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涙腺崩壊しました(˘•̥⧿•̥˘ ) マジ好きです((突然の告白
曲パロです!ずっとやってみたかったんですよねぇ……。
いやぁ…今回のやつの他にもね、米津玄師さんの『死神』って曲が武器商人と護衛やってる頃の科四流にピッタリなんですよね。
技術と画力と気力さえあればオリジナルMV造りたいくらいにはピッタリ。
今回は米津玄師さんの『あたしはゆうれい』と言う曲です。
米津さん好きすぎやろって感じですけど…
あ、ちょい死ネタです。
では、どうぞ……
em愛され?【私は幽霊】
wr軍 総統室
その中に居るのは国を総べる総統と1人の幽霊
幽霊は彼の目の前に立って手を振った。
「おーい、グルッペーン」
反応が帰ってくることは無い
私は幽霊
「…はぁ……グルッペンもダメかぁ……」
貴方に見えない
「………寂しいなぁ…」
誰にも気付いて貰えない、孤独で寂しい静かな日々に嫌気がさす。
「…もっとみんなと一緒に居たかったな……」
ひとひらの想いも伝わらない
白銀の瞳が寂しそうに揺れる
(それでも)
愛を
(私の名前を)
教えて欲しいのその口から
静かな部屋に弱々しい声が響く。
「……エーミール」
「……っ!?」
私は幽霊
それは一国を治める総統の、一人の人間としての独白。
「…エーミール……何故…私たちを置いて逝ったんだ……?」
貴方は知らない
「私だって…置いて逝きたかった訳じゃありませんよ……」
涙の理由も その色さえも
頬をつたう涙にさえ、温もりは無い
「何処に…居るんだ……?」
「此処に居ますよ」
そこに居る貴方に触れようとしても、半透明な手は貴方の身体をすり抜けるだけ。
それでもきっと
「変わらずにずっと」
「皆さんが好きです」
「馬鹿みたいですよね」
自傷気味に笑うと、彼と目が合った。
「……ぁ…」
ひゅ るるる るるる
空いた窓から暖かい風が吹く
もうその部屋には総統以外誰も居ない。
ただ窓の傍には美しい茶色の蝶が舞っていた。
「…エーミール……?」
返事は無い。ただ、暖かな風が、グルッペンの頬を撫でる。
「……あぁ…解ったよ。エーミール」
金糸の髪が靡くその部屋に
低い凛とした声が響く。その声は何かを決心した様な、そんな声。
「…少し待っていてくれ……後、数十年もすれば…そっちに行って、土産話を山ほど聞かせてやる…だから」
「俺たちがちゃんと前を向ける様…見守っていてくれ」
「我らの愛する、エーミールよ……」
暖かな風が、蝶を誘う。
蝶は安心したように、青い空に羽ばたいて行った。
聞けば聞くほど曲に出てくる『あなた』がグルさんに見えてくるんだよなぁ……
お時間あれば是非曲の方聞いてみてください。今回抜粋したのはラスサビのとこだけなんで、是非フルで!
SpotifyやAppleMusicで聞けます!
では、また次の作品で……