桃青
桃side ─────────────────────
桃「 おついれでした〜!!」
とテンプレ通り、いつも通りにあいさつをする。
せっかくのクリスマスだからみんなとわいわいしてから会議を終わらせたかったが、メンバー皆
「クリスマスだしなんかしたい」
とか言って 、チャットをそさくさ抜け出し てしまった。
唯一まろだけが予定とかなしに仕事を片付けるとか言って抜けた。
平日なのにも関わらず、仕事を抜けて配信に来てくれたのだし、引き止めるのも申し訳ない。
桃「 う゛〜 … クリぼっち … クリスマス大嫌い( 泣 ) 」
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俺とまろは付き合っている。
もちろん、メンバーには内緒で。
やっぱいれいすの脳とも言えるまろと、いれいすを動かすために動きまくってる俺( 一応頭は良い )が付き合っていると報告したら、
バカ四人衆は混乱しまくって最悪リスナーに伝えてしまいかねないので、
公表するのはタイミングを見計らってからにしようとまろとは話している 。
また、別の理由もあって…
「 いれいす 」というグループに「 メンバー内恋愛禁止 」令を出したのは他でもない俺だ。
そんな俺がメンバー、ましてや相棒と付き合ってるとなると、賛成してくれる可能性は100%ではない。
もちろん、メンバーがそんな人達じゃないということも同性恋愛否定型ではないのも分かっている。
が、思いのまま猪突猛進したら、皆が皆いい思いをするとは限らない。
さらに言うと、まだ正式には付き合っていないから。
相棒として、仕事上いちばん近くにいる彼を何年も見て、
一方的に俺が惚れただけなのだ。
まろは優しいから、もし告白して振られたとしても優しく諦めきれない断り方をしてくれる。
だから俺はまろの優しさにつけ込んで
「 今まろに好きな人いる?いないよね? 」
と聞き、
青「 おらんけど 」
と答えたまろに、
「 だったら俺でも良くない?
いないなら、取り敢えずで俺にしてみようよ 」
とお試しカップルの様な提案をした。
青「 なんやそれ … w まぁええよ 」
予想通りの答えが返ってきたので、
「 じゃあ来年までに俺がお前を惚れさせる。
惚れなかったら別れて良いけど
少しでも惚れたなら正式に付き合お 」
と説明だけして、まろの元を去った。
なので、公表するのは一月以降が絶対条件になっている。
もしまろが一月までに俺に惚れなくて、別れましたってなったら大変でしょ?
メンバー同士気まずくなっちゃう。
だから、別れたか正式に付き合ったか。
付き合ったとしたら、報告。別れたら、何事も無かったかのように いつもと同じ日常を過ごす。
そのためにも、まだカミングアウトするべきではない。
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桃「ん〜…」
リスナーの言う通りイブにも当日にも予定なんぞあるわけがなく、明日もきちんと社長業を進めるつもりだ。
だけど、やっぱり「誰かと過ごしたい」って欲はある訳で…
桃( そういえば、まろとデート行ったことなかったな )
お互い社畜だったりで私生活が忙しく、会う時は大体メンバー絡みでだった。
最後に会議以外で二人きりになったのははたしていつだったか…
誘ってみようか悩んだが、あいつは今、仕事を切り上げてきた分の持ち帰り業務をやっているだろう。
VOICING間の仕事は減らせるにしてもさすがに俺にもまろの本職の仕事を減らすことは到底無理だ。
だが、仮にも恋人だ。
クリスマスくらい一緒に過ごしたい。
まろ、まだ俺に惚れてくれてないみたいだし、この際にまろを俺沼に堕としてやりたい。
あと猶予5日くらいだよ?今日やらなくていつやるのさ。
と、謎の使命感を抱き、一か八かでまろに連絡する。
―某連絡アプリ―
桃「 まろ〜?仕事ひと段落ついたらでいいからさ、今日会えない? 」
――
これ既読つくか?と突如訪れた意味わからん不安は5分後に解消された。
――
青「 今日?なんで?? 」
桃「 えー今日イブじゃん。誰かと過ごしたかったんだけど皆用事あるって言ってたから 」
桃「 まろは仕事なんでしょ?ワンチャン行けるかも的な 」
青「 なんでやねんwま、ええよ〜。仕事終わったらないこん家行くわ 」
桃「やった!さんきゅー!」
――
ピンポ-ン…
桃「 !!はーい! 」
青「 まろで〜す!! 」
桃「 まろ!!入って入って!! 」
青「 うぉっ!?元気やなぁ…w 」
桃「 でしょ!w 」
青「 … w で、なんかするん? 」
桃「 外行きたいな〜って … 思っておりましてぇ … 」
桃「 まろ、仕事疲れてなければイルミネーション見たいな … なんて … ぇ、へへ … 」
青「 なんだ、そんなことか。全然ええよ w 」
桃「 そんな事ってなに ッ!? 」
青「 なんでもないで〜?笑 行こ行こ 」
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外
桃「 ん〜 … やっぱり人多いねぇ … 」
青「 そりゃイブの夜やもんな 」
桃「 あ、まろ。こっち寄って 」
青「わっ w 」
前から人が来てたのでさり気なくまろの腰を自分の方に引き寄せた。
これ結構惚れポイント高いのでは!?⬅残念イケメン
青「 どーしたんよ急に w 」
桃「 え゛」
惚れてない!?(
まろ結構手強いぞ…
いや一年間惚れてないだけで既に手強いけどさ⬅
青「 んわ、イルミネーション見えてきた!! 」
青「 綺麗やねぇ… 」
桃「 … ほんとに。 」
「 ほんとに 」と答えておきながら俺の視線の先はまろ。
目を輝かせてイルミネーションに魅入ってる姿がかわいくて、綺麗で。
今の俺の瞳の中は、青一色だろう。
まろも、瞳の中を桃色に染めてくれないかな。
そのキラキラした表情を、何千個、何万個あるイルミネーションじゃなくて、俺一人に向けて欲しい。
そんな欲が爆発する。
青「 …?ないこ? 」
桃「 ん〜?あ、この後どうする? 」
青「 え、決めてないん!?w 」
桃「 そりゃあね w 」
青「 んー … まろケーキ食べたい … 」
桃「 それいいじゃん!!買って家で食べよ! 」
青「 わ、やったぁ!! 」
このまま泊まらせれば、堕とす事くらい出来るのでは、?
絶好のチャンスじゃん …
桃「…ッ、買いに行こっか 笑 」
やっぱり、クリスマスは嫌いだ。
気持ちが爆発して理性がトびそうになるから。
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次回 欲しい方 いますか 〜?🎶
🔞 です多分 ‼️
速攻 で 書いたので 文法とか ストーリー性
おかしかったり 誤字脱字 あったら 後 で なおします✋🏻♩
みなさん メリクリ です 〜 .ᐟ
コメント
11件
初コメ失礼します めちゃ 、 めろすぎます😖🫶🏻💕︎ フォローきてて 、 小説みたら好きすぎて 、 フォロバしちゃいました 🫶️💞 もし 、 良ければ仲良くさせてください 🥲
好きすぎます...🥲クリスマスを言い訳に堕とそうとしちゃう桃さんすごい好きです😘 続き書いていただけるから見たいです...😖書き方大好きです🥲