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L月

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L月

5 - 純愛

♥

2,067

2025年03月12日

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なんか瘡蓋くらいのグロがあります。



━━━━━━━━━━━━━━━


L  早く来てください。待てません。



馬鹿馬鹿しい、ほんとうに馬鹿馬鹿しい。

そして何よりも、こんな事に乗っかってる自分が恥ずかしくて仕方がない。



L 入れますよ?


月 わかったから……


月 早く終わらせて、捜査に戻りたい。


L 善処します。


嘘吐き、ほんとはもっと触れ合ってたい。

恥ずかしがってる自分を見られたくないだけ、


竜崎の奇行のせいで、とうとう自分までおかしくなってしまったのかと、ふと思う。

よく考えれば僕は耳を触られるのが嫌いだ。

なのに、僕が嫌いな物さえも竜崎は変えてしまうんだ。恋というものは本当に恐ろしい。


ゴリゴリと、僕の耳介をLが持つ棒が貪る。

ぎこちないが、心地よい。

耳掃除にも性格がでるのかな、Lらしい掃除の仕方だな。そんな事を考えていた。



月  い”ッ……!


その瞬間激痛が走った。少し驚いて、つい声が出てしまった。痛みを言葉に表すのは難しいが、 昔の傷をガリガリ削るような、そんな痛みだった。


L え…傷?ごめんなさい。わざとではありません。


月 いいよ、そんなことわかってる。


L …この傷誰に付けられたんですか。


月 え?



……多分、前の潜入調査の時に、縛られて、耳の中に強引に耳栓を入れられ、塞がれた。その時に付けられた傷だと思う。(一話参照)

正直言うと、とても痛かった。

だけど、そんな事言ったら竜崎に心配と後悔しか与えない。適当に言い訳でも考えてやり過ごすのが1番良い判断だと思った。


月  あ、ああ。前に自分で引っ掻いたんだ。結構ざっくりいっちゃって…


まあ、これでいいだろう。

そこまで深堀する内容でもないから、ぱっと思いついた言い訳を口にした。

だけど、


……Lはそこで下がる男ではなかった。


L 違いますよね?自分で引っ掻いたとしても、外耳道の奥深くに傷ができることはない。


月 ………はぁ、


L なんですか、早く教えてください。


でた。僕の恋人のめんどくさい所。

顔では平然としてても、内側では万年束縛野郎なんだ、こいつは。

僕の全部を知りたがって、僕の気も知らずにズカズカとプライベートを探ってくる。


月 …潜入捜査の時。


L それで?


月 耳栓強引に入れられた。それだけ。


L はあ……そういうことはもっと速く教えてください。


月 …別に竜崎には関係ないだろッ!


まずい、Lを怒らせてしまったかも。


L ……関係あります。そもそも、その潜入捜査に向かわせたのは私です。部下…いや、恋人の傷を上司が癒さないで誰が癒すんですか。

それで、恋人に隠し事があって悲しまない人間はいるんですか?


月 どの口が言ってるんだよ。お前なんて僕に隠してる事なんて山ほどあるじゃないか、本名、誕生日、数えだしたらキリがない。


嘘を吐きまくってるLがなんて事を……と思い、咄嗟に自分の口から反論の言葉が溢れ出してしまった。


L 確かに月くんの言う通りです。私には数え切れない程の秘密がある。だけど、言わせないようにしてるのは月君では?私達は恋人同士ですが、Lとキラ容疑者でもあります。


月 ……そこまで言う必要ないじゃないか。……僕だってそんなに言われると、傷つく…


L ごめんなさい。でもこれだけは言っておきたい、月くんは私の本名を知りたくて仕方がないと思います。だけど、心のどこかで知りたくないという思いが爆発している。それは、本名を知ってしまったら私との関係が変わってしまうから。夜神月はキラだった。だからこそ、月くんは私の名前を知ったら殺すか殺さないか、極限まで悩むと思います。


月 僕はキラじゃない。……だ、だから。僕はLを殺せないし、殺す気もない……


L そうですね。私的にも月くんより先に死ぬのは億劫です。私は、Lを殺すか、殺さないか、極限まで思い悩む夜神月が愛しいと思ってしまいます。恋は盲目、と言うものです。


ただの耳掃除なのに、何故こんなにも重い話になってしまったのか。だけど僕にとってLと過ごす時間は有意義で、かけがえのない時間。

こうやって言い合う時間も大切にしたい。


月 …なあ、僕たち、キラを捕まえたら一緒に暮らせなくなってしまうのか?


L いいえ。私は月くんがいないと、知らぬ間に首でも吊って死んでいると思います。ダメなんです、私は。月くんがいないと。


月 そうか……嬉しいよ。



2人で過ごす時間は、きっとこれからも続く、だからこそ、2人で育む時間をもっと暖かくしていきたい。


僕の恋人は、回りくどい言い方を使う。

だけどその内容は僕に愛を伝える文。分かりずらいけど、僕の事を本気で愛してくれてるのは伝わる、幸せだな、僕。


竜崎は、これまでに見たこともない優しい微笑みを見せた。素敵だな、そんな事考えていた。


そう言って知らぬ間に僕は眠りに落ちてしまった。




━━━━━━━━━━━━━━━


あの申し訳ない、今更月くんがキラ設定なの思い出しました。文章構成おかしかったら申し訳ない……death。


あと良ければリクエストを……書かせて頂きます👽ྀི

R18書きたいんだけど、恥ずかしいのでフォロワー様限定で書くかもです、


それと、フォロワー様70人めちゃ嬉しいです♡


この作品はいかがでしたか?

2,067

コメント

5

ユーザー

フォロワー70人おめでとう!ストーリーも絵も天才的なめのちゃん…いつも尊敬してます❣️

ユーザー

70人おめでとうめのさん゛!!!💓💓 ほんとに文章構成が天才的すぎて毎回驚いてる🥰 これからも頑張ってくださ💋💋

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