遅れてすいません🙏🏻
前回のジヨタプの続き?です!!
最初はバッドエンドで2つ目はハッピーエンドです!
どちらもジヨンは記憶を取り戻した設定です
⚠️注意⚠️
1つ目
・不穏
・タプさんが不憫で可哀想
・バッドエンド?
2つ目は普通にみんな幸せです
それでも大丈夫な方はどうぞ⬇️
──数ヶ月後。
あの夜のことを境に、ジヨンは変わっていた。
表面上は「優しいジヨン」のまま。
けれど、たっぴょんだけが気づいていた。
「目が笑っていない」
***
ある雨の夜。
ジヨンは、ベッドの上でたっぴょんを抱きしめながら、ぽつりと呟いた。
「……思い出したんだよ、全部」
なにが?何を、?
脳が理解することを拒む
一瞬で、血の気が引いた。
震えるたっぴょんの腰を、ジヨンの手がきつく締めつける。
「たっぴょんが俺を怖がってた理由も、俺が何をしたかも──ぜんぶ」
吐息が、耳元で這う。
「でもさ……また俺の隣にいてくれるってことは、やっぱり俺のこと、好きなんでしょ?」
否定することも、逃げることも、許されない。
次の瞬間、頬に痛みが走った。
ぱちん──
「なんで……黙ってたの?」
優しい声色のままで、手だけが冷たく頬を叩いてくる。
「俺がたっぴょんにしたこと、全部知ってたんだよね?じゃあ、なんで?」
「こわ……かった……」
やっと絞り出した声に、ジヨンは微笑んだ。
「……そっか。怖かったのか。怖がりなたっぴょん、ふふ、大好きだよ」
ぎし──
ベッドが揺れる。
涙が流れても、大好きだった彼は止めてくれない。
***
それからの日々。
ジヨンは毎晩たっぴょんを抱いた。激しく、荒々しく。
言葉は甘くても、行為はまるで支配だった。
「ほら、気持ちいいんでしょ?嘘つかないで」
「たっぴょんは俺だけのもの。誰にも見せないで?」
「逃げたい?だめだよ、どこにも行けないでしょ?」
たっぴょんは反抗をやめた。拒むのも、泣くのもやめた。
──大好きで優しくてかっこいい彼はもう居ない。
***
リビングでたっぴょんが倒れても、ジヨンは優しく抱き起こしながら言う。
「ダメじゃん、もっと体調管理ちゃんとしないと。こんな姿、俺以外に見せたら、許さないからね?」
抱きしめながら、背中を殴る。
微笑みながら、腰を強く引き寄せる。
涙がこぼれても、許されない。
「……ごめんね……ジヨン、」
自分のせいで狂ってしまった彼に、涙を流しながら謝る。
涙の理由も知らない彼は嬉しそうに笑って、キスを落とす。
「たっぴょんは俺の事大好きだもんね。
俺も大好きだよ。もっと言って?」
洗脳されるように、壊れていく。
これは愛じゃないと分かっていても、
「でもジヨンは、自分を愛してくれてる」
そう思い込まないと、耐えられなかった。
***
タプの世界は、もうジヨンしかいなかった。
光も、出口も、誰かの手も届かない。
ただ、ジヨンの愛だけが存在する世界。
──それがタプの牢獄だった。
そして、タプはその牢獄を「幸せ」と信じるようになった。
もう、壊れることもできない。
──そうして、彼は完全にジヨンのものになった。
永遠に。
ハッピーエンドverです⬇️
──ジヨンが、全てを思い出したのは突然だった。
目の前で笑うたっぴょんの顔。
その目の奥に残る、かすかな「怯え」に気づいた瞬間──
脳裏に焼き付いた光景がフラッシュバックする。
叫ぶ声。震える背中。叩いてしまった手。
痛そうに泣いていた、たっぴょん。
「……ッ、うそ……俺……」
崩れ落ちそうになった。
息が苦しくて、泣きそうで、でも──
