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10 - 絵 続き

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2025年01月28日

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前回の絵人くんのその後です!!


リクエストがあれば………なんてほざいてたら本当に頂きました


すごくうれしい

























絵人「楽山〜?」






同居人である楽山に呼びかけても返事がない。





あまりにも静かで不安になったから部屋を覗きに行くことにした。






絵人「楽山、入るよー」






恐る恐る扉を開けると楽山は眠っているようだった。





楽山は病気になって今は寝たきり。





俺がいくら入院してって言っても誤魔化されてばかりだった。





心地よさそうな寝顔に俺まで嬉しくなってそっと扉を閉じた。






















絵人「ん!めっちゃ美味い!」






今日は一段と美味しいご飯が作れた。





今すぐに楽山に食べてほしくて急いで寝室まで持っていった。






絵人「楽山、起きた〜?」






扉を開くと楽山はまだ眠っていた。





その顔は心地よさそう……………というよりもなんだか青ざめている。





悪い夢でも見てるのかと思い、近づいて額に触れると体温は低かった。





違和感を覚えて鼻に手をかざしてみれば、楽山が息をしていないことは容易に理解できた。






絵人「…………………………ら、楽山?うそ、なんで、え………?」






理解することは容易だったけど、それを受け入れるには心の準備が足りなかった。





いつものように俺をからかってるのかと思い、体を揺さぶった。





でも、彼の体は重力に逆らうことをせず、だらんとした姿勢になっただけだった。






絵人「ねぇ、楽山、!起きてよ、もう十分騙されたじゃん、俺………!」






いくら呼びかけても大好きな彼からの返事が聞こえることはなかった。






















あれから数年後。





楽山には家族もいないみたいで、楽山の死は俺しか知り得なかった。





もう一度、俺を愛してくれた楽山に会いたくて、一目でいいから目に映したくて、亡くなった楽山を絵に描いた。





でも、いくら描いても俺が大好きな彼には似ても似つかない。





それは、描けば描くほどどんどん酷くなった。





きっと俺の中から楽山が消えていっていることの表れだったんだ。






絵人「また失敗か…………」






今日も上手くいかなくて、息抜きをしようと絵の前から離れた。





息抜きと言ったって特に何をするわけでもなく、ソファに寝転がって楽山のことを思うだけ。





今日は久しぶりに楽山に会いに行こうと2階の彼の部屋に向かった。






絵人「うわっ、臭……………」






キィ、と扉を開くと腐敗した臭いが俺の鼻を突き刺した。





目も当てられないような姿に様変わりした楽山が寝ているベッドを見て、懐かしい気持ちが込み上げてきた。





いても立ってもいられなくなり、下の階に降りた。





トイレで思いっ切り吐くと、なんとなく描かなければという使命感に襲われた。





俺が描かれた額縁と、かなり前に知人から貰い、そのまましまっていた出所の知れない絵の具を取り出して、目の前に座った。






















絵人「……………で、できた、かな……」






描き上げた絵の中には、俺が出会ったばかりの頃と変わらない彼がいた。





今までは描けなかったというのに、何でだろうと思った。





それはきっと、不思議な絵の具のおかげだったはず。





そういえば、この絵の具は俺を描いた人も使っていた。





この絵の具にもう一度俺を生んでもらったみたいだ。





額縁の中にそっと腕を入れると、いつものように絵が波打って俺を招き入れた。






絵人「楽山!」






















kr「FBさん!いいネタが入りましたよ!」





fk「流石だよ、クロノアくん!ところで、どんなネタなのかな?」





kr「えっと…………ある美術館から盗まれた絵画についてです!」





fk「それじゃあただの窃盗事件じゃないか!それのどこがオカルトなんだい?」





kr「この絵画、何者かによって盗まれた後、さらに何者かによって描き加えられてるんです!」





fk「ほう。でもそんなの、誰にでもできるじゃないか?」





kr「そうなんですけど…………。その絵は作者がわかっていないんです。作者がわからないというのに、描き加えられた画風は元々描かれていたものと遜色ないんですよ」





fk「うーむ………最近は画風の分析をしてそっくりに描く人もいるからなぁ、」





kr「そうですね…………。あ!」





fk「ん?なにかいいネタでも閃いたかい?」





kr「いえ、その絵画の話なんですが。その絵に元々描かれていたものまで変化しているんです!」





fk「変化?」





kr「はい。元々、その絵には1人の青年が描かれていたんですが、美術館に展示されていた時は無表情だったんです。でも、今回見つかった青年の顔は幸せそうな笑顔でした」





fk「なるほど…………じゃあ次の月刊ムーは、その絵画についてまとめよう!」





kr「いいですね!次も売れること間違いなしです!」





fk「これから忙しくなるぞ、クロノアくん!まずはその絵画の歴史について調べよう!」





kr「はい、FBさん!」

























なんか雑になっちゃったんですけどいいですか……………(ダメです)


真面目な話、「もっと完成度上げろよ」とかあれば言ってください。


死後の話をする上で、人間の死後(物理)について調べたんですが、1週間もせずにハエが繁殖して腐敗が進むらしいです。ちなみに、腐敗した遺体が見つかる原因のほとんどは孤独死だそうです。



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