「らっだぁさん!」
「らっだぁ〜!!」
そう呼んでくるのは俺の同業者のゾムと、ぺいんと。何してるのって?
決まってんじゃん。暗殺だよ。
「なにぃー?」
「まだー?俺ら終わってんけどー!そっちはー?」
「終わってるに決まってんだろー?」
「ナイスー!」
只今絶賛暗殺任務中。暗殺っていうか殺戮だけどね。まぁ殺戮になったのは俺のせいなんだけど。
いやーびっくりしちゃってね☆曲がり角で運命の出会いをしちゃってね☆
びっくりして俺大得意の大絶叫をかましちゃったわけよ☆んでやべって事で今この状況。
いやーやっちゃったわ!うんうん。まぁ仕方がないよね!
「ていうからっだぁのせいで暗殺やなくなってんけど?ん?」
あーーーーーー!!!なんでゾムさんそうやってすぐにグサグサ言葉使うのー???
ひどいーん!!
「確かにー!」
「どう落とし前つけてくれんねん。あ?」
「ちょっ、こわいこわい!ごめんってぇ!ご飯と武器奢るから許してよ!」
こわいー!!!ゾムさんが反社化してるー!!!
「うーん、、、どうする?ぺいんとさん」
「うーん、、、、まぁそれならいいんじゃない?」
「まぁ俺も最近新しい暗器欲しくなってきた所だったし、、、ええよ!それで許したるわ!」
「よし!じゃあ行こ!早くご飯食べたい!」
「俺もお腹すいたわ!はよいこや!らっだぁ!」
「早く行こ!らっだぁ!」
「はいはい。」
こんなにやらかすのに2人はずっと俺と居てくれる。優しいなぁ。
2人に名前を呼ばれるのって凄い嬉しいんだよねー2人以外は不快でしか無いんだけど。
なんでなんだろうねぇ。
もしかして、、、これが、、、、ガハッw
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「ぺいんとさんって強いやんか。」
「えっ?、、、あ、、、ありがと!!」〈照れっ〉
「んで、らっだぁもあの絶叫以外は強いやんか」
「え〜ゾムが俺のこと褒めるなんて珍し〜」
「絶叫がなければどれだけ仕事効率が上がることか。わかってる?」
「はい。すんません」
「ぺいんとさんもらっだぁも近距離遠距離出来るやんか」
「そうだね?」
「まぁそうだねぇ」
「でも俺はどっちも出来ないやん?」
「たまにな、一緒に居て考えるんよ。」
「ぺいんとさんとらっだぁはどっちも出来るし、強いのに、なんで俺はこんなにも
弱いんかなぁって」
「なんでなんやろうか。実力?経験の差?才能?」
「うーーん、、、俺は十分ゾムさん強いと思うけどなぁ」
「ゾムぅ〜お前の悩みかわいいなぁ〜」
「は?きっしょ。俺一生懸命考えてんねんけど。は?きっしょ。」
「ひどい〜ん」
「今のはらっだぁが悪いね?」
「ええええぇ〜?????」
「ごめんってぇ〜ゾムぅ〜、、」
「、、、、、、まぁええわ。んで、、、、、、何言おうとしたか忘れたわ。もうええわ。」
「えええええ〜???」
「まぁ忘れるってことはどうでも良いことだって言うしね!あんまり気にしない!」
「、、、、、おん。せやな!」
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「らっだぁっ!!!!」
「んー?どうしたの〜?ゾム?」
「ペイントさんが捕まったっ!!!」
「え、、、、どこの国」
「R国やっ!!」
「R国か、、、、、」
「はよ行くでっ!!!」
「うん。」
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「俺はこっちに行く。」
「分かった。俺はあっちに行くわ。」
「「また後で。生きて会おう。」」
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「うぐっ、、、、、、」
『ほら、早く吐かないと死んでしまいますよ?』
「た、、、たとえ、、死んでも、彼奴の情報は、、、、居場所は吐かないっ、、」
『、、、、、はぁ、、、、残念です。』
「ぺいんと!!」〈バンッ〉
『おや?』
「らっだぁ!!来ちゃダメだ!!!」
「え、、、?あ、、、、、あぁ、、、、、」
『あぁ!!やっと見つけた!!私の愛しのNo.1』
「らっだぁ!!!」
『No.1。こちらに来なさい』
「、、、、、、、」
「らっだっ、、、」
『黙りなさい。耳障りです。』〈バンッ〉
「うっ、、、、」
「、、、、ぁ、、、ぺ、ぺいんと!!!」〈バッ〉
「ごめん、、、ごめん、、、俺のせいで、、、、ごめん、、、」
『No.1』
「うるせぇな。黙れや。」〈パァンッ〉
「あ、、、ゾムさんっ」
「らっだぁ、何ビビってんねん。お前らしくないで。」
