ノベル版です!!!!
なるべく本編に沿って描くつもりです!
表現や少しのセリフ違いがあります!
修正してる時もあります!
それでもいい方は…
先に原作?を読んでから来てくださいね!
じゃ
ーある崩壊しかけている世界。
ここは百年に一度、生贄を捧げなければならない。
「陸」、「海」、「空」をそれぞれ越えられるものが生贄になる。
数十年に一度。それに適応したものが生まれる。
その中でも「空」を越えられるものは全て越えられるため、1人で生贄になることもできるー
ーだが、3人全員捧げなければ永遠の平和は訪れない。
1人が生贄になり、また百年後に危機が訪れるか、3人が生贄になり、
永遠の平和が訪れるか。
果たして今代はどうなるのだろうか?ー
今代の 3人の 記録
リク(陸)
16歳。男の子。
元気で活発。
食べるのが好きなようだ。
陸の生贄となるものである。
カイ(海)
16歳。女の子。
活発、優しい。
リボンを気に入っているようだ。
海の生贄となるものである。
クウ(空)
16歳。性別不明。
冷静。
少し毒舌。
空、百年の生贄となれるものである。
陸、海、空の生贄達
第一話
リク視点。
リク(陸)「はぁ~ 」
いつものような朝。ふとため息を漏らす。
カイ(海)「何?リク、どうしたの?」
急に問いを振られた。正直少しびっくりした。
リク(陸)「いやさ…めっちゃお腹減った!」
カイ(海)「はぁ…?さっき食べたでしょ?」
リク(陸)「さっきって…1時間前じゃんか!」
カイ(海)「はぁ…」
「そんなにお腹減ったならクウに頼めば?」
リク(陸)「いいな!それ!ってクウはどこだ? 」
カイ(海)「多分キッチンとかに居るわよ。」
リク(陸)「おっけ!」
「さんきゅー!」
一通りの会話を交えた後、キッチンへと向かった。
ガラガラ…
扉を開けたら話通り彼?が居た。
白い肌は、日に照らされてより白く輝いて見える。
クウ(空)「……」
黙々と作業してるクウの居る部屋の中、皿を洗う水の音だけが響く。
リク(陸)「クウー!」
クウ(空)「何?どーしたの。」
彼?は面倒くさそうに答えた。
リク(陸)「お腹減ったんだよ〜!頼む!もう一食作ってくれ!」
クウ(空)「はぁ…自分で作れば? 」
冷たい返事が返ってきた。まあ、当然と言えば当然だが。
リク(陸)「俺料理苦手なんだよ…知ってるだろ?」
「なぁ!お願いだって!」
必死に頼んでみた。
俺やカイの料理の下手さはクウも知ってるはずだ。 だからこそ際立つのだが。な。 ほんとにすんっっごい料理うまいんだよな。クウ。
クウ(空)「はぁ…今回は特別だからね。」
「僕だって暇じゃないんだからさ。」
よっしゃ!珍しいな。
…心做しかめんどいなぁ、っていうオーラが見えるぞ…?
リク(陸)「おっしゃ!ありがと!」
クウ(空)「じゃあちょっと時間かかるから待ってて。」
がちめに嬉しい。クウは作るの早い上に美味いし。最高。
リクは嬉しそうに、胸を高鳴らせながらキッチンを出ていった。
クウ(空)「…はぁ」
「相変わらず子供だな、リクは…」
彼?は少し笑みを浮かべながら呟いた。
まあ、その本人に届くことはないのだが。
リク視点
帰ってきた。
リク(陸)「カイー!」
そう呼ぶと、カイは呼びかけに応えるようにこちらを向いた。
カイ(海)「お、どうだったの?」
少し期待の交じったような声で聞かれた。
いつも通りの笑顔で。
リク(陸)「いいって!!」
そう言うと、カイは少し安心したような…呆れたような表情でこちらを見た。
カイ(海)「よかったじゃん!」
にこやかな表情でこちらをみつめる。
その目はとてもまっすぐだった。
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第一話「いつもの日常」前編
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