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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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主が最近、ウィンドブレイカーの焚桜と哉真桜にハマってしまったので書いちゃいます。


注意⚠️

・下手くそ

・駄作

・原作改変

・たきさく、やまさく地雷な方は回れ右





心底愛されてみたかった。



俺は桜遥。幼い頃からこの容姿を貶され、誰にも求められず、愛されず、ただ1人だった。


『髪色が白黒なんて気持ち悪ぃ』

『オッドアイなんて不吉だ』

死ぬほどそんな言葉を浴びせられ、表面上は反応しないようにはしていた。が、心は耐えられなかった。


夜な夜な泣いては自分がなんで生まれてきたのか、なんで生きてるのかをひたすらに考えていた。


そんな俺を助けてくれるのが暴力だった。俺にどんな言葉を浴びせてこようが殴ればもう何も言ってこない。ただ怯えた目でこっちを見るだけ。


これでいいんだ。







俺が暴力に頼り始めてから数年。今日も俺は突っかかってきた奴らを倒れるまで殴り、黙らせる。

でも、何か足りない。最近はよくそう感じる。

殴ったら気が晴れるはずなのに、心にぽっかりと穴が空いたような感覚。そんな感覚に怒りを覚え始めていると、一人の男が声をかけてきた。


「なぁ、お前いい目してんなぁ♡」


「誰、お前」


「俺は棪堂哉真斗。お前の敵じゃあねぇよ。

なぁ、お前、俺と来いよ。」


「…は?」


突然の誘いに驚く。俺と共に来い、という男はニヤ、と不気味に笑う。


「お前に惚れたんだよ、なぁ、もう一度言うぜ?俺と来いよ。」


「ッ〜〜!!!////」


瞬時に自分の顔の温度が上がった感覚がした。今までそんな言葉が掛けられたことなんて、なかった。


「…ハハ”ッ”…お前、可愛いなぁ♡」


そう言われ、もっと体が反応してしまう。

こんな、言われ慣れてない言葉言われたら恥ずかしい。さらに顔が赤くなってる気がした俺は、こんな顔見られたくない、と思い必死に隠した。


「おぃおぃ、なぁに隠してんだ?綺麗な顔なのによォ?」


「おい」


いつの間にか棪堂と名乗る男の後ろから男が出てきた。真っ赤な髪に、金のグラデーション。まるで、燃え盛る炎のようだ。それが俺の抱いた感想。


次の瞬間、そんなやつと、目が合った。


「焚石じゃねぇか!珍しいな、お前が来るなんて!」


さっきより楽しそうに棪堂が話し始める。しかしそれを阻止するように焚石と呼ばれた男は棪堂を殴った。


「、 は?」


仲間なのに殴った?なんなんだこいつら


「…お前、名前は。」


何を考えているのかよく分からない表情の此奴に、名を聞かれる。


「…桜。桜遥」


「………焚石矢だ。覚えておけ。」


それだけ答えて、そいつはどっか行った。


しばらく沈黙の時を過ごしていると棪堂が口を開く


「桜ァ、お前、焚石に気に入られたみたいだぞ?珍しいぞ?アイツが何かに関心を持つなんて…♡」


あれが気に入った奴に向ける態度か?などと考えていると棪堂が問の答えを聞いてくる。

俺は少しばかり悩み、答える


「…つ、着いてって、やるよ///」


その回答を聞き、棪堂は嬉しそうに笑みを浮かべこっちに近づいてくる。少し警戒の体制をとろうとするがそんな隙も与えぬ間に棪堂が俺を抱えた。


「……はっ?///おま、何、!」


棪堂は愛するものでも見るような目で俺を見て、そっと頭を撫でこう言った。


「落ち着けぇ、桜、俺らの家に連れてくだけだ♡これからよろしくなぁ!」


悪い気はしなかった、むしろ、嬉しかった?

俺はそのまま連行された。







「はぁ〜つまんねぇ〜… 」

最近は強い奴が居ない。だから焚石も熱い戦いをしてくれないし…俺は強いヤツと戦う焚石が好きなのに…


独り言を言いながら夜の散歩をしていると近くから打撃音がした。


「…暇だし、ちょーっと見てくっかね。」


俺は、音が聞こえる方へと近づく。


ドカッ、という鈍い音が段々と近づいてくる。


この角を曲がった先かなぁ、そう思い、曲がる。


そこに居たのは白と黒の左右で色の違う髪に、ネイビーブルーと琥珀色のオッドアイの男。月明かりに照らされてやけに神々しく見える。そんな男を見て、俺の物にしたい、俺だけのものにして、俺だけを見てほしい。そんな事が頭によぎった。俺は不意にその男に声をかけていた。


「なぁ、お前いい目してんなぁ♡ 」


その男はその言葉を聞き、赤面した。なんだ此奴、急に可愛くなるじゃねぇか。さらに言葉を紡ぐとまたまた顔が赤くなる。けど、そいつは可愛い顔を隠しちまった。なんで隠す、と聞くと同時に後ろから焚石が来た。

珍しく俺の所に来た焚石に声をかけるが殴られてしまった。まぁいつもの事なので痛みが引くまで待っていると、焚石は自ら自己紹介をし、去って行った。


例の男は桜遥と名乗っていたな。


色々悟った俺はそれを桜に伝えると、何かを考え始めたようだ。そんな桜にまた問う。俺らに付いてこないか、と。

少し間を置き桜は答えた。


「…つ、着いてって、やるよ!///」


やっぱりこいつは可愛い、俺は桜に近づき、抱きかかえて俺らの家に連れていく。

桜が暴れるもんだから頭を撫でてやると何故か静かになった。


焚石も気に入ってるぽいっし、これからの生活が楽しみだなぁ♪


俺は鼻歌を歌いながら帰った。

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