🦍視点
どんなことを言ったって、僕たちの気持ちは関係ない。
そんなことを言うように、僕の想っている人、ぼんさんとの
任務が入った。
僕だって本当は、さっさとあんな任務終わらせて仕舞いたい。
けれど、ぼんさんが、おらふくんを
おらふくんが、おんりーを想っている限り、
この任務は終わらない。そんなところに僕が口を出したら、
きっとさらにややこしくなる。
だから、僕はあくまで『見守る人』で居なきゃね。
🍆視点
あんな任務が出てから待っていたのは、休む暇もないくらいの労働。
今回の任務も、きっとそのうちに入ると思う。
あんな面倒臭い任務、とっとと終わらせて休みたいけど、でも
ドズさんが、おんりーちゃんを、
おんりーちゃんが、おらふくんを好きなのなら、
多分、解決することはない。
そんなところに俺まで入ったら、ややこしくなるし。
だからきっと、俺は『邪魔なやつ』なんだろうな。
今回の任務は、違法契約の噂が立っている
有名インターネット会社の経営部に侵入し、情報を盗み出すこと。
🦍「じゃあまず、Bキングが変装して侵入しましょうか。
何かあったら、合図を送ってください。」
🍆「いいけど、めんどくさいなあ〜」
🦍「まあ、頑張ってください。」
そうドズさんに励まされる。
まあ、お得意の変装なんだし、チャチャっと終わられせようっと。
🦍視点
ぼんさんが別人になって侵入してから、しばらくすると
電話がかかってきた。
いや、合図を送れって言ったのは僕だけど、幾らなんでも電話はないでしょ。
そんなことを考えながら電話に出ると、
「ドズさ((じゃなくてコング!どうしよう!」
ぼんさんの叫び声が聞こえた。
思わず心配になるぐらい。
「どうしたんですか?!」
と聞き返すと
「変装ばれたっ!」
、、、はあ?
「なんか中に入るのにカードキーいるらしくってさ。
流石にそんなの知らなかったから入ろうとしたら、ブザー鳴って、、、」
まあそれなら仕方ない、、、のか?
「すぐ近く来たから!助けて!」
あたりを見回すと、ナイフを振り回されながら追いかけられるぼんさんが。
何やってるのやら、、、
とりあえずこっそり近づいて、ついてきていた警備員を気絶させた。
流石に殺したらバレるし、また侵入する時のために、記憶だけ消しておこう。
「はー助かった!ありがと〜」
ぼんさんが肩の力を抜いたその時、倒れていた警備員の一人が銃を構えた。
まずい!と思った時にはもう遅い。
バンと大きな銃声音が部屋に響く。
撃つのを止められないなら、せめて。
ぼんさんをこちら側に引き寄せる。だが僕が少し前に出過ぎたようで、肩をかすめる。
「ぐっ、、、」
銃を撃った警備員を完全に気絶させ、応急処置で腕に紐を巻く。
ぼんさんはそれを見てオロオロと僕の周りを回ったり、
「ごめん!」「大丈夫?」と何度も言う。
こんな子供っぽい所とか、やっぱり男でも可愛いと思ってしまう。
やっぱり、、、
🍆視点
俺が油断してたせいで、ドズさんが撃たれてしまった。
命に別状は無さそうだけど、やっぱり俺のせいで撃たれたのは嫌だ。
何度も謝ると、大丈夫ですって笑顔で言ってくれる。
こう言う優しいところも、かっこいいなって思う。
やっぱり、、、
見守る人
たとえ だったとしても、この恋は隠したくないな、、、
邪魔なやつ
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