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《唇膏の秘密》
(楽屋の化粧台で🌺奨が🦊蓮のリップグロスを拾い上げる)
🌺奨:(ふと見つめて)「蓮…これ、俺のと同じ味だな」(指でキャップを転がす)🍊
(先週自分が無くした限定品と完全同一)
🦊蓮:(慌てて奪おうとする)「返して!」(耳が赤くなる)🎧
🌺奨:(高く掲げて)「なんで俺のと同じやつ持ってる?」(ふと気づき目を細める)「まさか…あの時?」
(先月、二人きりで楽屋に閉じ込められた夜。🦊が「唇が渇いた」と言ったので🌺が貸したあのグロス——)
🦊蓮:(うつむいて黙り込む)「…」
🌺奨:(そっと顎を上げて)「返さずに取ってたのか」(親指で下唇を撫でる)「試してみようか…」
🦊蓮:「え?」
🌺奨:(自分の唇に塗り直し)「どっちの味が濃いか比べるってのは」(距離を詰める)🍊💋
(柑橘系の香りが二人の間で混ざり合う——🌺のは鮮やかなオレンジ、🦊のは少し褪せたパールオレンジ)
🌺奨:(一呼吸置いて)「やっぱり…」(鼻先を擦り合わせ)「俺の方が甘いな」
(🦊が俯いた睫毛の先に、こぼれそうなグロスが光っていた)✨
🎨 記号解説
🍊:共有されるフレーバー
🎧:隠された秘密の音
💋:比較という名の口実
✨:とろけそうな証拠
(🌺の「比べる」発言は完全な口実で、実際は🦊が使い込んだグロスの味を確かめたかっただけです💘 パール入りグロスは🦊の「こっそりお揃い」願望の証拠品でした🔍)
500~❤️🙏🏻