コメント
2件
続きってないんですかね...めっちゃ続き気になります
めっちゃ続き気になる! 灰谷兄弟が河田兄弟を幸せにすることを願う(。>人<) 続き待ってます!
はい、続きです。注意書きは1話冒頭に書いてあるでござんす
灰谷兄弟視点
竜胆「兄ちゃん、あれ見て」
蘭「ん?」
その兄弟が視線を向けた先にはブカブカのコートを着てフードを深く被った10才ぐらいの子供がいた。
その見た目を一言で表すと「不気味」だろう。フードを被っているため顔や頭が見えない。当たり前だ、心や性格とは別に人の顔や身体を見ないで美しいとは言えないだろう、
それをこの兄弟はおもしろがったのだ。
蘭「なぁ、そこのガキんちょ2人」
ナホヤ「!?…なんですか…」
その子共は身体をビクッと跳ねさせて驚いた。「この人達、男!?」と、
竜胆「ちょいと俺たちと遊んでみない?」
ソウヤ「え…?」
蘭「大丈夫、変なことはしねぇよ。多分」
ナホヤ「ごめんなさい、最後の多分がなかったらついて行ってたかもしれないです。さようなら」
ソウヤ「さ、さようなら」
蘭「ちょ、ちょっと待って」
蘭は必死に食い止める。どうしてもこの子供が気になるからだ。いつもなら「ふーん」くらいで通りすぎるが、この子供は妙に気になったのだろう。
ナホヤ「なんですか」
蘭「なんか、どうしてもお前らが気になるんだよ!お願い!!」
河田「!?」
一瞬でナホヤとソウヤの身体じゅうに鳥肌が立った。ナホヤとソウヤはすっかりと恐怖心に陥ってしまった。たった「お前らが気になる」その一言だけで。
河田視点
ナホヤとソウヤはみんなに嫌われていた。いや、違う。人に近づかれないようにしていた。
ナホヤとソウヤの格好はさっきも言ったが不気味だ。そんな子供に人がワイワイよってくるはずもなく、人間に話しかけられないことでインキュバスだとバレることは無いと安心していたのだ。しかし、今は違う「お前らが気になる」そう人に言われたことが怖くて、でも嬉しくてその2つの感情が入り交じっていた。
構ってもらって嬉しい
双子は少しそう思ってしまった
小さい頃、ある人にインキュバスであることがバレてしまった。
そのことはあっという間に学校中に広まった。
□□「なぁお前らってインキュバスなんだろ笑、気持ち悪りぃ」
△△「ヤリチンだヤリチン!女子共逃げろー!」
女子「キャー!インキュバスが来るー!」
河田「ッ………」ポロポロ
インキュバスであることでたくさんいじめられた。ヤリチンだの悪魔だの色んなことで罵声を浴びせられ、でもそれは全て事実。逆らえなかった。いじめられてる現場を見ても先生達は何もしてくれなかった。「先生達も自分達のことが嫌いなんだな」と、わかってしまった。
それからは、学校には行かず自分達で勉強した。親はナホヤ達の代わりに闇業者に捕まったしまったからいない、
この親のいない状況でどうにかやりくりしていた。たった10才の双子が、
あいにく、親の知り合いにお金をもらって生活することが出来ている。しかし、家の管理などで忙しく精子を出す暇などなくなってしまった。当たり前だ、子供だから。
そして少し余裕の出来た今日、買い物ついでに獲物を見つけ精子を出そうとしていたのだ。
灰谷視点
河田「ッッ〜〜、うわぁぁぁん」ポロポロ
灰谷「!?」
竜胆「え!?え!?なになに!?」
蘭「なんで泣いてんの!?」
いきなり泣き出してしまった子供にびっくりする2人。その子供はなにか安心して、緊張が解けたのだろう。思わず泣いてしまったのだ。
とにかくこの場所を移動しないと色々と面倒なことになると竜胆は悟った。
竜胆「兄ちゃん、とにかく移動しよう!」
蘭「え!?なんで?まぁいいけど」
竜胆「とにかく着いてきて」
タッタッタッ
ナホヤ「はぁ…はぁ…」
ソウヤ「ここ…どこ?」ポロポロ
蘭「なんでわざわざアジトまで…」
竜胆「とっさに思いついた場所がここだったの!」
やべぇめっちゃごちゃごちゃしてる