明那aid
俺、さっきまでふわっちといっしょにいたのに、なんでいないの。
fw「明那。俺明那のこと、いつからか、恋愛対象で見てたみたい…w」
fw「変だよな、ごめんw…帰るわ」
akn「え、ふわっち?まって..」
fw「…」
行かないで
akn「ふわっちまって!」
止めようとする俺の手を払ったんだ。
ふわっちは泣きそうになりながら俺に謝った。
fw「ごめんッ…」
俺を置いて出て行っちゃったんだ
12月25日
クリスマス。
オレはふわっちの思いに応えれなかった。
応えれな____
いやだ。
そんなの、俺は日記にそう書こうとした手を止めた。
外に出て、ふわっちを必死に探した。
パラパラと降る雪
あたりはほぼ真っ暗になっていた。
akn「雪…綺麗だな…」
akn「ふわっちの家、どこだっけ」
そうだ、思い出した。
akn「応えなきゃ」
akn「ふわっちの思いに応えなきゃ」
akn「”オレも好きだ” って」
せっかくクリスマスの日に伝えてくれたんだから
akn「プレゼントみたい。」
akn「ふわっちからの、”プレゼント”か」
akn「嬉しかったのに、ふわっちからの思いがプレゼントなんて」
akn「嬉しいな。」
akn「でも、オレはさっき思いに応えれなかった。プレゼントを断ったと同じだよね、」
akn「オレって本当に酷いやつ、」
akn「この年、最後の最後まで人を傷つけるんだ。」
akn「俺、…」
akn「行かなきゃ、ふわっちに会いに行かなきゃ」
akn「伝えなきゃ」
ドサッッ___
痛いな。
あ、雪で滑った。
血で綺麗な雪が赤く滲んでる。
視界がなんだかぼやけて、
目から雫が落ちてくる。
オレが悪いのに、
なんで泣いてるんだろ。
バカだな、オレ
ふわっちが大好きなのに、
ずっとずっと恋愛対象として好きだった。
好きな人からせっかく好きと言ってもらえなかったのに
それに応えることができないなんて、
情けないな〜オレ、こんなんで泣くんだ。
だめだ。
行かなきゃ
ふわっちに会いに行くんだ。
akn「いったぁ…w」
立ち上がれよ、
akn「止まっちゃだめ、真っ直ぐ、!」
ずきッとなるような痛みに耐えながらオレは走る
走って
走って
走って
走って
やったとついた。
ふわっちの家
akn「電気ついてる..」
深呼吸をしてから
オレはベルを鳴らす
ピーンポーーンッ
fw「ぁ”ぃ…」
モニター越しに聞こえる声
akn「ふわっちーーー!!!」
fw「明那?」
fw「待って今出る」
やっと伝えるんだな。
オレの気持ち
嬉しい
あれ
視界がおかしい
見えない
何も
ただ聞こえるのは
彼が叫んでる声
明那!!!!????____
何も聞こえなくなった
わかった
オレ
意識失う
雪のせい
雪のせいで伝えれないんだ