「、、、ごめん」
「ぺいんとさん。大丈夫?」
「う、、、うん。」
「ごめんな、、、直ぐに助けに行けれんくて、、、応急処置しか今出来ひんねん。」
「大丈夫だよ。ありがとう」
「らっだぁ。」
「、、、、、なに?」
「ここであったことは俺は何も言えん。でも、今でも引きずるのはちゃうやろ。
それに、言わせてもらうけど、、、俺も、ここの被験者や。」
「、、、、え、、、、?」
「お前よりは酷い扱い受けんかったかもしれんけど、人体実験受けて、クッソ理不尽な
暴力受けて、ゴミ扱いされてボロボロのまま捨てられたけどな。まぁんなことはええねん。
やから、お前と同じなやつは居る。今でも怖いなら俺らに言え。相談に乗ったるから。
やからそんななよなよしてんじゃねぇ。俺らは暗殺者や。一瞬の油断が命取りになる。
そんなクソみたいな理由で弱って死ぬとかマジで有り得ねぇし、お前らしくもないし、
俺はお前にはいつも通りでいて欲しい。悲しんどるお前とかキモくて見てられんわ。」
「、、、、、はぁー???なんだとーー!?」
「カッハハハハッwww」
「まったく、、、お前らはブレねぇなぁ、、、」
「お前らはここで待ってろよ?雑魚どもが来たら邪魔になるからな!」
「はぁー!?誰が雑魚だー!!!!」
「ぺいんとさんが1人だと暇になるだろ〜?一緒に居てあげろよ〜?」
「、、、、まぁ、、、そうだな。ぺいんとは寂しがり屋だからなぁ」
「はぁ!?勝手に決めるなよ!」
「まぁまぁ。んじゃ、ちょっくら行ってくるから待ってろよ」
「おー、死ぬなよ〜」
「頑張るわ!」
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「ただいまぁー」
「あ、おかえり〜」
「ゾムさん怪我は?」
「ふーん。俺が怪我をするとでも?」
「してるよね?」
「、、、、、、、はい。」
「ふはははっwww」
「え!?ゾムさん怪我したの!?み、見せて!!」
「大丈夫やで、そこまで酷い怪我やないし、、、かすり傷程度やし、、、」
「へぇ、これがかすり傷に見えるんですねぇ?」
「、、、、、、、俺にはそう見えました。」
「はい強制連行。」
「あ”あ”あ”あ”あ”あ”ぁ”ぁ”っ!!!!やだぁぁぁぁぁぁあ!!!」
「はいおやすみ」〈トンッ〉
「ら、、、、、、」〈カクンッ〉
「まったく、、、、困ったもんだねぇ」
「ゾムさんはすぐ怪我を隠そうとするからね、、、」
「ホントだよ。」
「でも、俺、思ったんだよね」
「なにぃ〜?」
「ゾムさんって、強いよね」
「まぁそりゃあねぇ。ゾムだもん。」
「さっきも怯えること無くあれ殺してたし、弱ったらっだぁの事励ましてた(?)し、
応急処置も的確で、速かったし、」
「うん。」
「なのに、、、なんでゾムさんは自分のことを弱いって言うんだろう、、、」
「さぁねぇ、、、、わかんないねぇ、、、」
「まぁ、ひとつ言えるのは、ゾムは自己肯定感が物凄く低い。かな」
「、、、、そうだね。」
「さて、帰るよ〜」
「はぁ〜い」
「ぺいんとは歩いて帰ってね〜」
「え?」
「いや俺はゾムが居るから」
「あぁ、なるほどね」
「帰りますよ〜」
「はぁーい」
ゾム。俺はお前の事、強いと思ってるよ。それに、お前が被験者なのは正直知ってた。
だって、お前と俺が最後まで残ったんだもん。選ばれたのは俺だったけど。
あの時は、選ばれなかったゾムが羨ましかった。楽な生活送ってるんだろうなとか
思ってた。でも、違ったみたいだね。俺より酷い扱い受けてたんだ、俺は選ばれたあとは
戦うだけだったから楽だったけど、、、、ゾムは研究員達から暴力受けてたんだね、
ごめんね、気づけなくて。それなのに、俺の事励ましてくれてありがとう。
本当、お前は優しいよな、ぺいんともゾムに助けられてここに居るし、俺も、
お前に勧誘されてここにいる。俺たちは、お前に助けられてんだよ。
だから自信持てよ、自分は強いって、弱いだなんて言わないで、胸張っていろよ。
俺たちが認めてやるから。
コメント
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続きがみたいんじゃ ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3ー\\\\٩( 'ω' )و ////ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
rd…最後カッコよすぎかよ…zmが2人助けるところも神すぎる、かっこい( * ॑꒳ ॑* )✨