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アーデルハイトside


あの後は特に何もなく,寮に戻って寝た。

初めてであったからか,自分が”人を殺した”という事実を中々受け止めきれなかった。軍では「敵は鬼畜にも勝る悪だ。放っておけば大切な同志を殺すだろう。その前に殺せ。敵を1人でも多く撃て。」と習った。だが,「鬼畜にも勝る悪」であろうと「放っておけば仲間を殺す存在」だったとしても,”同じ人間”であったことに変わりはない。私が撃った彼らにも大切な家族が居て,苦労して育てた親がいた。多分あの場で私が逃げていれば,私自身は狙われなかった。つまり,「殺されそうであったから先制攻撃をした」という言い訳は通用しないのだ。


👾「う”う”ん …」


うなされている。きっとチェイスも罪悪感と言い表しようのない嫌悪感が胸で渦巻いているのだろう。何と言ったって,自分は人を殺したのだから。



朝になった。みんな各々準備をしている。だが,考えている事は皆同じだった。”昨日したことは果たして正解であったのか”という疑問を抱えている。

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