まあ、これは俺たちが体験したお話。
アイツらよりも全然全然いい話。
俺の名前は異世界 太陽(いせかい たいよー)
人と話すことが少し苦手な中学一年生。笑うのことに抵抗があるんだ…
で、でも!こんな俺にも好きな人がいるんだ…
その人の名前が草津 虎孤道(くさつ ここみち)
え?男じゃんって……?
た、多種多様って知ってるっ!?
とまあ、『一番』好きな人なんだよね……
ん、何で一番なのかって?
ほ、ほら、好きな人は二人いるっていうじゃん?その一人は本当に好きな人の上げ役って言うか?そういう感じじゃん?それよ!
そのもう一人っていうのが……
柏 凪(かしわ なぎさ)
結局男かい!って思うかもだけど!なぎさは女の子ぐらい女子力高いの!
メイク上手なんだよ!
※今写してるなぎさの画像はメイクversionです。
なぎさね、メイクを取るとすっごくイケメンなの。ここみちほどではないけど………
ん?ここみちの顔そんなにカッコよくないって?
こ、恋する乙女によくかかるイケメンフィルターっていうやつです!
でも、この二人に恋をしたところで絶対に叶わないであろう。
だって、二人に好きな人いるみたいだし…風の噂ではね
俺の恋は諦め状態だった。
─ある日─
俺はここみちと一緒に帰っていた。俺が誘ったんだ。
言ってなかったけど、俺とここみちは親友なんだ。なんなら、一緒に学校にきてるし。
俺はこの親友という関係を壊したくないから告白してないんだ。絶対引かれるし。
でも、俺たちは思春期中。恋とかには一応興味はある。
「ここみちはさ、好きな人っているの~?」
「うお、急だね!?」
急にこんな話にふったからここみちが戸惑った。
「ごめんごめん、気になっちゃって」
俺は苦手な愛想笑いで誤魔化した。
「うーん、いるよー」
俺は少し胸が痛かった。あの噂は本当だったんだって。涙も出そうだった。ほぼほぼ勝ち目なんてなかったから。
「へ、へぇ、どういう子?」
俺は震えた声で質問した。
「うーん、可愛くて!俺と仲良くしてくれて!どんな俺でも受け入れてくれた人!」
ここみちが大きな声で言った。熊みたいなハイライトがわーいってしてるみたいだった。
俺はここみちの顔を見るのが辛すぎた。俺の喉がつまった。
俺は自分の首を絞めるかのように質問を続けていった。
「その人の性格は?」
「少し人見知りだけど、優しい子!」
「イメージカラーは?」
「赤に近いオレンジ!」
「口癖は?」
「あ、う、うん、そう、だね………だよ!」
「今日会った?」
「何十回も会った!」
そして、回答を聞いている間に思った。
これ、俺くね?
い、いや!そういう子絶対他にいるし!なんせ、可愛い人が好きなここみちだよ!?こんな可愛くない俺のわけがないって!あと、俺、男だし!
あ、多種多様……
「へぇ、最後に会ったのは?」
俺は決定打を付けることにした。これ以上モヤモヤした感じで終わらせたくない。
「あぇっ!?そこまで聞く!?」
ここみちの顔はそのままなんだけど、耳が赤くなってる。まあ、親友だといって好きな人がばれるのは嫌なんだろうね。
俺だって、ここみちに好きな人バレたくないよ。
「………」
俺は力強い眼差しでここみちを見た。
「本当のこと言えば良いんだよね?」
「うん」
俺は頷いた。
ここみちは息を吸った。
「何なら、ずっとそこにいるじゃん」
「え?」
俺は周りを見渡した。俺とここみち以外に人はいなかった。
「あー、自分に自信がないにも程があるよ!たいよーだよ!おかしいよね!親友だったはずなのに恋愛的に好きになるって!」
ここみちは大声で言った。俺は頭がハテナだった。
「(´・ω・`)?」
「(´・ω・`)?じゃなくてさ……いいよ、忘れて、どうせ叶わない恋だし」
ここみちが悲しそうに言った。全然そんなわけではない。俺は……………俺はっ!
