どうもこんにちは
このお話、設定がめちゃくちゃです
「ん?」って思っても触れないでください
#mtp
#nmmn
ご本人様とは一切関係ありません
wki side
「こんにちは」
「来たんだ」
素っ気ない反応の元貴のサイドテーブルに
ビニール袋を置く。
「イチゴ持ってきたけど食べる?」
「イチゴ嫌い」
「そっか……ごめん」
差し出したパックを引っ込めて
一粒つまんで食べる。
「あ」
「ん?」
前のめりになって口を開けている。
「えっと、なに?」
自分の口とイチゴを交互に指差す。
「あぁ、はい」
ヘタだけむしり取って口に入れてやる。
しゃくしゃくと咀嚼して嚥下した。
「やっぱ好きじゃない」
「なんで食べたの……」
「なんとなく」
そこからしばらく他愛ない話をした。
「ちょっと蕾ついてきたね」
「なにが?」
「えっと、桜」
窓から見える桜を指差す。
「へー」
元貴は何を話しても興味がなさそう。
「……俺、帰るね」
「あっそ」
袋を持って立ち上がる。
「あ、イチゴ置いてってよ」
「食べるの?」
「もったいないし」
「わかった。じゃあね」
袋を押し付けて病室を出た。
俺と話しても楽しくなさそうなんだよな。
もう行かない方がいいかな……
「あ、若井さん」
すれ違った看護師さんに呼び止められた。
「大森さん、あなたが帰った後いつも寂しそうなんです。これからも来てあげてください」
「……はい」
看護師さんが気を使って言ったのか
わからないけど、嬉しかった。
次の日の放課後の病室。
「こんにちは」
無言の元貴に見つめ返される。
「リンゴ持ってきたけど食べる?」
「リンゴアレルギー」
「そっ、か……本当ごめん」
リンゴを引っ込めて一口かじった。
「あ」
口を開けてリンゴと交互に指差している。
「……いやいや、ダメでしょ……」
短くてごめんなさい
飽き性の自分を殴ってくれ……
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