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あの後何事もなくルカの屋敷に帰って来た
何故かあったゲームコーナーへ行き神崎さんとシュリが格闘ゲームをしている
シュリ「凄い，良く避けているわね」
神崎「恥ずかしいななんだか」
杉野「闇ノさんは笑いながら褒めつつ，神崎さんはおしとやかに微笑みながらだが2人の手つきはプロだ！！」
奥田「すごい意外です
神崎さんと闇ノがこんなにゲーム得意だなんて」
シュウ「シュリは生粋のゲーマーだからねえ」
たまたま遊びに来てたらしいシュウが言った
神崎「…黙ってたの
遊びが出来ても進学校（うち）じゃ白い目で見られるだけだし
でも，周りの目を気にしすぎたのかも
服も趣味も肩書も逃げたり流されたりして身につけてたから自信が無かった
アキラ君に言われて気付いたの
大切なのは中身の自分が前を向いて頑張る事だって」
アキラ「私は思ったことを言っただけですよぉ」
あたし達は暫く遊んで大部屋へ戻る
〜男子部屋 No視点〜
男子部屋では気になる女子ランキングが開かれていた
其処にカルマとヒーロー達，カルマによって巻き込まれたサニーが入って来る
カルマ「お，面白そうな事してんじゃん」
磯貝「カルマ達，先生方
良いところに」
木村「先生とお前等クラスで気になる娘いる？」
前原「皆言ってんだ逃げらんねーぞ」
サニー「俺居る？」
リト「まぁ良いじゃないですか！」
ウェン「カルマ君から言ったら？」
カルマ「…うーん，奥田さんかな」
カゲツ「意外や。何でなん？」
カルマ「だって彼女怪しげな薬とかクロロホルムとか作れそーだし
俺のイタズラの幅が広がるじゃん」
…絶対にくっつかせたくない2人である
星導「俺達ヒーローは成人してるからそういう目で見るのはちょっとなぁ」
リト「てか俺嫁いるし，ついでに言うと今嫁は妊娠中だからな」
カルマ「へえ，そうなんだ…」
男子&ヒーロー&サニー「え”っ！？」
イッテツ「待ってリト君！？
え，え，妊娠は初耳なんだけど！！」
星導「結さんの妊娠ガチ初耳」
渚「宇佐美さん既婚者なんですか！？」
リト「別に俺が既婚者でも良いだろ」
はは，と磯貝が苦笑した
磯貝「まぁ…皆，この投票結果は男子の秘密な
知られたくない奴が大半だろーし
女子や先生には絶対に…」
磯貝が何かに気付き窓を見る
そこには殺せんせーが居りメモをして逃げた
前原「メモって逃げやがった！！殺せ！！」
国木田「待て此の蛸！！
人のプライバシーを侵しやがって！！」
殺せんせー「ヌルフフフ
先生の超スピードはこういう情報を知るためにあるんですよ」
〜男子部屋視点終了〜
〜女子部屋 No視点〜
コトカ「へぇ，イリーナ先生２０歳なんだ！」
片岡「経験豊富だからもっと上かと思ってた」
倉橋「ねー」
ルタ「毒蛾みたいな伽羅の癖に…」
イリーナ「それはね濃い人生が作る色気が…
誰だ今毒蛾つったの！！」
今気付いたの？
シュリ「まぁまぁ，女の賞味期限は短いものよね」
イリーナの隣に腰掛けながらシュリが云う
イリーナ「そうよ
あんた達は私やシュリ，シキナギ達と違って…危険とは縁遠い国に，地域に生まれたのよ
感謝して全力で女を磨きなさい」
それを聴いたシュリは薄らと笑いビールを開け口を付ける
岡野「ビッチ先生がまともな事言ってる」
みさき「なんか生意気〜」
イリーナ「なめくさりおってガキ共！！」
彩香「じゃあさじゃあさ…
ビッチ先生が堕としてきた男の人の話聞きたいんやけど！」
倉橋「あ，興味ある〜」
イリーナ「フフいいわよ
子供にはシゲキが強いから覚悟なさい
例えばあれは17の時…」
シュリ「ねえねえイリーナ」
イリーナ「何よ」
シュリ「あそこに殺せんせー居るわよ」
シュリが指を刺した先には殺せんせーが紛れていた
イリーナ「おいそこォ！！
さりげなくまぎれこむな女の園に！！」
殺せんせー「いいじゃないですか
私もその色恋の話聞きたいですよ」
中村「そーゆー殺せんせーはどーなのよ
自分のプライベートはちっとも見せないくせに」
中村がそう云うと他の女子が声を上げる
コトカ「そうだそうだ！人のばっかりずるいぞー！」
みさき「先生は恋話とか無いんでますか？」
ルタ「そうだよ
巨乳好きだし片想いくらい絶対あるでしょ？」
殺せんせーは何も言わずに逃げた
イリーナ「逃げやがった！！
捕らえて吐かせて殺すのよ！！」
〜女子部屋視点終了〜
〜No視点〜
烏間先生が居る所にアキラ，奏斗，雲雀は避難していた
アキラ「原因分かんないけど最後は暗殺になりましたね」
アキラがしみじみと言った
奏斗「そうだねー」
そんなところに殺せんせーが避難してきた
殺せんせー「いやぁ危ない所でした」
雲雀「うお，吃驚した！？」
烏間「どうした
さっきから騒がしいか」
殺せんせー「生徒達に恋話を吐かされそうになりまして」
アキラ「何故に恋話…？」
殺せんせー「私だって過去の恋話などゴロゴロありますしねぇ
この手足で数え切れないぐらいのね」
奏斗「その話は…君の手足が2本ずつだった時の話？」
殺せんせー「………」
奏斗の問いに殺せんせーは何も答えない
奏斗「じょーだんですよせんせー。 忘れて」
殺せんせー「……懸命です奏斗
いくら旅先でも手足の本数まで聞くのは野暮ですから」
〜ルカの部屋〜
サニー「元気だなあ」
ルカ「俺の部屋避難場所じゃないんだけど！」
ぷんぷん，とそんな効果音が似合うような顔をしてルカはサニーに言った
ルカ「後悔，してる？アイに冷たくしたこと」
サニー「まぁ，してる。でも遅過ぎた
あの時電話に出たのはコトカだって気付いてた
でも俺は，妹の事を何も知ろうとしなかった
アイの前でアルバーンの事を本当の弟みたいに扱った
それがどれだけ屈辱的だったんだろうな
俺は何も知ろうとしなかった。全てが本当に遅過ぎたんだ。アイが今，何をしてるのか，どこにいるのか俺は分からない
きっとコトカに聞いたって，はぐらかされるだけだろうな」
ポツポツとサニーの懺悔は空に消えていった
ルカはただ，どうすれば良いのか分からず，見ているだけだった
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