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20XX年12月31日 東京スカイツリー ???
立川に連れてこられたのは、スカイツリーの地下。
「ここは?」
「スカイツリーの大元。あれが、スカイツリーを支えている大きな柱だよ。」
「そうなんですね。」
「じゃあ、次の指示だよ。タイムリミットは16時半。多摩地域にあるスケートリンクに来て。通年滑れるリンクよ。昼食は適当にとっておいて。」
そう言うと、立川は去っていく。
「とりあえず、飯だな。ソラマチ行くか?」
「そうね。」
20XX年12月31日 東京ソラマチ レストラン
「で、次の場所、どこだと思う?」
「調べればいいでしょ。ほら、ここ。」
あかりちゃんがスマホの画面を見せてくる。
その画面に表示されていた場所は、
「東大和スケートセンター?」
「そう。西武拝島線東大和市駅から徒歩1分。」
「だったら、今来たルートをそのまま戻って恋ヶ窪通過して小川まで行ったほうが早い。押上まで歩いて地下鉄とかで高田馬場行ってそこから1本のルートのほうが楽だけど、どっちにしろ間に合うよ。」
「どのくらい差が出る?」
「20分くらいかな。」
「20分…」
「大きいな。」
「李子ちゃん、どうする?」
「急がば回れ、ね。」
「じゃあ、急ごうか。」
「電車何時?」
「38分。」
「なら、そろそろ行こっか。」
20XX年12月31日 東大和スケートセンター
「立川さん、着いたわよ!」
「いないみたいだな。」
「そんなことある?」
30分ほどがすぎた。
「あなたたち、もういたの?」
「立川、遅いぞ。」
「あなたたちが早いのよ。何時に駅に着いたの?」
「3時くらいです。」
「早すぎる…。でも不可能ではないわね。」
「早く次の指示くれよ!」
「まあ、待ちなって。ここではやることがあるんだ。」
「やること?」
「移動するわよ。」
それから、スケートリンクを出て15分ほど歩かされた。着いた場所は、ショッピングモールだった。
「ここに2つのショッピングモールがあるでしょう?両方に1個ずつ、パスワードを隠しておいた。」
「パスワード?」
「それを書いた小さな箱よ。それを夜6時半に、北側のショッピングモールの屋上に集めて。ここでのミッションは以上よ。」
「まだ時間はたくさんある。手分けして探そう。本郷くんと近藤くんは北側、私とあかりちゃんと舞ちゃんは南側でいい?」
「うん。」「分かった。」「いいよ。」「おけ。」
「じゃあ、行くよ!」
「「「「うん!」」」」