「ジヨン?」
たっぴょんが不安そうに、こちらを見ていた。
***
「ごめん、ごめんね、たっぴょん、ほんとに……!俺……俺……!!」
ジヨンは膝をついて、泣きながら謝った。
「全部、思い出した。最低だった。
俺、たっぴょんに……あんなこと……ッ」
「……思い出したんだ、ジヨン」
タプはしばらく沈黙した。
少しだけ、体が震えていた。
でも──ジヨンの顔をじっと見て、ふっと笑った。
「……そんなに謝らないでよ。顔、ぐちゃぐちゃだよ」
「ごめん、ほんとにごめん……ッ」
「……もういいよ」
「え……?」
「ジヨンが……そんなに反省してくれてるなら、それでいい。だって俺、ジヨンが好きだから」
困ったように笑いながら抱きしめてくれるたっぴょん。すごく優しかった。
「たっぴょん……ッ」
「もう……前みたいには、ならないでね?」
「絶対にならない!!ほんとに……生まれ変わったつもりで頑張る……!!」
「ジヨン、必死すぎ……」
たっぴょんが笑った。
それはジヨンが一番大好きな、安心してるときの笑顔だった。
***
それからのジヨンは、とにかく一生懸命だった。
朝は必ず「たっぴょん、おはよう。今日も可愛いね」と優しく声をかけ、
夜は「疲れてない?大丈夫?」と気遣いMAX。
でもたっぴょんが誰かと話してると、ジヨンはたまに爆発しそうになる。
──ある日。
リビングでマネージャーさんらしき人と笑っていたたっぴょんに近づき、
思わず声を荒げる。
「さっきの誰?なんで笑ってたの?どういう関係……」
「……ジヨン、?」
言った瞬間、ジヨンはハッと目を見開いた。
目の前に怯えたように自分を見上げるたっぴょん。
「……ッあっ、違うの、違う、たっぴょん……ごめん……っごめんね……!!」
「……」
「俺、そんなつもりじゃなくて……でも、たっぴょんのこと好きすぎて、つい……」
「……ジヨン」
「……なに?」
「かわいすぎる」
「……は?」
「前は怖かったけど、今のジヨン……全部透けて見えるくらい、正直で可愛い」
「たっぴょん……」
「ありがとう、ジヨン。俺のために、頑張ってくれて」
ジヨンの目にまた涙が浮かぶ。
「……うぅ、も、もう、俺ほんとたっぴょんしかいらない……!」
たっぴょんはそう言って抱きついてくるジヨンに微笑んだ。
***
そんな2人を、少し離れた場所から見ていたメンバーたち。
「なんか……本当に幸せそうだな」
「ね、なんかこっちが泣きそう」
「たぷヒョンの笑顔、久しぶりに見ましたね」
「もうずっと、守ってやれよジヨン」
ジヨンがぺこりと深く頭を下げる。
「……あの時、誰も俺を責めなかった。感謝してる。みんな、ありがとう」
そして、隣のたっぴょんが小さく言う。
「……ジヨン、俺もね。今が一番、幸せ」
メンバーたちがそれを聞いて、自然と笑顔になる。
「よかったね……たっぴょんも、ジヨンも」
「……うん」
手を握り合った2人が、もう二度と離れないように、
小さく誓いを交わした。
そして、今日も2人の「新しい幸せ」が始まる。
こんな感じでいいのかな…?
何か変えて欲しいとこがあったら全然言ってください!
リクエストありがとうございました💖
コメント
4件
書いてくれてありがとうございます!(´▽`)😭 これからも頑張って下さい\(*⌒0⌒)♪応援してます(*^^*) また、いつでもリクエストしていいですか?⟡.·😊( *´꒳`* )😊⟡.·
あらやだ、どっちも大好きなんですけどッッ💘✨️ もうね、暴力も最高だけど、甘々も好きですわぁ、💞😇