テラーノベル
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「んー…」
「あ、起きた?」
「…起きた」
机から体を起こす千空。
「なんとびっくり!もう夕方だよ〜?よく寝たねぇ、千空ちゃん」
「…まじか」
窓の外はとっくに橙色。
「コハクちゃんとか、クロムちゃんも心配してたよ?スイカちゃんはお花摘んできてくれたよ」
「おー…」
まだ寝ぼけている千空。
それを見たゲンが茶化す。
「千空ちゃんて、目覚め悪いタイプなんだ」
「知らねぇよ」
千空は相変わらず雑なボケを雑に流す。
「え待って、千空ちゃんこっち向いて?」
こっち向いて、と言いながら千空を覗き込むゲン。
「寝癖ついてるwww」
「は?」
「珍しいね」
「…うるせえな」
もともと寝癖のような髪に寝癖がつき、さらにちぐはぐになっていた。
「写真…そうだ、スマホとかないんだった。無念…」
「お前、人の寝癖撮るためにスマホ使ってたのか?」
「まっさかぁ。もちろん他にも使ってたよ」
「信用ならねぇな…」
ゲンは小さくあくびをする。
「なんか俺も眠くなってきた…千空ちゃんのせいだよ?」
「んでだよ」
「連日徹夜させてんのは誰だっけ?」
「さぁな」
「信用ならないのは千空ちゃんでしょ…」
目をこすりながら立ち上がる。
「ふぁ…ちょ、俺ジーマーで無理だこれ。今日は寝かせてもらうよっ」
「今日くらいは見逃してやんよ」
「あらあ、千空ちゃんったらやっさし〜」
「てかどこで寝るつもりだよ。また立ち寝してたらさすがに笑うぞ」
「どうしよっかな〜…」
目が閉じかけて首が傾く。
「今日はここで寝る。さっきの千空ちゃんみたいに」
「あ゙ぁ゙?作業できねえじゃねえか」
「千空ちゃんだって、今日くらい休んでもバチは当たらないでしょ…」
「バチ云々の話してねぇ…こいつまじで寝やがった」
机に頬をつけて寝息を立てる。
「チッ。自分の布団あんだからそっちで寝ろや…」
くどくどと文句を言いながら、結局追い出そうとはしなかった。
夜はだらだらと更けていく。
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郁不
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