コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
そんな事を考えていたら 、彼女が不思議そうな声をあげて起きた 。
2時間弱理性に抗ってた俺を褒めて欲しい 。
彼女は起きるなり
” 迷惑かけてごめん “
なんて言うけれど 、それが嬉しいのに 。
Nq)疲れてるよね 。隈酷いよ ?
蒼)最近 … ここ2日はよく寝たんだけどな 。
Nq)疲れは2日で取れません 。
蒼)… そうとも言うかな 。
Nq)もうちょい寝ててもいいけど 、どうする ?
蒼)流石に起きるよ 。 これ以上何かしてもらうのはなるせに頭が上がらないわ 。
Nq)ずっと土下座しててもいいんだよ ?
蒼)嫌すぎる 笑
そう言う彼女はまだ無理をしていそうで 。
本当に心配になる 。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
俺は賭けに出る 。
本当に凄い賭けだ 。
Nq)あ 、そういや今日泊まっていきたいんだけど良い ?
蒼)ん … まあ良いんじゃね ?
Nq)なんで疑問形 笑 ありがと 。
蒼)… だるまにライバル意識芽生えてる ?
Nq)別に ???
蒼)はいはい 笑 これ以上は追求しません 笑
… 許可されると思わなかった 。
だるまの事に対してはノーコメントで 。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
その後はお互いの時間を過ごした 。
俺は作詞してたけど 。
彼女の家に居ると 、色々と集中出来る 。
そんな中 、ふと思った 。
Nq)あお戻ってくんのか … 。
蒼)確定じゃないけどね ?
Nq)分かってるけど 、戻りたいっていう気持ちが嬉しいの 。
蒼)… 戻ったら 、コラボしてくれる ?
Nq)ぜひ 。
蒼)よっしゃ 。復帰一発目はコラボで行こう 。
てか今相談してこようかな 。
Nq)は ? がち ?
蒼)うん 、今結果出た方が良くない ?
Nq)それは … そうだけど 、
蒼)じゃ 電話してくるね ー 。
前から思ってたけど 、あおって行動力の塊だよな 。
…… ぁ 、戻ってきた 。と思えば 、この世の終わりみたいな顔してる 。
嘘 、終わった ?
蒼)なるせ ー … ?
Nq)… どうだった ?
蒼)… いける 。 また 、活動できる !!!
Nq)良かったぁ … 。
蒼)ありがとね 、背中押してくれて 。
Nq)俺なんかした ?
蒼)無自覚 こえ ー 。
Nq)は ???
蒼)ほんとに 、ありがと … 。
Nq)ぅえ 、… 泣かないで ?
そう言えば 、彼女は泣き出してしまった 。
相当考えて 、悩んで 、思い詰めていたんだろうな 。
蒼)… 頭撫でて 。
Nq)落ち着いたと思ったら … 我儘 。
蒼)悪い ?
Nq)… ううん 、偶には良い 。
… 頭撫でられるの 、苦手なんじゃないの ?
蒼)克服した 。なるせのおかげで 。
Nq)… あっそ 。
彼女の方から要求されるとは思わず 、少し動揺した 。
” なるせのおかげで “
この言葉1つが 、どれだけ俺を苦しませると思っているのだか 。
どんどん好きになっちゃうでしょ 。
蒼)なるせには助けられてばっかだな 。
Nq)俺もあおに助けられてるけどね 。
蒼)、? そうなの ?
Nq)あおも無自覚じゃん 笑
蒼)無自覚組ってことで 笑
これは事実だ 。
彼女が辞めてから曲作りにも手を出した俺だが 、歌詞が降りて来ずに朝から夜まで椅子に座りっぱなしなんてことがあった 。
どうしても辛くて 、彼女にメッセージを送った 。
そうしたら 、真っ先に通話してくれて 。
” 悩みすぎないで 、気分転換に何処か行かない ? “
と言ってくれた 。
その一言に 、どれだけ救われたか 。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
夕飯を食べたあとはただ夜が更けていくだけ 。
蒼)てか 、風呂湧いてるけど入る ?
