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BL注意〈wt/br×kn/病みパロ〉
エイプリルフールネタじゃぁぁぁぁあああい
kn.side
俺は色々と「吐き癖」がある。
と言っても、実際嘔吐してしまう訳では無い。
嘘に関しても吐き癖があるようで。
恋人であり親友であり仲間であり、更に”グループのメンバー同士”という関係でもあるbr。
そんなbrだけは俺自身のことをよく分かってくれているような気がして。
これを依存というのか、br以外信じられない、brとずっといたい、というような気持ちが日に日に強くなっていく。
もちろん他メンバーのことも様々な場面で信用しているけど、中でもbrは格別だ。
こんな俺でも突き放さずにずっと居てくれる。
何か悩みや困難に直面した時、それをずっと大丈夫だと嘘を吐く。
それでもbrはわかってくれて。
誰よりも信じることが出来る。
brはいつでもそばに居てくれて。
そんなbrだから大好きで、大好きで。
ずっとbrと過ごしていたい。
でも、迷惑だけはかけたくないから。
嘘を吐いて迷惑をかけないようにして。
brにもずっと好きでいて貰えるようにして。
…ただ、本当はどう思ってるかなんて、俺が知る権利は無いけど。
*ピーンポーン
家のインターホンが鳴る。
この時間帯にbrが来ることは知っていた。
だからそのままドアを開ける。
勿論br以外の誰でもなく、優しい表情で手をひらひらと振っている。
kn「じゃ、中入って」
br「お邪魔しまーす」
kn「お茶入れるから待ってて」
br「ん、ありがと〜」
簡易的だがbrの分だけ紅茶を用意する。
br「knが淹れたこのお茶、凄い好きなんだよね」
kn「そー、?ありがとねっ」
何気に褒められたようで嬉しくなり、つい笑がこぼれてしまう。
kn「あ、あと話って?」
「俺は一生しないけど別れ話とかなら聞かないよ?w」
br「そんなんじゃないってw」
こんなくだらない間を挟んでも笑って反応してくれる。
やっぱりそういう所も大好きだ。
br「あのさ、ちょっと言いづらいけど…」
「僕…wt辞めようか迷ってるんだよね」
kn「っえ…?」
br「勿論もし辞めたとしても辞めなかったとしても、knとの関係すらも辞めるとかは考えてないし」
「knとだけでも今まで通りやれたらな…って」
俺とだけでも一緒にいてくれるような、俺としては嬉しい感覚がどこかにある。
が、wtを辞めるとなると、ちょっと変わってくる。
俺はもしbrが辞める決断をしてもwtには残る。
だから会える時間がまた少なくなってしまうような気がする。
今までは何気なく実写撮影とか旅行動画とかそういうので会う機会は多々あったけど、それが全てなくなるということだ。
勿論プライベートで会うことはあるけど。まぁ多分プライベートの方が多い。
br「…knとしてはどう?」
kn「俺は…brがいなくなるってなったとしてもwtは辞められない」
「勿論brともずっっと一緒にいたいし、でもbr程じゃないけどwtメンバーともいたいし…」
本命でずっといたいのは言わずもがなbrだ。
ただbrだけとは限らないけれど。
kn「でも、brがどうしてもって言うなら、俺に止める権利はないからさ」
br「…そっか」
「可愛いねぇknは」
kn「んー?どしたん急にぃw」
br「辞めたいっていうの、嘘だよ?」
kn「へっ…!?」
br「ほら、今日エイプリルフールでしょ?」
「まだ12時回ってないし」
kn「うー…!」
確かに今は4月1日の11時過ぎ。
エイプリルフールが通ってしまう時間帯だ。
kn「じゃあwtは辞めないってこと?」
br「そーゆーこと、なんでも素直に信じちゃって可愛いねぇ?」
「いつか誘拐でもされそうで怖いんだけどw」
kn「そんなんされないし!br以外に興味ありませーん」
br「わかんないよ?他の誰かもknに興味あるかも」
kn「全力で拒否するわ」
br「頼もしいw」
こうして楽しく話せる時間は幸せで。
brへの愛に対する嘘なんて吐いたことは無いしこれからもしないつもりでいる。
ただ、こんな嘘で笑いあって楽しく過ごして。
ずっと一緒にいる時間だけが続けば、嘘なんて要らないから。