「俺もっ………!ここみちのことが好きだったのっ!」
俺の声がめちゃくちゃ響いたのか、カラスが逃げた。
「えぇ?ま、マジっ?」
ここみちは少しニヤついた。まだ顔は赤いけど…
「良かったぁ!俺たち、両思いだったんだね!」
ここみちが俺の肩を掴んでいった。
「ま、まあ?」
俺は目を逸らした。目を合わせたくなかった。
熊のハイライトがキラキラしてる。怖い。一周回って怖い…
「これなら安心だぁ、あんなことしても文句は言わないね!」
ここみちが変なことを言い出した。
「え?」
俺は聞き返した。
「え、犯すってこと」
「え?」
俺はとりあえずもう一回聞き返した。
「つまり、せ」
「もういい!もういいから!分かったって!」
俺は赤くなった顔を隠した。
「え?」
「お、俺!心の準備がまだできないし!あと!俺だから良かっただろうけど!そんなことしたら絶対振られるよ!」
「ええっ!?初めて知った!?」
マジか…………
「こ、今度から気を付けるわ…」
「そ、そうした方がいいよ…」
俺は顔が赤くなりながら冷や汗をかいた。
「………明日、お願い」
俺は顔が赤くなりながらお願いした。
「…え」
そりゃあそんな反応になるよね。
「だから!明日ねってこと!」
「え、ってかいいの?」
「うん」
俺はここみちに聞かれたから言った。ただ心の準備ができてなかっただけだし、ダメとも言ってないし。
「じゃ、じゃあ!明日っ!」
「うん!」
俺たちはそれぞれの家に行くことになった。
─次の日─
今日は学校がない。俺はここみちの家に行くことにした。
「お邪魔します」
「お、たいよぉー!」
ここみちが出迎えてくれた。
「今日は親がいないから荒らしていいよ!」
「あ、荒らすのは遠慮しとく」
俺は冷や汗をかきながら遠慮しといた。
「心優しいなあ、あ、心の準備できてる?」
「もちろん」
俺はもう決心したんだ。
「それじゃあ、こっちきてよ」
俺はここみちについていった。
─ここみちの部屋─
「到着!」
「か、片付いてる!?」
いつも部屋が汚いのに今日は異様に綺麗だった。
「今日のために片付けてたのさ!」
「良かった、心の準備できてなくて」
俺はホッとした。
「なんか今たいよーが変なこと言ってたような…まあいいや」
ここみちはボタンを外していった。
「あえ?!」
「えっ!?」
一瞬、時が止まった。
「え、服脱ぐよね!?」
「う、うん、そうだけど!?」
「だよね!?」
とりあえず、俺も服を脱ぐことにした。
※えっとね、ちょっと中の人、こういうの得意じゃないのでカットします。知識がなかっただけなので、責めないでください。
─終わって数十分後─
なんか疲れた。くらくらする。
「疲れたね」
「だね」
ここみちも何だかんだ疲れたらしい。
「今日はもう帰るよ、疲れたし」
「あ、待って!」
俺が帰ろうとしたら、ここみちが呼び止めてきた。
「な、何?」
「一つ、謝んなきゃいけないことがあるんだ」
ここみちが何のことだか分からないが、謝ろうとしてきた。
「お、俺っ!ただ性欲が加速して、たいよーのことは恋愛的に好きなんだけど!ヤるのは誰でも良くてっ!そしたら、なぎさのことが好きになってって…」
俺はここみちの言葉に少し言葉を失った。俺が二番目に好きな人がここみちの好きな人でもあったんだ。
「俺は確かにたいよーのことが一番好き!なぎさはその次に好きになっちゃって…………俺、浮気性なのかなぁ…」
ここみちが泣きそうになってた。浮気性の人は、なるべく浮気しないように頑張ってるのに、性欲に負けて浮気してしまう人だっている。そりゃあ、浮気された側からしたら嫌だけどさ。
俺はもう嫌になった。もう恋なんて要らないと思った。
俺たちは何のために生まれてきたのか。何で生き物がいるのか。全部。
あの頃はずっとそんなこと考えてた!だけど、ここみちがいたお陰で俺はそんな考えを捨てることができた!それなのに、それなのに!その考えを捨ててくれた人がこんなに暗くなったらもう嫌になる!もう
「分かってたんだよね、俺」
ここみちが話を続ける。
「たいよーが、俺の事が好きなこと、なぎさのことも好きなこと」
「えっ」
俺は固まった。だって、好きだってバレてたんだもん。
「俺、いつ告白しようかなって考えてた、早く犯したいなぁって思ってた」
「こ、ここみち?」
ここみちが俺の腕を掴んでいた。だんだんと力が強くなっている。
「だけど!たいよーはそんな俺を分からずに接していた!もうそれが羨ましくて……」
腕が折れそうだ。痛い。
だけど、何でか分からないけど、あんまり痛い感覚はなかった。
「ねぇ、お願い」
次の言葉は何故かわかる。俺が昔発した言葉。
「「もう、裏切らないで」」
「うっ、吐き気がする…」
俺は画面を見ながら言う。俺はこういう系が苦手なんだ。
「本当、何でこの二人にしたんだろう…」
俺は頭を抱えながら次の標的に移すことにした。
「全然不幸が溜まんないしさ、時間の無駄だったよ」
俺は画面を変えた。
「えっと、この子かぁ……電波少年ねぇ」
俺は画面を見ながら思ったことを言った。
「ん、この子、弟の学校の卒業生じゃん」
俺はその子の学校を調べた。
「ふうん、よし、この標的は弟のデータを見て見よう!ずっと不幸を集めるのはめんどくさいからね!」
俺は弟が収穫してきたデータをあさった。
「これかぁ、よし、見るかぁ」
俺はパソコンにデータを入力した。
「ふぅん、とちの小学校か……」
俺は画面を変えながら見ていった。
「お、厄介者の幸実がいる、へぇ、幸実ってこの小学校だったんだ…」
そして俺は、癖で標的をロックオンしてしまった。
「あっ、でもいいや、楽しみながら不幸溜めれるし!」
俺は、そのままロックオンをした。
「さあ、今回も楽しみだよ」
初めて4000文字いったぜ!(わー、すごいねー)
棒読みやめい!(いや、だって普通に小説家って4000文字いってるでしょ)うっ
ぼ、僕の物語は4000文字は普通いかないの!(えぇ…)
あ、ちなみに次の物語も本編ではあんまり出てこないキャラだけど、以外に重要人物だよ☆
あと、出てきたことがない…
ま、まあ、本編全然進んでないし!?(進めろよ)ちゅ、中学一年生編じゃないと進まない…(おい)あと!ネタバレになるし!(えぇ…)