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ライラ🔮🌸🌙
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星月志紅@ドズル社箱推し✨
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なぜかおらふくんになついている、雪だるまの精霊を拾ったあと、本来ならそのまままっすぐ妖精の里へ向かう予定でした。 でも、いなりーが「クッキーが欲しい」と言い出したのと、黄色いポピーの情報を集めるため、途中で街に立ち寄ることになったんです。
……とはいえ、妖精の里への道から大きく外れるわけじゃないので、行きやすい場所でした。
「わあ〜! おんりー見て見て! 妖精も人間も、いっぱいいるよ!」 おらふくんが目を輝かせながら、俺の袖を引っぱってはしゃいでいる。
この国は、妖精と人間が共に暮らしていることで有名です。 さて、まずはどこに行こうかと考えていたら、いなりーとルザピが「クッキー買いに行こう!」とうるさくて。 仕方なく、ぼんさんと王女様に彼らを任せて、俺はおらふくんと二人で、魔法薬の買い出しと情報収集に向かうことになりました。
*
一通り魔法薬を買い終え、黄色いポピーに関する情報がまだ出回っていないことを確認した後。 俺はおらふくんにアイスを買って、街角のベンチでひと休みしていました。
そのとき、おらふくんがゆっくりと口を開いたんです。
「おんりー……えっと、僕、勝手に突っ走っちゃって、ごめん。おんりーの気持ちも聞かずに……。それに気づいたの、ドズルさんに言われてからで……えっと……」
おらふくんは、言葉に詰まりながらも、ちゃんと話してくれました。 俺が騎士団長になることが決まって、寂しかったこと。 ルザピに出会って、自分が騎士団長にならないようにしようとしたこと。 そしてドズルさんに、「ちゃんと相手の気持ちを聞いたのか?」と問われて、ハッとしたこと。
一つひとつ、正直に、真っ直ぐに話してくれたあと。 おらふくんは、涙ぐみながら言ったんです。
「……おんりーは、黄色いポピーが見つかったら、一緒にいてくれる?」
その目を見て、断るなんて選択肢があるはずがなかった。
俺は、そっと頷き、おらふくんの手を取って歩き出しました。
ちょうど、日が沈みはじめた頃。 この空は、たった1時間しか見られない――淡いオレンジ色の、幻みたいな景色。
でも、俺はまだ知らなかった。 このとき交わした約束が、後におらふくんを泣かせることになるなんて――
コメント
1件
お疲れ様!第30話読んできたよー。 今回、おらふくんがちゃんとおんりーに向き合って気持ちを話せたのが本当に良かったな。「寂しかった」って本音に胸がギュッとなったし、ドズルさんの一言がきっかけってのも納得。 最後の「おらふくんを泣かせる」って一文、めっちゃ気になる…この温かい約束がどうなるんだろう。続きが待ち遠しい🔥 # 星月志紅@ドズル社箱推し✨ へのコメント おらふくんが自分の気持ちを真っ直ぐ話せたの、すごく良かったです。夕暮れの1時間の景色、幻みたいで切なかった…また次を楽しみにしてます!