ーーー前回のあらすじ
…え、またボク?
キミたち、ボクのこんな文を読むなんて、 よっぽどヒマなんだね…。
どこぞの予備学科みたいにお人好しだよ。
はぁ、それで前回は…
あぁそうだ。皆、結局体は元に戻ったけど、今度は才能が変わっちゃったみたいなんだよねぇ…。
どうしたの?……ボクの才能?
…さぁね。秘密だよ。…だって、分からない方が面白そうじゃない?
じゃ、そろそろ本編にどうぞ。
ーーー七海サイド
…
……
………
七海『ん……』
目が覚めた時、私にあったのは驚きだった。
七海『も……戻ってる…!?』
体がやっと元に戻ったのだ。
七海『良かった…。……日向くん、今頃何してるかな。』
…うぅん、最近日向くんの事をよく考えてしまう。
私はCPUだから、特に感情は無い…ハズなのに……
七海『……ねむい…。』
落ちてくる瞼を擦り上げ、漸く私はベッドから起きた。
…
あれ……??
いつもはこのままゲームをするはずなのに……?
いや、ゲームはバラす物……
ってあれ? なんだろう、何か違和感を感じる。
すると……
コンコンコン!
日向(剣道家)『おーい、七海〜!!』
……日向君だ。噂をすれば何とやら……みたいな感じなのかな?
と、そっと私はドアを開けた。
ガチャ……
日向(剣道家)『おっ!七海、おはよう!』
そこに居たのは、やはり日向くんだった。
でも……何か違う気がする。
七海(?)『……あれ、日向くん、その剣どうしたの?』
そう、日向くんの方には、剣が携えられていた。
日向(剣道家)『あ〜、えっとな、体は皆戻ったみたいなんだが…今度は才能が入れ替わってるみたいでな。
……今の俺はコレが無いと落ち着けなくてな……。』
七海(?)『そ、そうなんだ……。』
まさかの事態に呆然としてしまう。
日向(剣道家)『あ、七海は自分の才能が何か分かったか?』
七海(?)『うーん……』
日向(剣道家)『何か思い当たる節でもあったか?』
そういえば、朝起きた時に何か……。
七海(?)『えっと……朝起きた時、ゲームをバラしたい?みたいな事が……。』
日向(剣道家)『おぉ!七海、それは左右田のメカニックじゃないか!?』
……確かに言われてみれば、そうかもしれない。
急にメカをバラしたくなってきた……かも。
七海(メカニック)『なるほど……。』
うーん、どうせなら日向くんの才能が良かったな…なんて。
日向(剣道家)『じゃ、俺は他の人の所に行ってくるな!』
七海(メカニック)『わかった。行ってらっしゃい、日向くん。』
……たまには、こういう体験も……良いかもな。
【現在確認】
超高校級の???(日向創)→超高校級の剣道家(辺古山ペコ)
超高校級のゲーマー(七海千秋)→超高校級のメカニック(左右田和一)
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