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『クラスの陰キャ男子は “元”不良でした。』
Episode.1
ぷちぷち→👀
ぽん太→🐤
いむ→🐾
ひなこ→🎀
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
side:本田歩都 -honda poto
ーキーン,コーン,カーン,コーン…
チャイム、授業が終わる音が鳴る。
日直が挨拶をして、教科担任の教師が教室を出ていく。
その瞬間が、 学生にとっての解放の時間なのである。
🐤『うぁ”ぁ‥』
これは一体声と言えるのだろうか…
小さな唸り声は、 一瞬で教室の騒音に消えていった。
🐤(今日、お昼どこで食べようかな…)
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
side:猫宮伊舞 -nekomiya imu
ーキーン,コーン,カーン,コーン…
微かに学校からチャイムの音がする。
──────────────
👀「37.6度、結構熱出てんな‥」
🐾『‥ごめん、お前も授業あんのに』
朝早くから仕事に出る親の代わりに、 幼馴染み……いや、”親友”が看病をしてくれた。
👀「あ? いーよこれくらい。 遅刻連絡もしてるって、さっきも言ったろ?」
🐾『………親のふり?』
👀「あたりめーだろw(ドヤッ」
コイツなりに元気を出そうとしてくれているんだな、と感じて、少し嬉しく思う。
──────────────
👀「うっし、とりまこんなもんか?」
🐾『……上出来だな✨(ドヤッ』
👀「おい感謝しろよ~w」
37.3度。
前よりは少し楽になったし… コイツには感謝しかないな。
👀「ここに冷えピタと風邪薬。
冷蔵庫にゼリーとア○エリと保冷剤入ってるから、 腹減ったり氷ぬるくなったら代えろ。
あと…俺6限には早退してくるから、
それまで大人しくしてろよ?」
🐾『え?ぷっちーが帰ってきたらいいって?』
👀「やっぱ治るまで寝とけ 」
──────────────
今は‥昼休みくらいか?
🐾『暇すぎる…』
ープルルルル,プルルルル…
🐾『こんな時間に家電…?』
ーピッ,
🐾『猫宮です』
🎀「おっひさ~」
🐾『ぅげッ、祭さん……』
祭雛子、 俺の中学時代の先輩。
こんなバカな人が俺より年上なんて… 到底信じられない。
🎀「げっ、とは酷くない?
一応心配してあげてるんですけどー‥」
🐾『… 心配なら親友だけで十分です、
もう二度とかけてくんな。じゃ。』
ーぶつっ、
🐾『はー、これでようやく休める‥』
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
ーぶつっ、
🎀「切られたんだけど?!」
👀『あー‥自業自得じゃないっすか?』
痛い‥
視線がッ、痛いです…
頼むからどっか行けよクソが‥
🎀「もー‥折角心配してやったのにさぁ……!
ねぇ、”ぷっちー”もひどいと思わない?!」
👀『何回も言いますけど、 俺「冬知」です‥
その変なあだ名やめてください……』
🎀「え~っ?なかなか良いカンジだと思ったんだけどな…」
……まさか、親友と先輩に同じあだ名を付けられるとは思いもしなかった。
👀(同じ思考回路?
確かに、2人ともバカだったよな…)
🎀「なんか今めっちゃ失礼なこと言われた気がするんだけど?? 」
👀『…気のせいじゃないっすか?』
🎀「ちょ、その間何ッ?!」
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
Episode.1『発熱と憂鬱』 終了
Episode.2・・・9/21
次回もお楽しみに。