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く り 。🌰 @ 低浮上
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コメント
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いやあ、これが初めてなんて信じられない……! ラストの「やっと、終わった」の笑い声、めちゃくちゃ心に刺さりました。あの長袖の下の痣の伏線が一気に回収される瞬間、ゾッとしつつも彼の解放を思うと複雑な気持ちになる。ご都合設定って言うけど、逆にこの「事故で親が死ぬ」っていう極端な状況が、積年の虐待の重みを際立たせてるなあ。続き、けちゃくんがどう生きていくのか気になります。
見る専だったけどなんか書きたくなりました。初めてなので大目に見てください。AMPTAKxCOLORSのけちゃくん主人公。けちゃくんしか出てきません。ご都合設定です。自衛お願いします。
普段のポンコツけちゃくんはいません。
英語以外もいける天才けちゃくん。
高校生 。
いつも通りの塾の教室。
講師がホワイトボードにマーカーを走らせ、解説をする声と、皆がノートを書く音が教室に響く。
この塾は成績の順位で席の場所が決まる。
成績の良い生徒は教室の後方、順位が下がっていくにつれ、席も前方になる。
そして、このクラスは地域でもトップクラスの進学校を目指すクラス。
けちゃはいつものように一番後ろの席で授業を受けていた。
“天才”
周りは彼をひそかにそう呼んでいた。
“頭脳にも容姿にも親にも恵まれている “
皆はそう言う。
“非の打ち所のない秀才”
誰も知らない。
彼の長袖の制服の下の痛々しいほどに色を変えた痣を。
誰も知らない。
彼がなぜ必死に勉強しているのかを。
親の機嫌を損ねると容赦のない暴力と暴言が降ってくるから。
テストで満点を取って、常に一位でいないと家に居場所がないから。
「……よし、じゃあ次の大問にーー」
講師の声をけたたましく鳴り響いた事務室からの内線電話が遮った。
講師が受話器を取り、言葉を交わす。
皆の目に、だんだんと青ざめていく講師の顔が映った。
「…あ、あの、けちゃくん…」
ひきつった声でけちゃを呼ぶ。
「今、警察から連絡があって…」
「…君のご両親が大型トラックとの正面衝突事故に遭われたそうだ」
「今、病院に搬送されたが、意識不明の重体で…」
かなり厳しいそうだ、と講師は続けた。
教室の空気が凍りついたように静まり返った。
かける言葉も見つからない、最悪の悲劇。
生徒たちが息を呑んでけちゃの顔を盗み見る。
「…ぇ?」
けちゃの口から漏れた戸惑いと思われる声。
ぽつり、と彼の目から涙がこぼれ落ちる。
そしてそのまま、ガタガタと椅子を鳴らして音をたてながら、床に崩れ落ちた。
床にポタポタと大きな滴が染みをつくっていく。
誰もが、彼は絶望のあまり泣き崩れたのだと思った。
講師が慌ててけちゃに駆け寄ったそのとき。
「あは….っ、はは…..っ」
彼の口から漏れたのは、嗚咽ではなく乾いた笑い声だった。
「….やっと、だ」
静まり返った教室に、彼の震えた声が鮮明に響く。
「やっと、終わった…..。もう、帰らなくてもいいんだ。もう、殴られない….。 怒鳴られない、壊されない……っ。」
「あははっ、やっと、解放される……!」
前髪の隙間から見えた目は、”歓喜”と”安堵”に満ちていた。
生まれてからずっと彼を縛りつけていた鎖が、粉々に砕け散った瞬間だった。
周囲は、あまりの衝撃に言葉を失い、ただただ床で泣き笑う彼を見つめることしかできなかった。
彼が隠し通してきた地獄の全貌が、最悪の形で、しかし彼にとっては最高の形で、白日のもとにさらされた瞬間だった。