―― でね?今日はこんなことがあって…
「貴方のそういうところが嫌いです」
―― え?
口にした瞬間、後悔が沸き上がる。
でも、もう戻ることはできない。そう感じて言葉を続けることにした。
「普通の人と違う私に、平等に接する姿が…」
「私に関わらないでください…」
この言葉が、貴方を苦しめることになるでしょう。私はそれを望んでいます。
―― 急にどうしたの?
―― 話、聞くよ?
「…関わらないでください」
―― …わかったよ、
―― ごめんね
「、、、はい」
笑おうとしたのに、上手くいかなかった。
―― 泣いてる、、
触れられた頬には、何故か涙が零れている。
―― 本当に大丈夫、?何かあった?
「なんでもありません。」
「心配性ですね」
そう言い、私は苦笑する。
それでも貴方は私の本音が聞きたいようですね。
―― 本当のことを言って…?
「私を見捨てないで、」
やはりその優しさに溺れてしまう。
「独りは嫌です…」
「一緒に居てください」
―― うん。いいよ
―― 言ってくれてありがとう
貴方は自分自身が嘘を吐いているとも知らずに話す。
いっそのこと、この優しく暖かな嘘に騙されてしまおう。
どうかそのまま、気づかないままでいてください。
「一緒に逝きましょう?」
やはり私はどこまでも自分勝手でありました。
Picrew の「貴方へおくる」様より
参考にさせていただきました。
是非使ってみてください。
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はくしゅー!