テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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一明日を見るためにー

第23話 - 第20話森の住人

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2024年06月10日

#mmmr

#マフィア

#能力

#能力者

#ちょいぐろ

#ご本人様に関係はありません

仲春@今日休みます

俺たちは今、元城の近くの山──────つまり、ガンマスさんの支配領地に入っている。

ガンマスさんは種族長では無いがその山を支配できるほどの力を持っているらしい。種族長と同等かそれ以上か〜みたいな話を自慢げに、そして笑いながら話していた。それは無いだろっとほかの村民につっこまれており、しばらくその場には笑いが巻き起こった。

その場所は美しい湖だった。ℬℯ𝒶𝓊𝓉𝒾𝒻𝓊𝓁ですね〜と、謎に発音よく言ったれいまりさんに俺は思わず爆笑。そのほかの村民も笑っている。

笑っていると、湖の近くの木からひょこっと顔を出した少女が居る。1人…いや、2人

ガンマスさんを見るな否やガンマスさんに向かってとんでもないスピードで寄ってくる。ガンマスさんとれいまりさん以外の村民はすっとガンマスさんから離れる。

多分感動の再会とかなのだろうと察せられる。

「ガンマスさーん！れいまりさん！何も言わないでどこか行かないでくださいよ〜…!!」

泣きながら近ずいてきた少女はガンマスさんに抱きつく。

その子のは髪は黄緑色の美しい毛並みに黄色でグラデーションをされ、所々に星の髪飾りが着いている。その髪をピンク色の髪留めでポニーテールのように結んでおり、その髪は全体的にウェーブがかかっていた。服には袖のないガーディガンのようなものを羽織っており、スカートには半透明のフリルが着いた2段構造になっている。

そして1番の特徴は薄い黄緑色の羽がはえている。目は透き通るような目をしていて、今は目元に涙が溜まっている。瞬きでもしたら涙がこぼれおちそうだ。

隣の子はピンク色の髪をくるくるに巻き、ツインテールのように結んでいる。ドリルヘアって名前であってる？と疑問に持つが、一旦それは置いとく。袖無の上着のようなものをはおり、上の服は和服にありそうな服を着ている。スカートを履いており、黄緑色の髪の子に似ていた。

ただ、この子からは猫の耳が生え、二股のしっぽが生えている。その子の目には俺だけに向けられた敵意が滲み出ている。

「すみませんｯ…色々あって…」

ガンマスさんが小さな声で柄では無いことを言っている。

れいまりさんからは表情が消え、人形の糸が切れたかのように固まる。

黄緑色髪の子は慌てて

「と、とりあえず！一旦話しましょ？何かあったことはわかりましたから…!!」

その子は自分の家へと俺達を招き入れる。

俺達の前には巨大だが、生気が溢れ、白をベースとし、薄い虹色で輝いている。美しい。それが俺の1番の感想だった。

近くにいるだけで、元気が出て、力がみなぎるようなそんな感覚。ただの花ではない。俺にわかるのはそれくらいだった。

花の中は以外にも普通の家だ。強いて言うなら、窓が多く、ガラスの代わりに魔法のようなものが張られていることや、花なのにドアが木で出来ていたことぐらいだろうか？