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⚠️可哀想(
⚠️自傷
嗚呼どうしようか。
気づいた時には雲が太陽を覆い隠して居た。
「今日、、雨予報だったか、。」
小さくて小さくて。
それでも存在している雨粒が頭に当たる。
皮膚に冷たい感覚が走った。
今の俺に出来ること。
「連絡か、?」
否、携帯を先程川に投げ捨てた。
あれじゃあもう既に潰れている。
全て遅いのだ。
川に戻ろうが、家に帰ろうが、太宰に会おうが、首領に会おうが。
相手が何も気にしなかったらいい?
違う。
俺は、
「俺は、ッ」
「そんな事があったって言う記憶があるのがもう嫌なんだ、!」
こういう時、どうすれば、?
先程よりも大きくなった雨粒が風に吹かれて後ろからやってくる。
嗚呼、、帽子、、置いてきたか、
行き場の無くなった手をポケットへ動かすと何か硬いものが当たった。
之は、、
「カッター、か」
カッターは袋に入れずポケットに入れていたな。
一塁の望みにかける為、俺は傍にあった公園のトイレへ駆け込んだ。
「は、ッ、、ひでぇ顔、」
濡れて濡れて、可笑しくなった人の顔が鏡の向こうには存在した。
腕を捲る。
傷の薄くなった左腕に、
___ゆっくりとカッターを押し付けて引いた。
シュッ
人気も無いトイレに雨音と混じって掠れる音が聞こえた。
何かが切り裂かれる音。
皮膚が切れる音?
否。
___快楽が開放された音だ。
傷が赤い線を成して形どっていく。
所々には真っ赤で美しいビー玉が光り輝く。
もう一度。
次はさっきよりも強く。長く。
ジュウッ、
傍から見るとなんとも不快な音なのだろう?
それでも俺には快感にしか感じなかった。
先程よりも早く形を成して造られたビー玉は限界を迎えて腕に巻きついて遂には落ちる。
雨で濡れた腕に巻きついたビー玉は薄く、広範囲に広がっていく。
「疲れたな、、」
真っ赤になった腕を無造作に洗う。
真新しい傷が水圧で広がる。
「痛ッ、」
染みるけど、もはや其れも快楽のようだった。
服に染み込んだ雨が冷えて体の体温を奪っていく。
そういえば、、
「今、、服、、太宰に着せられた私服のまんまか、」
シンプルな灰色のパーカーに、黒い長ズボン。
まぁ、なんでもいいんだけどな。
なんだか5日程たった感覚だったが2時間しか経っていないみたいだ。
俺はポケットに入っていた十円玉で電話ボックスから太宰に電話をかけた。
「もしもし?どちら様ですか?」
「あー、俺だ。中也だ。」
「ん?え、中也!?」
「そうだって」
「急に連絡取れなくなったって聞いてビックリしてたから安心した、、。落ち着いたの?」
「嗚呼。携帯は雨でぶっ壊れたわ。今思い返すと俺やべえこと言ってて普通に引いたわ笑」
「え、壊したの?笑、、、でもまあ中也に勝手に意見押し付けちゃった私も悪いから。ごめんね。」
「おう!」
いいんだ。
これで。
まだグルグル回る視界で受話器を掛けようとするが何度も落とす。
心配かけた。
自分の中の自分を殺そうとした。
そんな恐怖があっても、俺は越えられなかった。
今のずっと耐えて守ってきた日常が壊れることが。
きっとこれからも変わらず生活を続けていくんだと思う。
過去にこんな事があったけど、気にするのは俺だけでいい。
そんな事を考えていたら家に戻ってきていた。
ガチャ
玄関で靴を脱ごうと足元に視線を向けた時、
冷えた身体が限界を迎えた。
視界が暗転し、身体がぶつかる衝撃を感じる。
バタ
俺は玄関で倒れた。
___
もう初めから何も変わりたくないとでも言いたい様に。
えーと、おわりです!!!!!
意外と閲覧数多くて焦ってます主です(˙▿˙)
あとお気づきの方もいるかもしれませんが、あらすじにもある通り、3割はノンフィクションです。
どこがなにかとは言わないけども、
実体験を柱に作った作品です。
中也と太宰さん、どっちが主だと思います?
何はともあれ!
完結して良かった良かった!
HappyENDかな?
めりーばっどえんど?
なんか曖昧だな
まぁそういうのが好きなんですけど!!!(バカデカボイス)
この作品の合計が3000いいねを超えたら何が実体験か描きますね(需要なし)
では!またの世界でお会いしましょう!