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『episodes3 決意と始まり』
【廃墟】
オ「殺しちゃった」
夢「…………は?」
オ「いやぁ〜人間ってものすごく脆いんだね!」
夢「いや、冗談だろ?」
オ「そうだ!アザラシの鳴き声の真似でもしようか!?」
夢「オッド。」
オ「僕の特技はピザ回しなんだ!」
夢「オッド!」
オ「……本当なんだ」
オッドはどこからともなく宝箱を出し、蓋を開けた
中に入っていた死体は 紛れもない。瀬戸口守だった。
オ「…ごめん、悪気はなかったんだ…テル君と友達になるために…」
夢「どうするんだよ…」
オ「…」
夢「守…」
俺は守の額を触った
作り物のマネキンを触っているような感触がする
平熱が37度ほどある熱い守は、今や氷のように冷たくなっていた
夢「…」
オ「…僕が、守君の代わりになる」
夢「………………は?」
オ「僕、守君になれるんだ!ほら見て!」
そう言うと、オッドはステッキを振り
守そっくりの見た目に変身した
オ「どう!?そっくりだよね!?」
夢「……………」
コイツはどこまでも頭がおかしい。
守に変身できるからってなんだ?守はもう帰ってこないのに
夢「…もう、放っておいてくれ」
オ「ま、待って!」
夢「…」
オ「守君を!戻す方法があるんだ!」
夢「…もう死んでるんだぞ、守は!」
オ「だけど…!生き返らせる方法がある!」
夢「………」
オ「夢の中で…戦うことだよ」
夢「夢の中で…?」
オ「そう!さっきみたいな戦いを!二日に一回!」
夢「……そうすれば、本当に守は生き返るのか?」
オ「あぁ、僕がどうにかしてみせる!だからこのゲージがいっぱいになるまで」
オ「戦ってくれないか?」
オッドは空っぽのゲージを取り出す
ほんとに戦ってゲージを満タンにすれば、守が生き返るのか?
オッドの言うことを信用していいのか?
…わからない。わからないけど…
俺は少しでも守の生き返る可能性を信じたかった。
だから…
夢「…わかった、戦うよ。」
オ「…!そうか…!それなら話が早い!戦いについて僕の知る限り説明するよ!」
夢「…頼む」
オ「まず何から聞きたい?」
夢「…戦いってどうすればいいんだ?」
オ「えっとねぇ、ポケットに手を入れてみて」
夢「…あ」
ポケットの中に、異物が入っている
取り出してみると、それは小さな水鉄砲のキーホルダーだった。
オ「戦う時はそれを握って、少し銃のイメージをするだけ」
夢「…わかった」
オ「戦いは2日に一回!夜の12時になったら勝手に転送される!」
オ「戦いは怪物を倒すまで終われない」
夢「…それって1人で戦い続けるのか?」
オ「…いやぁ、テル君以外にも戦ってる人はいるよ」
夢「そうなのか…!?」
俺以外にもこんなことをしている人がいる?
オ「一緒に戦うことはできるけど、そうするには現実世界で相手と握手しなきゃいけない」
夢「でもどうやって戦ってる人を見つけるんだ?」
オ「ふふ〜ん、そのためにコレがあるのです」
オ「たったらーん、プレイヤー探知機〜」
聞き覚えのあるリズムを口ずさみながらオッドが出したのは
四角いゲーム機のようなものだった
オ「お詫びとして、テル君だけ特別に贈呈しちゃいます!」
夢「…ありがとう」
オ「さて、結構説明は終わったけど、他に聞きたいことは?」
夢「…守は、守のことはどうするんだ?」
夢「学校とか…家とか…」
オ「それはねぇ…」
【次の日 学校】
オ「こうするんだよ!」
夢「…」
次の日
俺の目の前には、守に完璧に変身したオッドの姿があった。