コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
最近、あなたは名前を呼んでくれなくなったね。
こんなに近くにいるのに。
一緒にゲームをしたり、家でご飯を食べたり。
周りの子にはあたしのことは見えてなかったみたいだけど。
でもあなたの友達には見えていたようだね。すごいや。
あたしがあなたの友達になって、二ヶ月ぐらい経ってあなたは名前を呼んでくれなくなった。
最近は体が薄くなってることがあたしにもわかる。
あなたは仲良くできる友達も見つけたから、もうあたしはいなくても大丈夫かな。
今あたしはあなたの部屋にいるよ。
あなたは今、学校で仲良くできる友達と一緒に遊んだり勉強しているのかな。
最近あなたは帰ってこないね。
友達のお家にいるのかな。
あたしは嫌だ。
このまま忘れられて消えてしまうのは嫌だ。
でもあなたはこのままあなたの道を進んでいくんだね。
その道の先にあたしはいない。
それが正解なのかもしれない。
でも…ね。
やっぱりあなたに忘れられたくはない。
ああ。
忘れられて消えていくのか。
でも、あなたと一緒にいれてよかった。
あなたがまた、名前を呼んでくれたらいつでもまたあたしはあなたの横にいれるようになる。
だからまた呼んでよ。いつものようにさ、
「瑠璃」って。
そうしたら、あたしも言うから。
「薫!」って。
ねぇ。また呼んでよ。そうしないと、あたしはもう本当に消えてしまう。
「ッッッッ!」
夢か。体中が汗ばんでいる。幽霊って汗も感じるのか、と一人で発見する。
横で伊織が寝ている。
それにしても、夢で出てきた女の子は誰だったんだろうか。
死ぬ前の友達かな?
あたしは今日も可愛い。
最近は友達のさおりと一緒に横浜を歩くのが趣味。
横浜って海がすごく綺麗じゃない?
もちろん、可愛い洋服を着て。
さおりは軍服ロリィタみたいな洋服を着る。
最近は朝夢を見る。
知らない青い髪の男の子と一緒にいる夢。
あたしはその子に会ったことがある気がするけど、思い出せない。
あれ、あの人、夢の中の人にすっごく似てる。
まぁいっか。