Nq)入ろ ー かな 。
あお家の風呂に入れる 、マ ?
着替えも貸してくれる 、マ ?
あやばい 、これもう風呂入れないわ 。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
風呂を出たあと 、あおが服をくれた 。
冗談のつもりだったんだ 。
欲しいって言ってくれる奴なんていないじゃん 。
そのまま彼女も風呂に入りに行って 。
1人の時間を過ごす 。
1人が寂しい 、何て考え出したら 。
明日からどう生きていけば良いのだろう 。
蒼)上がりました 。
Nq)… 髪結べるんだ 。
蒼)ぎりね 。まじでぎり 。
Nq)どっちも超似合ってる 。
蒼)… さっきから思ってたんだけどさ 。
Nq)何よ 。
蒼)なるせは私の親か兄弟かペットか何かなの ??
Nq) あはは ッ 笑 何それ 笑
蒼)だって !! お風呂行く時も 待ってるとか言うし 、今もどっちも似合ってるとか言うし !!
Nq)… ーーーーーーー 、 ーーーー 、
蒼)今なんて ?
Nq)何でもない 笑
その言葉が聞こえていれば 、
” 恋人って選択肢はないんだ “
と 、通常の声で言っていれば 。
何か変わったかもしれないのに 。
日和ったなぁ 、俺 笑
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
蒼)じゃあ寝ようかな ー 、
Nq)よし来た 。寝よ 。
蒼)なるせにはベッドで寝て欲しいです 。
Nq)… じゃあ 、2人でベッドで寝よ 。
蒼)名案すぎて泣きそう 。
Nq)泣かれたら困るからやめて 。
蒼)すみませんでした 。じゃ 寝よ ?
Nq)… ん 、
一緒に寝るの許可されるのまじかよ 。
それこそ理性保たない 。
… 彼女に無理して 「 はい 」 の返事をさせていたらどうしよう 。
そんな不安が脳裏を過ぎる 。
蒼)『今日楽しかった?』
Nq)『なんでめっせーじなの』
蒼)『聞きづらくて』
Nq)超楽しかったし 、いい気分転換になったけど 。
でも 、そんな不安は彼女もだったようで 。
俺が返事をした後に満足気な表情をしていて 、俺まで安心した 。
Nq)おやすみ 。
なんて一言をかけた後 、彼女は直ぐ眠ってしまった 。
別に期待外れなんて思ってないけどね 。
脳内ピンクさんは捨てたんだ 。
… でも 、 ハグくらいなら許されるよね ?
事故 って嘘吐けそうだし 。
彼女を抱き締め 、そのまま眠気に抗わず身を預けた 。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
Nq)ん … 、
時計を見 … ようとしたが 、彼女からも抱き締められていて動けない 。
動けはするのだが 、起こす訳にもいかないだろう 。
え 。冷静に考えて抱き締め返されてるのやばくね ?
いや 、俺も彼女も事故だ 。
そう 。 事故だから 。仕方ない 。
俺は彼女を起こさないようにベッドを抜け出し 、リビングへ行く 。
時計を見れば午前8時で 、俺にしては早起きすぎるくらいだ 。
流石に帰るか 。
身だしなみを整えてから彼女を起こしに行く 。
Nq)あお ?
蒼)…… ん … 、
Nq)起きて 。
蒼)あと5分 … 。
Nq)それさっきも言ってたからね ?
蒼)記憶にないからセーフ … 。
Nq)起 ー き ー て ー 。
蒼)… は ぁ い 、
ちょっと待って 、えろいかも 。
Nq)ん 、偉い 。… てか 、俺もう帰るけど 。
蒼)… まじ ?
Nq)うん 。長居しても悪いし 。
蒼)そっか 、分かった 。またね 。
Nq)今度は俺の家来てよ 。
蒼)行こうかな ? 笑
Nq)絶対だからな ? 笑
蒼)はいはい 笑
そう言って彼女の家を後にする 。
彼女の服を身にまとって 、まるで彼シャツみたい 。
1人になるのは寂しいけれど 、独りじゃない 。
そう考えるだけで 、安心出来る 。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