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#にじさんじBL
蒼月
3,639
小柳君が飲まされていた物
それは記憶が朦朧とする薬
それと血の量を加減する薬
多分この薬で思うままに小柳君を狼と人間に変えていたのだろう
そしてもう一つが体を治療する薬
これは銀の破片で体が弱り切らない様に飲ませていた様だ
全ての薬はそのままやめて良い様だったが、銀の破片だけは早めに取ったほうが良いと言われた
ラボに確認するとすぐにでも取ってもらえるとの事だった為、俺はまだ眠る小柳君を抱えてラボへと連れて行って破片を探して取ってもらうことに成功した
これで安心できる
そう思っていたのに‥‥
「‥‥ぅ‥‥うぅ‥‥」
「小柳君?」
「ゔ‥‥うぅ‥‥っ」
始まった
ラボに行って言われた事
薬漬けにされた小柳君がこれから襲われる禁断症状
どのくらいで治るのか‥‥
「小柳君‥‥大丈夫ですか?」
「うぐっ‥‥うぅぅ‥‥」
そのくらいのタイミングでようやく人間の姿でいる時間が長くなってきた
それでもまだ体が入れ替わるタイミングで痛みが増すのか、ベッドの上で暴れている
「頑張って小柳君‥‥このくらい平気だろ?」
「っ‥‥ゔぅっ‥‥ぅあぁっ!」
自分の爪で首元を引っ掻こうとしていた
俺はその手を掴み、俺の手の甲にその爪が立てられる
もう彼の体はボロボロだ
これ以上傷付けないで欲しいのに
「ぐっ‥‥あ‥‥ゔっ‥‥」
「‥‥痛っ‥‥‥‥」
「‥‥っ‥‥‥‥ほ‥‥しるべ‥‥?」
「っ!小柳君⁈」
「ゔぅっ‥‥ほ‥‥し‥‥あ‥‥」
「俺の事‥‥分かるんですか?」
「星導っ‥‥なんでっ‥‥俺は‥‥」
ようやく記憶を曖昧にする薬が切れたんだ
でも意識が戻ったことにより、更に苦しさは増している様だ
まだ全部抜け切れてないとはいえ、こんな嬉しい事はない
けれど‥‥
「今小柳君に残ってる薬を抜いているから‥‥もう少しだけ我慢して」
「俺はっ‥‥ゔっ、うわぁっ!」
「小柳君⁈」
少し話せただけで彼の身体はまた狼に戻ってしまう
それでも狼の姿に戻ると体が落ち着くのか、しばらくすると静かになり、寝息が聞こえてきた
「‥‥戻ってきた‥‥小柳君が‥‥」
「‥‥‥‥‥‥」
白銀の毛を撫でてその毛に顔を埋めた
もう少しだ
もう少し頑張ってくれ‥‥
俺には見守ることしか出来ないから
いつの間にか俺も小柳君の枕元に頭を擡げて眠っていた
そんな俺の頭に手が触れる
「‥‥‥‥ん‥‥」
「‥‥っ‥‥ゔっ‥‥」
「‥‥ん?‥‥小柳君?」
「‥‥‥‥て‥‥‥‥助けてっ‥‥」
「えっ⁈どうかし‥‥‥‥」
俺が勢いよく立ちあがろうとした時
小柳君の手が俺を捕まえる
これは‥‥
.
コメント
6件
すごい心臓ギュッってなる、やばい
第8話、読み終えました。小柳君が飲まされていた薬の正体が明らかになって、しかも禁断症状が始まる展開…胸が締め付けられました。「星導」って名前を呼んだ瞬間、思わず声が出そうに。意識が戻ったのに苦しみが増すっていうのがまた切ない。最後の「助けて」の後に手を掴む描写、あれは助けを求めてるのか、それとも別の意味があるのか…続きが気になりすぎます。設定の裏付けがしっかりしてるので、世界観にどんどん引き込まれますね。