺の名前、あんなふうに呼ばれたら……もう普通に接する自信ないな」
〇〇「ごめん、変なことした?」
若井「ううん。むしろ……もっとしてほしい」
二宮(帰りのタクシー前)
二宮「……俺のことも、ちゃんと“男”として見てくれてる?」
〇〇「え……それって……」
二宮(真顔)「冗談じゃないよ?」
> 王様ゲームなのに、みんな本気みたいで……
私の心臓が、いくつあっても足りないよ……
〇〇がずっと王様!
第1ターン:命令スタート!
〇〇(王様)「じゃあ……1つめの命令。“2番が私の手を取って、優しく褒めながら撫でて”」
若井「あっ、俺2番……っ」
若井(そっと手を取って)「〇〇の手、すごく細くて可愛い。がんばり屋さんの手だなって、いつも思ってる」
〇〇「……ありがと。そういうの、嬉しい」
若井(微笑)「じゃあ、もっと褒めてあげるよ。俺が王様じゃなくても、ね」
第2ターン
〇〇(王様)「次は……“4番が、私の名前を優しく呼びながら、頭ぽんぽん”」
涼架「うわ、オレじゃん……!ぽんぽん、いきますっ」
(そっと手を伸ばして)
涼架「……〇〇。今日もすごく頑張ったね。ほんと、えらいよ」
〇〇「……涼ちゃんの声、落ち着く」
涼架「俺、これ毎日してあげたいんだけど……王様、毎日やっていい命令出してくれる?」
第3ターン
〇〇(王様)「次は……“1番が、こっそり私だけに『本気の好き』を囁く”」
元貴「(ニッ)……それ、俺。いきまーす」
(〇〇の耳元へそっと顔を寄せる)
元貴(低く甘く)「……ほんとに好き。ゲームとか関係なく、ずっと、前から」
〇〇(ドキドキ)「……そ、それは反則じゃ……」
元貴「王様の命令でしょ? だったら、何度でも囁くよ」
第4ターン
〇〇(王様)「……次は少し大胆に。“3番が、私を抱きしめながら『他の男に取られたくない』って言う”」
二宮「ちょ、おい……それ俺か。マジか〜……」
(照れながら立ち上がり、〇〇をふわっと抱き寄せる)
二宮「……〇〇。他の男に、絶対渡さないからな」
〇〇「っ……それ、言われると本気で揺れるんだけど……」
二宮(耳元で)「揺れてくれたなら、もう勝ちだろ?」
第5ターン(ラスト命令)
〇〇(王様)「最後は……“全員、私に1人ずつ順番に【愛の告白】して”」
元貴(真剣な瞳)「〇〇といると、音楽も日常も、全部特別になる。俺にとって〇〇は、“恋人”だよ」
若井(やわらかく微笑んで)「一緒にいると自然に笑える。〇〇が隣にいる未来が、もう浮かんじゃってる」
涼架(少し照れながら)「最初は友達だと思ってた。でも今は……〇〇がいないと、俺ダメになりそう」
二宮(落ち着いた声で)「ガキみたいに恋してる。寝ても覚めても、〇〇の顔が浮かぶんだよ」
命令は全部終わって、しんと静まり返る部屋。
けれど、みんなの視線は、〇〇ただ1人に向いていた。
本気の想いが、ゲームの皮をかぶってあふれ出す。
元貴「さあ、王様。最後の命令は、“誰を選ぶか”、じゃない?」
涼架「でも……選ばれなかったからって、諦める気ないからね?」
若井「選ばれるまで、ずっと命令受け続けるつもり」
二宮「お前の“好き”が聞けるなら、どんな命令でも従う」
> どんなに甘くても、どんなに命令しても、
私の心の中は、まだ誰か1人だけ選べていない。
ねえ、王様って……意外と、つらい役目だね。
朱莉のリクエスト!みんなもずくのTiktokのアカウント見つけた?毎回言うけど。見つけたり分からんかったりしたらコメントで!!!
コメント
1件
もっくありがとう😊! またリクエストするねー!