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(止まった..??)
乗客は状況を掴めないでいた.
辺りを見渡していると.不可解なことがあった.
一向に飛行機が落ちない.
まるで地面に着陸しているかのように.少し時間が経った時.飛行機が着陸した所から見る見るうちに建物が出来上がっていく.これには藤崎も乗客らも驚きを隠せない.
またもや機内アナウンスが流れた
<(では.皆様降りの時間です.決して怪我のないようお気を付けてください
何が起こっているか分からない.とりあえず皆アナウンスの指示に従うと飛行機は消えていった.
乗客らは取り乱している者もいれば冷静さを取り戻している者.等がいた.
皆が口々に物を言っている間.朝霧は目を丸くしていた.
藤崎は朝霧に聞く.
「何かあったんですか?」
『 これです』
朝霧は建物の看板を指刺した.
そこには「game in the sky」と書いてあった.
皆が看板に夢中になっていると建物の中から二人が出てきた.
中から出てきた二人は何とも口では表せないような人だった.
一人は黒いベールを被っていて目元がハッキリ見えない.
もう一人は正反で白いベールで口元を隠している.
二人とも長いドレスを着ていて沢山のレースが付いている.どうやら双子らしい.
双子が向き合って話している.
白い服の人がこっちを見ている.何やら黒い服の人に状況を伝えているらしい.
黒い服の人が話し始める.
「ようこそ.game in the skyへ.歓迎します.」
どうやらここは妹から聞いた所らしい.
「此処は天才達が集まり.賭け事を楽しむ館です.」
白い服の人が喋り出す.
「詳しくはあとから説明致します故.館にお入りください.」
皆が困惑しながらも双子に着いていく.
藤崎達が大広間に着くとローブで顔も体も覆われた老爺が居た.
「ようこそ.天才の皆歓迎します.」
「では最初の説明です.皆さん此処が何をするところかはご存知かと思いますので世間に知られていないことを説明します.」
「この館では極.内.底.卑という階級があります.極は天才レベル.内.は凡人レベル.底.は馬鹿.卑.に行くと奉仕人になりますのでご注意を.」
「では次の説明に移ります.」
パチッ
老爺が指を鳴らした.すると忽ち先程の黒と白の双子と.今度はスーツを着用した男の双子が現れた.
「奉仕人になるとこの様な格好をしていただきます.拒否権は有りません.」
次々とルールが説明されていく.
パチッパチッ
指を二回鳴らすと同時に奉仕人が捌ける.
「では次」
「部屋についてです.」
「部屋は二人一部屋です.飛行機で隣だった者と組んでください.」
説明が長々と続く.
「ギャンブルは1ヶ月に一度です.参加するかしないかはお任せしますが.三ヶ月以上参加しないと階級が下がりますので.」
「なにか質問はありますか?」
真っ先に朝霧が手を挙げた.
「参加者は私達だけですか?話によると前に招待された方が見当たらないのですが.」
老爺が気味の悪い顔を浮かべた.
「いい質問です.ここに招待するのは高校二年生の天才のみです.なので三年生になったら此処からは居なくなっていただきます.」